気功のひろば
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2018.10.22

腰を楽に 〜10/14京都

朝日カルチャー京都、第二日曜午後「季節の気功」は
お話が半分、実習が半分。
東山が見え、椅子式で楽な講座。

リピーターの方と初めての方のバランスもよく、
その時に応じたやさしい調整で、深く心身が変わっていく
とてもよい時間になっています。

10月は「腰を楽に」をテーマに。
*腰についてはもう一度、11/17(土)大阪・中之島
「腰痛になる心理」と題して、実習とお話が。
心と腰の関係について、ひきつづき解き明かしていきます。

2018/10/14 於:朝日カルチャー京都「季節の気功」天野泰司
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*腰を楽に

腎臓はウエストの上あたり、比較的高い位置に左右2つある。
2つある臓器は、両方いっぺんではなくて、片側だけが疲れる傾向があり、
腎臓の場合は、同じ側の腰も疲れてくる。

片側の腰が疲れてくると、体がねじれて、
おしっこを我慢してイライラしているような
何でも「イヤ」と否定したい感受性が湧いてくる。

「すべて嫌」なのは、心の問題ではない。
腰を強くしていくことで、素直な感受性が育つ。
子供の腰を弱くするのは簡単で、やろうとしていることをできなくすればそうなる。
思う通り、やりたいことをさっとできる環境が、強い腰と
素直な心を育てる。

腰が強くなる時期は、小学校5、6年から中学生、
思春期と呼ばれる、性の力が発達する時期。
自主性、主体性は、性の力と直接関係している。

多感な時期でもあり、楽しいこと、悲しいこと、より大きく感じる。
それは今の時期(秋)も同じ。
感覚がよく働く=自分にとって良くないものは避け、必要なものを取れる、
動物的な感覚。鈍ってくると生命の危険が生じる。

大人はどうやって、自分の腰を楽にするといいだろうか。
足を温めるのもよい。
足湯、なでること。

[実習・足裏、甲を両手でなでる、足の甲のてあて〜
ひざをなでる〜内股をなでる〜体をゆっくりねじる、楽なほうを大きく]

[実習・立って動く
イヤイヤ、ねじる動作を加えた秋バージョン。

*体は変わる

足裏、膝、内股、腎臓、側腹、後頭部左右は連動している。
このなかで、今日はここかな、いまここをしたいな、という1・2箇所をていねいに。
チェックすることが、ケアにつながる。

違和感があること=悪、ではない。
「あのせいでこうなったかな」と理由付け、意味づけををすると、固定化したり
連鎖しやすい。
体は一瞬で変わる。そこに、理由は必要がない。

がんばるのは、自分のやろうとしていることを越えること。
運動会で怪我が多いのは、やはり無理をしているから。
無理をすると体を壊しやすい。

楽しくやっていることには、無理がない。
運動会も、大好きな人には無理はなく、
運動会大嫌い組、には大きな負担。
強制して、大好きにならせる必要はない。

心は移り変わり、自由に動いている。
体は変化する。それが、生きているということ。
その状態に還っていく。

心には波がある。
悲しんではいけない、と動きを止めてしまうと、浮き上がれず停滞する。
自然な感情の流れに任せて、泣きたい時は真剣に泣くと、必ず心が上向きになり、楽になる。
子供のように、さっと気分を変えて。

幼児期は、嫌なこと、大変なことがないように周囲が心を配る。
大人になってからは、自分で頭にふれる。

*頭にふれる

[実習・頭にふれる〜首にふれる〜感情活点のてあて]

「活点」は、野口晴哉氏が整理したいくつかのポイント。
「感情活点」は、みぞおちの左下、肋骨の曲がり角。

この時期は、「頭にふれる→ゆっくり動く」という流れがよい。

*ゆっくり動く

[実習・心がおちつく やさしい気功

(純)

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