気功のひろば

ブログ

2019.10.20

いのちの学校・はぐくむ

こどもを授かる可能性のある方、まとまった話を
天野から聞いておきたい方などを対象に、
「いのちの学校」を開講しました。

 気功協会には、ご家族のペア会員が18組、当日は5組のペアが。
私たちも含めて、6組プラス女性達で
生命を成り立たせる不思議な力、そのあたたかさ、
大きさに包まれる一日でした。
午前のお話から。次回は「更年期」11/4です。
(純)

 2019.9.16 於:アスニー山科 和室
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

*体の感度を上げる

妊娠出産にはさまざまな情報があふれるが、技術以前に、
まず大切なことは「自然を取り戻す」=「体の感度を上げていく」こと。
感度が上がれば、不自然なことがあれば自然に調整されていく。
その上で、手に負えないことや、
その部分の自然が立ち遅れ、敏感になってほしい時には、気を集めていく。
普段の気功と何も変わらない。

体の中で、とくに性の働きと関係のあるポイントを知って、
一通り観察したり触れていくと、自然に気が集中して、
体がなんだか変わってきた、いい感じになってきたなと思う。
そうした、自然な変化が大事。
方法や技術は多くあるけれど、本来「しなければならない」ことは、ない。

*骨盤と性の力

「妊娠・出産」イコール「腰椎・骨盤」。
性の働きが潤滑で元気だと、生きている楽しみは大きい。

女性は骨盤の横幅が広く、動く範囲が大きい。
骨盤が豊かで張りがある、それは性の力が大きいということ。
毎月、生理という出産の予行演習があり、
骨盤が開いては閉じてゆく。
そのゆったりしたリズムが「女性的な気持ち良さ」、
持続力のある集中感。
男性は、強く収縮した後に大きくゆるむ気持ち良さ、と言える。

開いていって、自他の境がなくなる。
溶け込み、受容する。
ゆるみきったところから、閉じていってまとまる。
生理の時に、その気持ち良さを味わう。
痛みがあったり、辛さがあっても、そうしたことをふと意識してみるとよい。

骨盤のそりがあることが若さ、
骨盤の位置が落ちて、性の働きが鈍るのが老い。

*今ここにいない、誰かのために全力で

男女が一緒に生活していると、2人の体が映し鏡のようになる。
女性が妊娠すると、男性の体にも反映し、同じ兆候が表れる。
だから妊娠以前に、2人でこうして学び、体に落として、
互いに、そして自分で調整していくと、すごくいい子が生まれてくる。
多くペアで参加していただいて、「よくここまで来たな」と
今この機会をとても幸せに感じている。

新しいいのちを育んでいこう、という気持ちが今ここに充満している。
見守る立場の方も含めて、「いのちを大事にしていこう」という気持ちが大切。

「私の」子供、「私の」赤ちゃん、という意識を手放すと
「はぐくむ」感覚が生まれる。

実際に子どもがやってきた時も、その感覚は全くない。
もちろん、遺伝的要素はあり、似ていたりするが、
どこからか、私たちを選んで、見ず知らずの新しい魂はやってくる。

今ここにいない誰かのために、全力で生命を開花させる
サポートをするのが、夫婦というペア。
そのひとの個性・能力が一番発揮される状態にもっていく、
そのために、妊娠前の・妊娠中の体を整える。

女の子が生後13ヶ月、男の子が15ヶ月までがいちばん大切。
成長して、思春期を終えたらサポートも終えていく。
性の働きが盛んになり、完成する頃。

「いつか出会えるかもしれない、新しいいのちのために」体を準備する。
「新しい生命の座」、体を玉座のように。
緊張感を持って頑張るのではなく、とことん気持ち良くゆるめること。
生活に、生理時に、行為に、出産に、
体の底から気持ち良い、ゆるみと引き締まりを感じていく。
それは、気功をしたりお散歩をすることでも味わえる。

お互いに大切にし合って、新しい命ができてくる。一人では妊娠しない。
男性は、毎日が排卵日。体を整えることに大きな意味がある。
体が、その決意をするかどうか。

[実習・てあて〜頭部活点と妊娠活点]お互いに。
[実習・足のてあて]膝にてあて、上下に動かし、膝裏てあて。内股、足首、くるぶしをなでる。
[実習・足首まわし]足首をそれぞれまわしたい方向へゆっくりまわし、横になって、のび。
足=骨盤、違和感を抜くことが大事。

待つことが大切。
自ら育つ、大きくなる、学ぶ。すべてオートマチック。
打撲にだけ注意して、打つことがあればなるべく早くてあてする。

[実習・立ってうごく]体の底から気持ちよく。
気功をしたり、お散歩をしたり、骨盤の動く気持ち良さを培う。
生理も、出産も、気持ち良さがある。それを探す。
気持ち良さを培う=性の力を培うこと。

*生理のときは

生理の1日目、2日目、骨盤が開いていくのを足湯でサポートする。
3日目がいちばん開いて出血も多い。ちゃんと開くと、閉じやすい。
目の温湿布で、精神的な緊張を抜くとゆるみやすく、とてもほっとする。
4日目以降は、卵巣のてあてをし、次の排卵にそなえる。

気をつけることは打撲、とくに女性の腰から下。
手首の緊張。手首が狂うと腰椎が狂い、子宮の位置が変わる。
あたためるか、ふってゆるめる。

生理中、妊娠中に目の温湿布をするのもよい。
ほっとすると、骨盤がゆるんで開く。
妊娠とは、骨盤が開いていくこと。それを滞らせないようにする。

*妊娠は勘

妊娠初期、2ヶ月目くらいから骨盤が開いてきて、気持ちもほわん、としてくる。
スムーズに開いてこない時に、つわりが起きる。
骨盤が開いてくると、安心感が湧き、受容的になる。
初期の頃に、「自分のしたくないこと」をしない。
勘がよくなって、ピリピリした感じがする頃。
シビアに、「自分のしたいことをする」。

骨盤は、最後の4週で少しとじる。気持ちもすこし閉じた感じになり、
おなかが少し小さくなって、4週で生まれる。

[実習・耳下腺のてあて]ひとりで・お互いに。
てあては、互いの命に対する礼。
いのちを大切にするありかたにつながる、いのちをはぐくむ原点。

こどもを授かりにくいときは、体の準備が遅れている。
とりもどす第一が、耳下腺のてあて。
二番目は、胸腺のてあて。
行為の後で、甲状腺のてあてをするとよい。
子どもを迎え入れる感覚で、行為をしていくとよい。

妊娠は勘。体が勝手にそちらへ動いていってしまう。
排卵を体で感じるようにするのが、最高の誘導。

2019.02.26

春を迎える気功〜新しい年を造る

2/24、急に春のような陽光。
午後から、山科で「春を迎える気功」の講座。
体調不良の方も多く、参加は8人と、贅沢な時間を過ごしました。
とてもいい講座になりました。(純)
・・・・

冬から春へ切り替わっていくこの時期に、自分の身体へ
全面的に、ていねいに集中することは
体の持っている夢を叶え、一年の礎になる。

春は、生まれ変わりの季節。
終わってゆき、生まれてくる。
新しい年が始まる流れの中にいま、ある。

気持ちがいいこと。幸せを感じること。
今の状態は置いて、ゼロから、
なんでも起こりうる、空っぽな、いま生まれたような心持ちで
今日を過ごしていこう。

[実習・「季節の気功」春のページから、あくび〜ゆれる]
[夢体操]
相手の後ろに座り、背中にてをふれて
ゆっくりとお互いに気持ちよくゆれる。

人は、互いに支え合い、かばいあい、相手が幸せであることを喜び、
また幸せになってもらいたい、と願う本能を持っている。
人だけが、何年も何年も、子育てをする。

ゆれていると、相手の気持ちよく感じる処へ自然に手がゆき、体が動く。

私の気持ちよさが増すと、相手の気持ちよさが増し、
相手の気持ちよさが増すと、私の気持ちよさが増してゆく。

自分の夢がかなうことは、周りの人の幸せに直結していて
周囲の人の夢がかなうことは、私の幸せに直結している。
夢がかなうことは自然で、互いの益に適うこと。

こうして動いていると、気楽に、私の夢を実現していく道が拓けてくる。

[春の健康法〜楽しいことの空想]
骨盤の開いてくる春には、楽しいことをふと思うのが、とてもよい。
いま、楽しいことを空想するのが難しいときは
時間を遡ってみよう。

(山科の和室の部屋で、畳の長辺を使って後ろに歩く)
畳一枚を10年として、ゆっくり後ろへ歩きながら
今〜10年前までの、楽しかったことを思い出す。
あと1枚。ゆっくり後ろへ下がりながら、20年前までの
楽しかったことを思い出す。
もう一枚。ゆっくり後ろへ下がりながら、30年前までの
楽しかったことを思い出す。

畳を一枚またぎ、その一歩で生まれる前に戻る。

何もないところから、一歩前に踏み出す。30年前の私。
畳一枚分をゆっくり前に進む。20年前までの楽しかったことを思い出しながら。
もう一枚分、ゆっくり進む。10年前までの楽しかったことを思い出しながら
もう一枚。楽しかったことを思い出しながら、だんだん今の私に戻ってゆく。

それぞれの持つ、固有のリズムがある。
自分のペースで進んでいるかんじ、心地よさを大切に。
速い、ゆっくりといった速度、どう切り替わるかも皆違う。
夢体操と同じで、自分のリズムを大切にしながら接していくことで、
他の人と織りなす新しいものがうまれる。

苦楽はひとつ。変化してゆく一連の中の、ひとつの局面だけを見ない。
苦しい時もあるし、楽しい時もある。
辛いことが多く感じるのは、苦しみから逃れよう、避けようと強く思うため。
その古いパターンを破ることが大事。

[「季節の気功」春のページから・ゆする]

辛かったことを一瞬思い出す。
それが身体のどこに響くかを探し、出来事は忘れ、
響いた処を中心に、気持ちよく全身をゆすってゆく。

精神的苦痛も、肉体的な苦痛を必ず伴う。
それが身体のどこかの部分に残っているのを、
気持ちよくゆすって、どんどんほどいていく。

[「季節の気功」春のページから・てあて]

うつぶせに横になってもらって、相手の骨盤にふんわりと手をあてる。
もう一方の手は、どこか好きなところ、
そこと響き合う処へふんわりとおく。
何も考えず、ぽかんとして、手が離れたらお互いに礼をして終わる。

[願いを書く]
台紙の真ん中あたりに、写真を貼ったり名前などを書き、2019年の自分をおく。
周囲に、叶ったらいいな、叶えたいな、と思うことを
「こうなりました」と過去形でかく。
それをイメージできる写真や絵などを置いたり、色をつけていくのもよい。

出来上がったら忘れて、引き出しに入れておくなどするか、
無意識に目に入るところに貼って置いたり、
携帯の待ち受けにするのもよい。

叶って困ることは書かないこと、他人のことは了承なく願わないこと。
しまっておいた場合、しばらく経ってから見てみる。忘れた頃がよい。
叶っている夢に感謝し、書き足すのもよい。

2018.06.26

先天に戻る〜5/20山科

「禅密の学校」は、劉漢文先生に学んだ禅密気功を
学んでいく、会員向け講座です。
5月のお話から。

於:アスニー山科 天野泰司
・・・・・・・・・・・・・・・
中国のお寺には、笑った弥勒菩薩が最初におられる。
禅密功の入り口も、「笑いの門」。
劉先生は、「禅密を学んでいる人は、笑っている」と仰った。

知らず知らずに、背負っている重荷。
「笑う」ことは、それを下ろしてもいいんだよ、という合図。
いつでも、子供のように、くったくなく笑える感覚。

禅密功で「背骨をゆらし、慧目を開き、密処をゆるめる」目的は
幸せを培っていくこと。

生きていこうとする意思は、天然のもの。
生を楽しむ流れを体で感じつつ、
知性も使って、負の要素を取り除く。
そうして、「笑いの心」に戻る。

禅密は、気の働きの中にいる感覚が大きい。
「生きている」そのもうひとつ前の何か、に触れてゆく。
心・体が分離していない状態に戻る。
[実習]

(純)

2017.12.21

日月潭へ 4

2017/11/26、いよいよ最終日の朝になりました。

朝といえば、気功です。
ホテルの向かい、大安森林公園へ。

地下鉄の駅も、新しくて素敵。

雨のあとで、草地に出られなかったので、通路に並んで
からだほぐし。

地元の人が、声を出したり、ヨガみたいだったり、
伝統的な気功だったり、さまざま自由に
朝の時間を過ごしていました。
そこに混じる楽しみ。

木の中で。

二度とないような時間。

きのうまで日月譚にいたとは思えない、濃密な4日間。
朝食後は、成田へ、釧路へ、何日か残って友人と、それぞれの元へ。

関空組は貴重な台北での最後の時間、
天野は奇古堂で東方美人と梨山烏龍茶をゲット。
幸運にも、ご主人がいらして、さまざまお話伺えた由。
私はホテルで休憩。ぐっすり寝ていました。

日本のMKタクシーから、予約しておいた
空港送迎は、かなり安心、しかも40分弱でついてしまいました。
あとも、とてもスムーズ。

みなさんほんとうに、ありがとうございました。

戻ったら、10度の気温差。
事務所の庭の紅葉が鮮やかでした。

(純)

2017.12.19

日月潭へ 3

日月潭、3日目の朝は、湖ではなく山へ散歩に。

日月潭は、おいしい紅茶の産地。
台湾で紅茶といえば、日月潭紅茶の18番、「紅玉紅茶」。

ここは、昔、日本人の新井先生が
台湾各所をめぐって、紅茶にはここ! と決めて
今も、いろんなお茶が植えてあり、改良開発をされている猫蘭山。
改良場の周りが、自然歩道になっています。

茶畑と、さざんかの花。

霧が立つところのお茶は、おいしいといいますよね。

朝霧。
朝に、お茶畑に行ってみたいと思っていたら
桂月村のご主人が、何も言わないのに
ちゃんと連れて行って下さったのでした。

新井耕吉郎先生は、今も慕われているとのことで
記念碑には、お線香を上げられた跡も。

日本人の技師たちが住んでいた寮。
平家で、住みやすそう。

このあたりはやはり、水も良いそうで、
甘い香りの紅玉紅茶にぴったり。

虫がいるのも、農薬が使われていないしるし。

朝のお茶畑は、さわやか。

戻って、民宿「桂月村」のおいしい朝ご飯。

すっかりお世話になって、いよいよ今日はチェックアウト。

台中から、新幹線(高速鉄道)で、台北へ向かいます。
1時間、車内で素食弁当。穀物入りのご飯と、野菜です♪

ホテルは、大安森林公園の向かい。
よく鳴く、リスがいました。

残念ながら、小雨。通路で滑ってしまいました。
お茶を買いに、永康街の「治堂」で放心。
急に都会へチェックインした、あわただしさが抜けていきます。

夕食は、へちまの小籠包「盛園」。何を食べてもおいしい。

どのせいろが何だったかわからなくなるので、
「上海風」にはインゲンを1本入れることに。
その後、うちのテーブルの合い言葉は「上海」「隠元」に。

遅くまでにぎやかな台北。
娘はタピオカミルクティー、
私はブラックタピオカ入アッサムティなど飲みつつ、宿へ。

コンビニのさまざまな飲み物も、なかなか良くて
日本にあればいいのにと思うものも。

レシートは宝くじになっているそう。
1/25が抽選日、いちおうとっておこうかな。

明日は最終日です。
(つづく)

2017.12.11

日月潭へ 2

船で対岸の伊達邵へ。
一日乗船券を買うと、
手にスタンプを押してくれます。

お昼ごはんは屋台で。
焼き芋やバナナを買っている人、しっかりお店に入っている人、
私たちはかんたんに
粟の八宝粥や、豆腐花にタピオカとミルクティーが入ったものなど、
なぜか宝くじ売場の店先で。

もう一度船で、玄光寺へ。

玄奘寺へ。

人混みを抜けると、急に山道。
巡礼の道だったそう。

大きな葉っぱ。
竹の葉も大きくて、何か芋類のような葉っぱも大きくて
やはり南国。

玄奘寺は、とても静か。
三蔵法師の仏舎利などを祀ります。
戦争の間、日本に一度きていたものを、戻したそう。

休憩所で私たちはまた、暖かい飲み物を。
横書きの般若心経の写経をする人も。
書き上げたら、「般若心経ノート」がもらえます。

小さな蓮の花が、一輪開いていました。

門前からは日月潭が一望。
乗って来た船が、中央のラルー島に近づいて走っているのが見えます。

湖をながめつつ少し気功をして、下山。

朝はサイクリング、午後は山へ、充実の一日。

にぎやかな玄光寺から、船で水社埠頭へ戻りました。
宿の桂月村に戻ると、ほっとします。

夕食は、桂月村向かいの碼頭大飯店で
「邵(サオ)族風味餐」。
この地域の原住民をイメージしたセット、
竹籠に乗って、なかなかに楽しい容れ物に
期待通り、各テーブルごとに盛り上がらざるを得ません。
思ったより野菜も多く、美味しかったです。

飲み物は、邵(サオ)族のライスワインか、アッサム紅茶を選択。
日月潭紅茶のゼリー(タピオカのせ)がついてきます。

紅茶にすると、このマグ。
持ち手は足です。
思わずいたわってしまう私たち。

宿に戻ると、キッチンで、よしふみさんが
リーズナブルに入手したという
岩茶の王様、大紅袍を淹れてくださいました。
カップは日月潭の形に。

(つづく)

2017.12.06

日月潭へ

11/23-26、初めての台湾、「気功の学校」「禅密の学校」
合同の修学旅行。
私たち含めて19名、関空から、成田から、
そして現地集合組、それぞれが台中の駅で集合。
関空組は、新幹線に乗るべく
思いがけない全力疾走。
その甲斐あって、無事出会うことができました。

初めてwebで手配し、当日まで
慣れぬ携帯、台湾中国語でやりとりした
現地バス会社の24人乗り。
ほんとうに来ました!

赤くて乗り心地もよく、運転手さんも優しい雰囲気。
日月潭まで1時間、あっという間についてしまいました。
「慰安旅行感がいいわ」という声も。

かなりおいしかった、葡萄苺ジュース。
台湾のファミマ、飲み物良いです。

宿は「桂月村」。下見のときに連れていっていただいた
朝のサイクリングがよくて、やはり、みんなと来たいなと。
日本語のできるママさんと何度もやりとりして、
嬉しい再会。

隣のお店で夕食、ちょっと散歩。
日月潭中央のラルー島の神様を祀った
龍鳳宮に立ち寄りました。

月下老人のもとで、縁結びの神としても知られているそう。
後日、出直しておみくじを引いた独身組も。
なかなかにパワーありそうです。

月明かりの中、門前で湖とラルー島に向かってすこし気功、
湖とひとつになります。

翌朝は5:50、湖畔サイクリングへ。

湖面に、山から下りて来る霧。
霧がたつところのお茶は、おいしいとか。
日月潭の紅茶は、台湾でいちばんです。

だんだん日が上ってきました。
朝日に向かい、すこし瞑想。

展望台で日の出を見ながら、宿のご主人から
さまざまなお話を伺いました。

ラルー島は昔、山だったのを、日本人がダムを造ったので島になったこと。
常に湖水を循環させて、電力が途切れないようにし、
台湾全土の電力を発電できたこと。
ラルー島の上には、お寺があったのを、地震で壊れたので
龍鳳宮に祀り直したこと。
アメリカ軍がダムを爆破しようとしたのを、日本人がくいとめたこと。

湖に向かって気功、自転車で戻ります。

途中、向山ビジターセンターへ。
流れるような設計は、日本の團紀彦氏によるもの。
また開いている時にゆっくり来てみたいな。

ご主人にずっとついてくる犬。

お昼前から、対岸へ船で出発。
白い馬がついてます。

つづく。
(純)

2017.10.25

流れる心へ〜「禅密の学校」秋分

「禅密の学校」9月の2日間より、
お話の一部をまとめます。

2017/9/23-24  天野泰司 
於:アスニー山科和室
・・・・・・・・・・・・・・・

昼と夜が同じ長さ、陰陽がバランスする日、秋分。
本来分かれていないものを、分けることによって合わさることができる。
陰陽の原理、昼と夜、男と女、天と地。
そこに躍動のエネルギーが生まれる。

すべては、仮に分かれている。
分けて、それが決まっているかのように扱う危険性。

なぜ生きているのか。
この状況は何なのか。
複雑な現状を、生まれる力・捨てる力、それが引き合う
単純な原理として感じていく。
生命のダイナミックな波の中にいる、その原点に立ち返ると
生活が違って見えてくる。
そうしたことを、体を通じて感じていく。

具体的には、陰陽合気法天地部・人部、寿の法、穴追いなど。

心を整えていくのによい時期。
土台は「背骨が自由」=体の中の流れがスムーズ。
そしてより細かく、微妙な味わい、体の動きに落とし込むことで
心も動いていく。

辛い思いが浮かんでくるということは、
その心の傷を乗り越える準備がある、ということ。

不安には、「〜になったらどうしよう」という将来への不安と、
過去の不安の持ち越しが多い。

「〜になったら」「〜にならなかったら」、揺れる心。
不安な心と、不安になってはいけないと思う心。
どちらにしても不安で、
その力同士がぶつかりあってどこかで止まる。

動かなくなった心は、「ばくぜんとした不安」に変わる。
それが、体を壊す一番の原因。
「そのまま止まっている心の状態」がたくさんある。
固定して持ち越す、心の奥底に沈んで隠れてしまう。

隠れていた思いが浮き立ってきた時に、体をほぐす。
天地、自然と一体になった感覚を持つ。
「おちつく気功」もよい。
ふつふつと、出てきたものがおさまってくると、消えていく。

どっちでもいい。
一番いいことを選択する、それが自然。
理解は大切だが、理解しているだけでは迷うだけで決まらない。

「不安をしょったまま、生きるのをやめよう」という
楽しい決心をしよう。
不安から離れよう。

自由な心が、全力発揮につながる。
死の淵迄行ったような人が生き返った後、大きく活躍することがある。
それは、心の自由を得たから。

生きている限り、心の自由度を広げていく。
心の掃除をこまめにするように、
そうした方向へ、向かう明るい決心をしよう。

人のために、全力発揮することを慈悲と呼び、
心の自由を実現して、全力発揮することを「空を理解した」という。
それは同じ物事の1つの側面、
自由な心とは、ただ、流れている心。

[実習・禅密功基本功・陰陽合気法天地部・三円功]

[実習・肩と腕…合谷のてあて、穴追い]

[実習・気の法、寿の法]

(純)

2017.08.22

縁と空について〜「禅密の学校」7月

「禅密の学校」7月の2日間より、
少しだけお話をまとめます。

2017/7/16-17  天野泰司 
於:アスニー山科和室
・・・・・・・・・・・・・・・

今期のテーマは「私が背骨」。
背骨は、自然界全体と交信するアンテナ。

「背骨が自由自在に動く」ことが、禅密気功の中心。
それは、無限にある選択肢の中から、
瞬間瞬間、最適な動きを選びつづけること。
そして、背骨もなくなり、私もなくなる。

自他の力を、区別する必要はない。
「私」は自分に限定されない。

私たちは、世代を越えた無数の「縁」(=つながり)によって存在していて、
つながりがなければ、今存在していない。
それを「空」と呼ぶ。

「これが自分だ」という虚像、
作り上げた壁をほどいて
縁、空に還る。

「体の自然に還る」ことを、禅密では「先天に戻る」という。

仮のものである「私」が崩れると、「私のもの」もなくなり、
わずらいもなくなる。
西田天香さんの「無一物中無尽蔵」とした生き方、
こつ然と各地に現れた「妙好人」たち。
「空」「縁」といった考え方を灯火に、
心を自由に、体を通して、本質を理解していく。

体にまかせて、素直に軌道修正をする。
苦しみは苦しみとして享受し、
生活のなかの全てにある、快感を感じ取る。

礼節を重んじていた時代から、「我」を中心にするように変化して
自分に都合のよいことを身の回りにあつめ、
他人を責めることが多くなった。

自分の中の美しい部分をみとめ、
相手の美しい部分を心で拝む。
「てあて」をする時、お互いに礼をし、礼で終わるように。
相手の中の、先天をみる。

「これが私」と思っているものは虚像、
日常とリンクして、体で「空」を感じ取っていく。
(純)

2016.12.03

禅密 萬福寺合宿

11/26-27、京都・宇治の萬福寺、
青少年研修道場に宿泊して
禅密功を中心にした、合宿を開きました。

お泊まりは30名、1日目だけの方が5名。
萬福寺総門前に集合。

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放生池前で気功。
左右対象、中心線の通った中国式のお寺。
その中心線上にあるお庭、
日当りのよさもあいまって、
何ともいえない心地よさでした。

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終えると、目の前の木に見たことのない小鳥が。
すぐそばに何羽も、逃げることもなく集ってくれて、
場が喜んでくれたようで感動。

門前には龍穴である井戸、
門を入ると並べられている石が龍の背中。
たどりながら、開山堂へ。

日本に、多くのものを伝えた
隠元禅師にご挨拶。

3年のお約束で来日してくださったのを、その徳に
中国にいらしたときと同じ形式で萬福寺を建て、
みながひきとめたといいます。

最初に来たときは、「中国のお寺みたい」と懐かしい気持ちになりました。
建物のみならず、お経や修行、食のありかたなどが、
当時のままこの地に保存されていることは
たいへん貴重だと感じます。

入り口の布袋さん(弥勒菩薩)は、
中国式に、笑っています。
禅密功の入り口は「笑い」。
劉漢文先生には「禅密をする人は笑っている」「まず、笑いの門を入る」と
教わりました。

教室でもときどき、丸くなってみなで笑ったりしますが
このたびは、おおきなおなか、満面の笑顔の
弥勒さんの前で笑い出す天野。
みなさんも続いて笑い始めると、大きく天蓋がゆれ
お堂までゆれるかのようでした。

笑いの門を入った私たち。
300畳の正座道場をお借りして、1コマめの講座。

禅密瞑想。最後に、丹羽さんが天河の鈴をふって唄ってくださいました。
いつも美しい日本語が降ってくるものが、初めて出てくる中国語にびっくり。

外と一転して冷えるので、動物を真似る古い気功「五禽戯」や
声を出したり、動いて内からあたためることも多々。
かなりの冷気に翌日はこの場を断念、
空調のある部屋に変えていただきました。

終えて、楽しみだった普茶料理。

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次々に出てきます。かやくごはんが嬉しい。

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片付けも作務、みなで行うのがまた楽しい。

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隠元さんは、日本へ煎茶を、
絵画では南画(=水墨画)を、仏具では木魚、そして
インゲン豆、蓮根、孟宗竹、西瓜等も持ってこられたと言われます。

お茶のご縁で、今回は住職手作りのおいしい普茶料理のあと
好日居・晴美さんが中国茶を淹れてくださいました。
禅寺でのさまざまな決まりと簡素な宿舎、寒さの中で
ほっとしたゆとりの時間となりました。

雲南省の、何百年という古樹のプーアール。
何煎でも出ています。
宇治の茶だんごを、ひとりひと玉かふた玉づつ。

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お風呂のあと、夜の講座。穴追いを中心に、体をゆるめ
9時消灯、4時起床、これは気功協会始まって以来では。

4時45分、暗い中本堂へ。楽しみにしていた中国式のおつとめに参加。
いつもは開いていない、桃の絵の書かれた扉が
がたがた! ばたん! と開かれて
僧が入ってこられます。

「ナムカラタンノー」はわかりましたが、あとはわからない。
音程がかなり大きく動き、一緒に歌えそうなお経。
日本のお寺だと、おつとめは畳か板の間に座っていることが多いのですが
30分の立ち見もまた初めて。
5時半、僧たちが走ってお堂を出ていかれます。
風のよう。

座禅に入られるとのことで、私たちも
特別に許可を得て、裏庭ですこし座らせていただきました。
黙の時間。
素晴らしい空間。

真っ暗なのが、少しずつ、少しずつ明るくなってきます。
このかんだけ、雨が止んでいたこともありがたかった。

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朝食はお粥。あたたかく、ありがたい。

もう一度、晴美さんがお茶を淹れてくださいます。
なんと、たま木亭のシュトーレンつきで、古樹の紅茶。

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宿泊した部屋の掃除。自分で掃除することは、
ほんとうに心地よいものです。
今から使う和室も箒かけ、トイレの紙を補充。

宿泊室を出て、小さめの広間で講座3。
朝が早く、冷えているだろうので、空調のある部屋に変えていただいて正解。
体がほどよくゆるみ、きもちよく合宿を終えることができました。

パン屋たま木亭に向かうみなさんと一緒に歩いていると、
北白川事務所近くの、京大北部構内で
よく見かける、大好きなメタセコイヤの木や
樹々たちが、ひろびろとした庭に。
あ、なんて気持ちいい。

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ガラスばりのレストランが見えてきました。
「私、ここで先に休むね!」
京大の宇治キャンパス、
本部近くにある古い洋食屋、「まどい」の支店だったのでした。

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好きなものをとって食べられるバイキング形式、
何度でもいれられる紅茶、
ガラス張りのきれいな室内と、安定した気温に
ほっとして、たま木亭に並んでいるみんなに
ガラス越しに手をふると
あとでみんな、食べにきてくれて
10数人で、ゆっくり食事もでき
気持ちよく、合宿を終えることができました。

得るもののとても大きい合宿でした。
みなさん、ほんとうにありがとうございました。(純)

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