気功のひろば

ブログ

2019.06.16

内なる力を引き出す〜6/9京都

朝日カルチャー京都、第二日曜午後「季節の気功」
6月の講座から。

 *次回は 7/14「呼吸が深くなる」です。
 2019/6/9 於:朝日カルチャー京都 天野泰司
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*ちょうどいい全力

私たちが潜在的に持っている力は大きく、使っていない部分も大きい。
入ってきたエネルギーと、出ていくエネルギーに釣り合いがとれているのが
ちょうどよく、力を発揮できている状態。

生活レベルが昔より上がって、エネルギー余剰が生じ
それが疲労感につながることもある。
消耗のために本来必要のない病気をしたり、
体への嫌な感じを少しずつ出していく、といったことも起こる。

何か晴れない感じ、心理的負担、病気という方向から
本来の力の使い方へ戻していく。
一つは物理的に、体を動かすこと。
もうひとつは、自主的・主体的に、人の役に立つことをしたり
責任のあるポジションにつくのでも、使うエネルギーは大きくなる。
「ちょうどいい全力」のスイッチを入れることで、
内なる力は引き出される。

*力を抜いて動く

力を発揮したくても出せない状態を解消することで、
うつうつとした「今まで」も、解消していく力になる。

それは社会的に動いていくことだけではなくて、
梅雨という湿度の高い季節に対応する方法を身につけることも同様。

雨が続くと、外出がしにくく、物理的に「力を発揮したくても出せない状態」になる。
また、湿度の高さで、皮膚がべたついて汗が出ないので、
呼吸がしにくく、肺の中も同じ状態になる。
呼吸の量が減って質が鈍る。
出た汗を冷房などで冷やし、一度捨てた不要物を体内に再吸収してしまうことも。
そうしたことで腎臓が疲れ、腰に至り、だるさや腰痛を引き起こす。

動きにくい中で動くには、「力を抜いて動くこと」が最初のスイッチ。
動きやすくなり、出切らなかった汗が出て、腰が楽になる。
[実習・肩の荷がおりる気功

*頭を休める

様々なことが身辺にあって、なかなか自分に集中していない私たち。
自分に改めて集中すること。
それが、「私に気をあつめる」ことになる。

昨日兄の部屋を片付けていたが、物が多いと必要なものにたどりつけない。
同じものがいくつもあったりする。
同じように、頭の中も整理する時間=体のゆるむ体制を自分でつくる。
[実習・心がおちつく やさしい気功

心理的な緊張は、首のサイドライン・目・アキレス腱などに出る。
ふんわりとてあてしたり、お湯でしぼったタオルであたためる。

*梅雨のポイント

[実習・指をのばす]指の間の水かきをつまむ。
手足の指を一本ずつ、ゆっくり回してからじんわり引っ張る。
指を全部開いて、遠くへ伸びてゆくイメージを持つ。

[実習・胸椎5番]下ろした手の手首を立て、指先を後ろへ回していく。
肩甲骨どうしが近づき、体が少しそって、上を向く感じ。
ふっとゆるめる。上胸部がゆるんで、目や呼吸が楽に。

続いて、片手を上、片手を下にして、
手首を立てて、天と地を手のひらで支える。
肘を後ろに、肩甲骨を寄せ、ポンとゆるめる。
胸椎5番がゆるんで汗のかきやすい体に。

[実習・ゆする]立った状態で膝をゆるめ、こまかくゆする。
自由に、ゆれたいところをどんどん探していく。
だんだんに止まる。

[実習・脚の裏側]この時期にちぢみやすい部分。
座るか寝て、かかとを突き出し、ももの裏側からふくらはぎ、
脚全体の裏側を伸ばして、ふっとゆるめる。

[実習・てあて]後頭部の中央。上から指でたどって、
手のとまるところにしばらく軽く指をあてる。
脇腹をつまんでから、おへそと腰の裏側(命門)に、
片手づつあててゆっくり集中する。

(純)

2019.04.23

生まれ変わる心と体 〜3/23中之島

2019/3/23 於:朝日カルチャー中之島 天野泰司
  *次回は5/25「眠りを深く」
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*冬から春へ
春分の頃から、体が春に切り替わってゆくが
つかえて止まっている部分や、気分が切り替わっていないことがある。
なので、寒の戻りはありがたいこと。
取り残されたグループが、行きつ戻りつ、
変化についていきにくい時、人にメリットになる。
今日は冬から春の調整をたどっていこう。

1月頃、冬は後頭骨が開いて上がる。
無心な、ポカンとした状態に身を置いて、頭をゆるめる。

2月頃、肩甲骨が開いてくる。
肩をゆるめる。
花粉症的な症状の大部分は、自ら肩の緊張をほどこうとしている。

3月頃、骨盤が開いて上がる。
骨盤は収縮、弛緩の最もはっきりした部位。
ダイナミックに、ふわっとゆるんでくる。
骨盤がゆるんでくると、「なんとなく楽しい」気持ちがあふれてきて、
嫌なことを感じなくなる。
それは、誕生の感覚。

私たちの前には、様々な過去が壁のように立ちふさがり
過去と向かい合いながら生きている。
失敗、辛苦、こんな目にあった、どうせ私など・・といった思い、
骨盤が緩んでくると、心が広がって
そうした思いや、過去にとらわれる気持ちが重要でなくなる。

それは、「今までの私」が一度死ぬことに近い。
春は、再生のとき。
小さい「私」から、自分の枠を超えて心が広がっていく体感。
今までつみあげてきたことに、こだわりがなくなり
身辺に、ワクワク感がいつもある感じ。
赤ちゃんが何をみても新鮮、そうした感覚。

自然には、同じ瞬間がない。
大人でありながら、そうした感覚で心身が変化する季節。
日々、違った心持ちで。

[実習・あくび〜心がおちつく やさしい気功

*天然の自発性

イチロー選手の引退会見を聞いていた。
自分に素直に、自発性にブレーキをかけなかったイチロー。
どこから切ってもよくわかる会見だった。

子供の成長と同じ、自分の中で設定したハードルを超えて、また超えて。
「天然の自発性」が働くと、気づくと能力が得られている。
ほんのすこしでも、能力が上がっていく方向、
心の明るさを取り戻し、体が元気になっていく方向へ向かう。
完全にクリアできなくてもいい。
流れ出すと、止まらない。
まるで、誕生の時のように。

他人の設定したハードルを外す。
肩の荷をいったん下ろす。
自分が設定したことは、肩の荷にならない。

昨日より、今日が気持ちいい。
十分なリラックスが大事。

[実習・「肩の荷がおりる気功」春ver.]

*春の体と花粉症

骨盤の中には、複雑に多くの関節がある。
花粉症の場合は、左の骨盤、仙腸関節につかえがある。
それには、目と鼻をゆるめる(=てあて、温湿布)こと、
肩甲骨、肩をゆるめる(=肩の荷がおりる気功、ふりこなど)を
気持ちよく、楽しい感覚でやっていく。
努力するスタイルは、ほとんどの人に合わない。
一斉に、体に花が開いてくるような感じで。

そして、骨盤の気持ち良さを高めること。
つまり、日々、嫌なこと・大変なことをできるだけしないで、
気持ちよくすごすことが大切。
「嫌なことをしない」ことが、大きい変化を生む。

嫌なことをしないといけない時は、全く無理しないでいい時間を
一日の中で確保する。
そうすることで、嫌と思っていた中に、面白さを受け取る能力が広がってくる。
それは、心の能力が上がっていく流れ。
どんな技術も追いつかない。

(純)

2019.04.23

心がひろがる〜4/14京都

朝日カルチャー京都、第二日曜午後「季節の気功」
4月の講座から。

 *次回は5/12「過去を乗り越える」です。
 2019/4/14 於:朝日カルチャー京都天野泰司
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*心は広いもの

心は、もともと広いもの。
国や地域、親、周囲の人、学校、そうした条件で
本人が気づかないうちに、狭くなってくる。

この季節は、そうしたことに気づく好機。
赤ちゃんのように広々とした心、子どものようにのびのびした心。
そんな心を取り戻すことで、生きていくのが楽になる。

動物は、先の心配はしない。
思考があり、言葉を持つ。
そのことで、心が広がり、また狭まる。

意識せずに思考、言葉を使ってきたところから、
考えて使っていくタイミング、時代に入ってきたと思う。

*春のやり直し

例年なら初夏の陽気に向かっている頃だが、春をやり直しているような寒さ。
1-3月にかけて、後頭部、肩甲骨、骨盤が順に開いていく、
そうした変化をやり直せるのは大きなメリット。

頭をゆるめ、肩をゆるめる。
肩にかかっているブレーキを外すことで、
頭と腰のつながりがよくなり、
背負っている責任感のようなものを一旦下ろすことができる。
男性は肩甲骨が大きく、骨盤が小さい。
女性は肩甲骨が小さく、骨盤が大きい。
つまり、男性は社会的な責任感で行動できるが、
女性は本能的な部分が大きく、そうしたことが負担になる。
得意な方が、得意なことを受け持つのがよい。

体は、骨の集合体。
骨と骨の間を全部開いていくことで、体が広がっていく。

とくに腕を広げていくことで、心が広がっていく。
呼吸が楽になると、なんだか楽しい感じに。
胸に花が開いていくようなイメージで。
[実習]

2019.03.11

骨盤がひらく 〜3/10京都

朝日カルチャー京都、第二日曜午後「季節の気功」
3月の講座から。
おちつく気功の1週間」と連動したお話です。

 *次回は4/14「心がひろがる」
 2019/3/10 於:朝日カルチャー京都天野泰司
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*春きたる

冬は神経系統、頭にエネルギーが上がり、集中して物を考えたりするのによい季節。
春になるにつれて、頭がひらき、肩甲骨が開き、骨盤が開いて浮かぶ、と
順々にエネルギーが降りてきて、頭はゆるみ、骨盤がよく働き始める。

考える以前に、自ずと体が動きたくなる。
好きなこと、ときめくことに骨盤が動き、すると足が動き、そちらへ向かってしまう。
それは本質的ないのちの働き、全体を動かすエンジン。
健康的な心身を保つのにも、いちばん大切。

その働きを培うのが今の季節。大きな変化が誘導される。

*出てきた悲しみには

昔の辛さ、悲しみは、同じ時期に起こってきやすい。
それは、体に潜在した辛さを解消しようとする働き。

同じ悲しみでも、思い出した時にスッキリ感があるものと、
思い出して悲しい、息が詰まる、その思いがぐるぐる回る、胸が詰まるなど
不快感がある悲しさとは、「悲しみの質」が違う。

まだほどけていないものが、体の「乗り越えたい」意思として
浮かんでくる。
乗り越える時でないものは、体が自動的に潜在させていて
乗り越えられるタイミングに、昔の悲しみが表面に出てくる。

それは、まず「よく出てきてくれたね」といった感覚をもって後
すぐ意識を切り替えて
体のなかで、そのことを思い出したときに
痛み、違和感のある部分をさがす。
そして、その違和感がなくなるまで、ていねいにその場所に集中する。
胸だったり、肋骨だったり、頭だったり、
できるだけ「この場所」と特定していって、じっと手をあてるのがよい。

そうすると、その部分がすうっと楽になるとともに
心の痛みも昇華されてゆく。

昔の悲しみが出てきたときは、普通、打ち消すか、それにひたるか、になるだろう。
ひたって、涙が出ることで、悲しみがピークをこし
過ぎたら落ち着いて、素直に変化できる。
打ち消したり、意図的にコントロールすると、
体の中でまた潜在し、1年間持ち越すことになり、
気づかないように体の感度が下がり、苦しみも嬉しさも感じにくくなってしまう。

感情が出てきた時に、ほどいていくことが大切。
出てきた時が、重要な糸口。
体に集中すること。
変化の流れに、心地よさをみつけることが大切。

[実習・心がおちつく やさしい気功
初めに辛かった出来事を一瞬思い出し、あとは手をなでながら、気持ち良さに集中していく。

本来、自分がもっていた「気持ち良さ」に目覚めていくことを
「覚醒」という。
心地よさは、外に求めていくものではない。

この消費社会では、外に目を向けさせようと膨大な努力がなされる。
「売る・消費する・お金が回る」ことは数百年のことで、
その歯車のなかでそうしなければと動いているが、
元来、そうではないという軸足に立っておくことが大切。

売り上げの目標に向けて会議をし、決算の帳尻を合わせるために
役に立たなくても新しい商品を作って売り、売れなかったら膨大な無駄を出す。
その歯車の中に生きて、自分以外の何かに投資させる仕組みが
大き過ぎて、後に戻れず、先にも進めない人が多くいるだろう。

体が本来持つ「気持ち良さ」は、外に向かったものではない。
たとえば瞑想の中にも、静かで大きな心地よさがある。

今年は、時代の転換点にある。

*花粉症

鼻、目、せき、すべて骨盤の系統。鼻のてあてがよい。
鼻の周りで、違和感のあるところを丁寧にさがし、てあてする。
鼻と目の温湿布もよい。(参考・「気功生活」111号/花粉症特集)
[実習・鼻のてあて]

*呼吸器

[実習・尾骨のてあて・前後にゆれる・後頭部のてあて(片方)・化膿活点のてあて]
(純)

2019.02.27

肩の荷が下りる 〜2/10京都

朝日カルチャー京都、第二日曜午後「季節の気功」
2月の講座から。
*次回は3/10「骨盤が開く」。1-3月の総まとめ。

2019/2/10 於:朝日カルチャー京都天野泰司
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*春を目前に
寒波がきて、一度引き締まった今。
今、体は、よりのびのびと、行きたい方へ向かっていく気配。
そして寒さにきゅっとなった心は、
ほどけてのびやかに動き出す。
自由な心と体へ向かって、ステップを踏む季節。

たづながほどけていく時は、順風が吹けば自然に流れる。
無理せず、自然にまかせるのが良い。

[実習・心がおちつく やさしい気功
後頭部のてあて、足腰、ひざをていねいになでることを加えて。

*変化の頃
春を前に、変化の大きい時期。
変わりにくかったものが切り替わる時。
風邪や長引く不調も、体の内の火がついた、
上手に燃やしていこう、と考えて。

この時期は、「心がおちつく」気功のように、
大脳をゆるめ、骨盤をゆるめていく流れが合っている。
目のてあて、温湿布、ひざや骨盤をなでたり
足湯など、足に気を通すのもよい。

足湯は、ちょうどくるぶしのいちばん高いところまで
お湯を入れると、骨盤がゆるみやすく
神経系統もゆるめるには、アキレス腱までつけるとよい。

「元気になろう」とすると長引く。
気功や、足湯などをしている時は、何も考えない。
気持ちよさや、温めること、環境を整えて集中することが大切。

辛さがあると、強引に「今」に引き戻される。
意識が体から離れることができない。
気が集められて、心身が変わってゆく。

症状を楽に乗り越えるには、「今」から逃げようとしない。
楽になる体勢、楽になる方法を作っていく。
お彼岸までは、水を飲むことを忘れずに。

肩の荷は、一度下ろしてみるとよい。
自ら背負うことを選んで、また背負い直すと全く違った自由がある。
自由に立ち戻って、楽しい、新しい選択をしていこう。

[実習・肩の荷がおりる気功
(純)

2018.12.25

腰痛になる心理 〜11/17中之島

気になるタイトル、目から鱗。
加筆したものは、会報「気功生活」110号に収録。
無料でお送りします、こちらから「最新号送付希望」へどうぞ。

2018/11/17 於:朝日カルチャー中之島
天野泰司  *次回は3/23 「春の体」
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*病は気から

「病は気から」と言われるけれど、
気の不足が、本質的な腰痛の原因。
例えば、「赤ちゃんが生まれた」と聞くと、「わぁ、見てみたいなぁ〜」と思う。
私たちにも赤ちゃんに気を集めたい本能があり、
赤ちゃんも、みんなの気を集めて豊かに育ってゆく。
気が満ちれば、生命活動が盛んになるし、
気が不足すると、勢いがなくなり、腰が萎縮する。

*痛い腰痛
全ての腰痛に共通するのは、腰椎3番の過度のねじれ。
3番は腰の中心、腰の力を回復しようとして気を集める。
「痛み」は、気を集めるための手段。
3番の故障は大きな痛みを伴いやすい。
「体がぜんぜん動かせない」
とにかく「痛いんです」といった、
激しい症状が出てくるのもそのため、

3番という、腰の中心から気をそらすと痛む。
本気になって気を集めざるを得ない状態に追い込まれる。
腰痛とは、自分で自分に、気を集めるためのトレーニング期間。
痛みが出る=元気がある、ということ。
打撲はまた別だが、解消しようとする時に痛みを伴いやすい。

「痛み」は、周りの人の気も集めやすい。
「痛い、痛い」と言っている人は周りの人の気を集めたい人。

例えば鎮痛剤で腰椎3番の痛みを感じなくすると、
腰椎3番がねじれたままのバランスを取ろうとして、
自分で周りのいくつかの骨も固めて、動かなくなる。
固めてしまうのではなく、じっと気を集めて待つ。
そうして、腰が強くしなやかになっていく。

*言えない腰痛
先のことに不安を持ちつづけたり、
言いたいことが言えないと
腰痛が起こりやすい。
先の不安が胸の緊張を生み、呼吸が浅く、行動がおっくうになる。
言いたいことが言えないと、息を止めて堪える感じになり、じっとしてしまう。
この胸の萎縮感と、行動の停滞が重なって、
腰椎5番が突出し、3番のねじれを引き起こす。
そうした腰痛は、動き始めが痛い。朝が動けない。
明るい空想ができたり、言えてほっとしたり、ももの後ろ側を
のばすようにすると治りやすい。

*悩む腰痛
頭が働き続けたり、消極的な思考が回ってばかりいると、
腰椎1番が上がったままになり、腰に気がいかず、
3番がねじれやすくなる。
ずっと痛みが続くが、動けないほどではない。
昔は、立ち仕事をする人に多かった。
今は、目の使いすぎや頭の疲れが多い。
こうした、目の疲れ、悩みが原因の腰痛は、
腰椎1番からきているので、目や頭をゆるめることが大事。

*がんばりすぎの腰痛
自分にむち打って、がんばりすぎたり
「こうしようか、やっぱりこうだろうか」と葛藤が起こるタイプの腰痛。
方向性が見えてこず、心の中の戦いで力を使ってしまうため、
本来の力が発揮できない。
直接、腰椎3番がねじれる。
常に戦うような気持ちをほどく。
自分で動ける範囲のことは、必ずある。
内の対立が、動くことで減っていく。

*腰痛になる意味
力を抜いて、純粋に骨盤の持つ大きなエネルギーを昇華する。
つまり、
思った通りのことを気持ちよくやる。
「こうしよう!」と思ったら、さっと動こう。

「動きたいけど動けない」気持ちは、腰痛に必ず内包されている。
気功をして、具体的に腰痛を体から解消することと
気持ちを解放していく、その両方から腰痛を乗り越え、
痛みを通じて体全体を元気にしていこう。

腰痛になる、ということは、若いということ。
悩みがあったり、自分に鞭打ったり、葛藤があったり。
今、そういうものを乗り越えていきたいと思っている、
周りがそうなんだな、とわかってあげると、腰の力が出てくる。

[実習・腰椎1〜のび・あくび・頭部活点・耳もみ・目に手をかざす〜目のてあて]
ゆっくり上に、のびをする。
ゆっくりと、あごをゆるめて
頚椎2番あたりの、ちょうつがいになるようなところから、上を向く。
痛いところは避けて、楽な角度を探す。
口をだんだんにあけて、自然にあくびをする。
「頭部活点」は、鬼の角の生えるところ。
耳の前を上がったラインと、眼球を上がったラインの交点。

頭の中がゆるむと、腰(動きの中心)に気が下りる。
腰を丈夫にしていくことができ、腰痛の予防にも治療にもなる。

今の時代は、目・頭を使うことがこれまでと桁違いに多い。
その疲労を抜いていくことで、腰から主体性が湧いてくる。
「こうしたい」と思った時、自由に動ける。
考える以前に、腰が動く。
その要求の通りにする。

ハードルがあって、それでもしたい時は、腰の思いに添って
実行に移すことが大事。

[実習・腰椎5〜「肩の荷がおりる気功」腰痛ver.
ねじりのふりこ・脇腹をつまむ]

*ふりこの効用
やりすぎは、努力を伴う。
気づいていない「やりすぎ」は、例えば寝ている時など
努力している感覚がない時も働きつづける。

例えば「ねじりのふりこ」を、ある程度の時間やって、
疲れや違和感が浮き立ってくると、自己調整が始まる。
「気づかない努力」に気づきやすい体勢が出てくる。
そうしたことが、本質的な腰痛解消法になり、
同時に腰椎3番のねじれをとっていく、具体的な方法になる。

最良の方向へ向かう流れは一本しかない。
それを「経過する」という。
自然の流れを乱さないように、頭の中をゆるめ、感覚を働かせて、
繰り返しのゆっくりしたシンプルな運動で、ねじれをとる。

そうすることで、心の葛藤が減り、心理的強さも出てくる。
「痛みを通じて頑張る」必要のない心の強さが出てくる。

[実習・頭頂部・腰椎3・肛門を引き上げる]

Q.「冷えになる心理」もあるか。
A.心が閉じている。心がほどけていくと、また引き締まることができ、
骨盤が柔軟に開閉することで、気持ちも体もとどまらず動ける。

(純)

2018.12.23

心と体の大掃除 〜12/9京都

朝日カルチャー京都、第二日曜午後「季節の気功」は
お話が半分、実習が半分。
東山が見え、椅子式で楽な講座。

リピーターの方と初めての方のバランスもよく、
その時に応じたやさしい調整で、深く心身が変わっていく
とてもよい時間になっています。
12月の最終講座から。*次回は1/13「頭を楽に」春の準備に入ります。

2018/12/9 於:朝日カルチャー京都「季節の気功」天野泰司
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*冷える
冬の時期は、暖房や気候の影響で体が乾きやすい。
乾いた感じがあったら、水を飲むことが大事。
そして、冷えたら、「必要な時間だけ」暖めること。
「ふわーっとゆるむまで」が必要な時間。
そうして、ゆるみ、ひきしまる、収縮する力があることが
「冷えに強い」ということ。

*見えない処をきれいに
大掃除は、新年の清々しさを呼び起こす。
外の環境と私たちの内側は呼応していて、
掃除がすすむほど、体の内側がさっぱりする。

ふだんしないような処をきれいにするのは、外から内に響かせる良い方法。
「やりたい」気持ちが大切。
「やりたくないのにやっている」感が小さくなるように、
味わいながら。

今まで気づかなかった処に光をあてることで、
気づかなかった心身の違和感が消えていく。
見つけるだけで、その苦しい・悲しい感覚が消えていく。

掃除と同じように、体の違和感に集中することで
そこに滞留していたものが消えていく。

[実習・体のある部分の違和感に集中する]
気をあつめることを「行気」という。
その場所の呼吸、リズムを感じる。

[実習・頭部活点・脳活点・鎖骨のくぼみ・みぞおち・右・左、
おへその下・足の甲・かかとのつけねのてあて]

[実習・立って動く
長いゆすりを加えて体の大掃除。
違和感のある処に光をあてながら、体に任せる。

*集中する
心の辛さ、悲しみも同じ。解決しようとしないで、
映像を見ているように、思い浮かんだことをながめる。
そうすると、必要なものが必要な順序で立ち現れ、
自然に流れてゆく。

[実習・一年をふりかえる]
2018年を1月から順に追って、ただながめる。
いま、12月のきょうまできたら、
来年の12月、すべて終わった時の充実した感覚を思い浮かべて
「すばらしい1年でした」と、つぶやく。
(純)

2018.12.22

春に向けて〜木曜の教室から〜

天野の定例教室のうち、
京都朝日カルチャーの木曜は、20年ほど続いている教室です。
立って動くー座ってお話をきくーおちつく気功、といった流れで
週一回、とてもいいリセット、リスタートになります。
今年の最終講座、お話部分に加筆しました。

2018/12/20 於:朝日カルチャー京都(木曜) 天野泰司
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[実習・立って動く〜ふりこから波の動き]

自然の変化は、体の変化につながる。
私たちの体は自然と相呼応していて、四季に順応する働きがあるけれど、
今年は予想外の変化が多く、「いつも」の範疇では補いきれなかった。
けれど実は、体は事前にキャッチしていて、準備している。

体の変化も大きかった今年。
その総まとめが、旧暦の春。
1月は後頭部、2月は肩甲骨、3月は骨盤が開いて上がり、
この一年の心身改変作業の成果が花開いていく。
今、その前段階の変化がもう始まっている。

2月、きゅっとした寒さが巡ってきて、
ふわっと暖かい春になればと期待している。
この一年が大変だったからこそ、その辛苦を洗い流す
晴れやかな春になるだろう。

春。性の働き=生命の火が盛んになる季節。
その春に向けて、いま心がけること。
1.いやなことをしない。
2.楽しいことをする。
どちらも、「本能的に」。
経験や、積み上げてきた知識がアンテナを曇らせる。
本能的にいやなことと、経験上考えるいやなこと、
直感的にワクワクすることと、楽しいと思い込んでいることは違う。
観念を本能的なことだと勘違いしてしまう傾向があるので、
過去や、観念から自由になる。

Q.苦手だけれどしなければならないことはどうしたら。

A.苦手なことからは逃げる。
おだてて、やってもらうのもよい。
おだてられると、ぱっと火がつく人もある。
任せられると、性が働き、骨盤が動いてくる。
「自分でやりたい」「人の役に立ちたい」という心は本能的な性の働き。
任せるのは大切なこと。
任せあうことで、お互いに心が安らかになり、性=いのちの働きが高まる。
任せたはずなのに心配したり、そわそわしたり、
相手に遠慮や気遣いをする人がいるが、
それでは全体がうまくいかない。
任せるのなら、完全に、純粋に、心安らかに任せる。

人の成長では、4、5才の年中、年長さんの頃、
そして思春期に性が大きく働き出す。
「自分で」、「役に立ちたい」という純粋な思いが大きくなる自立の時。
その時に、ちょうどよく何か手伝ってもらったり、
自分から何かを始めたり、
奉仕的な活動に取り組むとよい。

[実習・心がおちつく やさしい気功」。
(純)

2018.10.28

気づかいについて〜木曜の教室から〜

天野の定例教室のうち、
京都朝日カルチャーの木曜は、20年ほど続いている教室です。
立って動くー座ってお話をきくーおちつく気功、といった流れで
週一回、とてもいいリセット、リスタートになります。
先日のお話から。(純)

 2018/10/25 於:朝日カルチャー京都(木曜) 天野泰司
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[実習・立って動く〜ふりこから波の動き]

気づかいは、とても大切なもの。
以前はもう少し、お互いを感じながら歩いていたが、
最近は、誰かが急に前を通り過ぎたり、ぶつかりそうになることも多い。

気づかいとは、自分を拡大すること。
私を広げて周囲を感じ、全体がスムーズになるよう心を配る。

それには、何よりも、自分を大切にし、まず私が心地よくあること、
そして、感覚を高めていこうとしていることが大切。

その「私の心地よさ」を広げ、気を適度に張り巡らせる。
でないと、自分の辛さ苦しみを相手に押し付けていくことになってしまう。

気持ち良さは、生み出すことができる。
心から、身体から、湧いてくるものをみつけて、その動きに添って動いていく。
気功で「自由に動く」時のように。

生きていることは、自発的な動きの連続。
体に目をむけると、その都度ふつふつと生まれている、湧いてくる
「動きたい」という感覚。
それが、生きていることの本質。

体に添って、したい! と感じることを、ピタ、ピタとやっていく。
生き物として心地よい感じに出会い続けていく。

それは、無理な努力のない世界。
その方向へ行くのだという気持ちを持ち続けること。

あらゆる物質は波動で構成されているから、私の気持ち良さはみんなと響きあう。
私を大切に思うことが、すなわち、互いを気遣うこと。
お互いの自由、自然を心から尊重すること。

[実習・心がおちつく やさしい気功」。
(純)

2018.10.25

目と頭 〜9/29中之島

朝日カルチャー中之島、「楽になる気功」シリーズ
今回は「目と頭」をテーマに。

2018/9/29 於:朝日カルチャー中之島
天野泰司  *次回は11/17・腰
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*頭を楽に

大脳の思考の働きに関わるのは、頚椎2番。
「のどぼとけさん」と言われる骨で、
上を向くと、頭のちょうつがいになるような位置にあたる。

[実習・上を向いてポカン〜あくび]
ゆっくりと、あごをゆるめて。
頚椎2番あたりの、ちょうつがいになるようなところから、上を向く。
痛いところは避けて、楽な角度を探す。
口をだんだんにあけて、自然にあくびをする。

思考には、自然にめぐっていく思考と
突発的な、ノイズのような思考がある。
不自然な思考は、足・尾骨など、体を楽にすることで
減らすことができる。
目のケアをすることも、 大脳の調整になる。

[実習・立って動く〜のびとゆすり]
ゆっくり上に、のびをする。
頚椎2番を意識した、のび。
アキレス腱を意識した、のび。
腰椎1番を意識した、のび。‥おへその真裏より少し上。
体をゆする。

ソファなどにもたれて、足を机や椅子などで高めにあげ
足全体の裏側が気持ちよく伸びるように、ゆっくり休むのもよい。

*枠を外す

不必要な気を使う必要はない。
自分をはめこんでいた枠を外すと、ちょうどいいものが残る。

形骸化した礼節やつきあいは重く感じる。
本来、相手と礼をしあうことで同調が起こり、それは心地よさがあるもの。

私たちは、大きな生命体としては区別がない。
改めて向かい合うと、根源的なものが湧いてくる。
礼をする時、同じタイミングで、気持ちがそろうと、呼吸もそろう。

気が集中し、離散することが自然の理、すなわち幸せの根源。
生きていることの快感、満足。
それはこの瞬間も続いていて、
眠ったり、話したり、仕事するのが気持ち良いのが自然。
自分を大切にし、天然の中にある心地よさを破らないで生活する。

*心は変わる

辛さ、苦しみは体の全体ではなく、ある部分の緊張として残る。
その部分をゆるめて、流していくことが有効。

感情のゆれが、表に出てきてほどけると、心がかるくなる。

[実習・頭にふれる〜頭部活点のてあて]

「活点」は、野口晴哉氏が整理したいくつかのポイント。
「頭部活点」は、鬼の角の生えるところ。
耳の前を上がったラインと、眼球を上がったラインの交点。

辛さ、かなしみは、出てきては昇華されていく。
それは、感情的な動きを通じて
心身が幸せに近づこうとしている大切な働き。

[実習・心がおちつく やさしい気功]秋バージョン
腰、脇腹、内股、ひざをていねいになでて、てあてする。

天然・自然に戻る時間の感覚と、日々の活動。
両方が豊かになることで、大脳のリラックスや体全体の健康につながる。
それが気功をする意味。

[実習・耳と目〜耳たぶをひっぱる、目のてあて、眉根を押し上げる、ほおの中央をゆっくり押す]

(純)

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