気功のひろば

ブログ

2018.10.28

気づかいについて〜木曜の教室から〜

天野の定例教室のうち、
京都朝日カルチャーの木曜は、20年ほど続いている教室です。
立って動くー座ってお話をきくーおちつく気功、といった流れで
週一回、とてもいいリセット、リスタートになります。
先日のお話から。(純)

 2018/10/25 於:朝日カルチャー京都(木曜) 天野泰司
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[実習・立って動く〜ふりこから波の動き]

気づかいは、とても大切なもの。
以前はもう少し、お互いを感じながら歩いていたが、
最近は、誰かが急に前を通り過ぎたり、ぶつかりそうになることも多い。

気づかいとは、自分を拡大すること。
私を広げて周囲を感じ、全体がスムーズになるよう心を配る。

それには、何よりも、自分を大切にし、まず私が心地よくあること、
そして、感覚を高めていこうとしていることが大切。

その「私の心地よさ」を広げ、気を適度に張り巡らせる。
でないと、自分の辛さ苦しみを相手に押し付けていくことになってしまう。

気持ち良さは、生み出すことができる。
心から、身体から、湧いてくるものをみつけて、その動きに添って動いていく。
気功で「自由に動く」時のように。

生きていることは、自発的な動きの連続。
体に目をむけると、その都度ふつふつと生まれている、湧いてくる
「動きたい」という感覚。
それが、生きていることの本質。

体に添って、したい! と感じることを、ピタ、ピタとやっていく。
生き物として心地よい感じに出会い続けていく。

それは、無理な努力のない世界。
その方向へ行くのだという気持ちを持ち続けること。

あらゆる物質は波動で構成されているから、私の気持ち良さはみんなと響きあう。
私を大切に思うことが、すなわち、互いを気遣うこと。
お互いの自由、自然を心から尊重すること。

[実習・心がおちつく やさしい気功」。
(純)

2018.10.25

目と頭 〜9/29中之島

朝日カルチャー中之島、「楽になる気功」シリーズ
今回は「目と頭」をテーマに。

2018/9/29 於:朝日カルチャー中之島
天野泰司  *次回は11/17・腰
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*頭を楽に

大脳の思考の働きに関わるのは、頚椎2番。
「のどぼとけさん」と言われる骨で、
上を向くと、頭のちょうつがいになるような位置にあたる。

[実習・上を向いてポカン〜あくび]
ゆっくりと、あごをゆるめて。
頚椎2番あたりの、ちょうつがいになるようなところから、上を向く。
痛いところは避けて、楽な角度を探す。
口をだんだんにあけて、自然にあくびをする。

思考には、自然にめぐっていく思考と
突発的な、ノイズのような思考がある。
不自然な思考は、足・尾骨など、体を楽にすることで
減らすことができる。
目のケアをすることも、 大脳の調整になる。

[実習・立って動く〜のびとゆすり]
ゆっくり上に、のびをする。
頚椎2番を意識した、のび。
アキレス腱を意識した、のび。
腰椎1番を意識した、のび。‥おへその真裏より少し上。
体をゆする。

ソファなどにもたれて、足を机や椅子などで高めにあげ
足全体の裏側が気持ちよく伸びるように、ゆっくり休むのもよい。

*枠を外す

不必要な気を使う必要はない。
自分をはめこんでいた枠を外すと、ちょうどいいものが残る。

形骸化した礼節やつきあいは重く感じる。
本来、相手と礼をしあうことで同調が起こり、それは心地よさがあるもの。

私たちは、大きな生命体としては区別がない。
改めて向かい合うと、根源的なものが湧いてくる。
礼をする時、同じタイミングで、気持ちがそろうと、呼吸もそろう。

気が集中し、離散することが自然の理、すなわち幸せの根源。
生きていることの快感、満足。
それはこの瞬間も続いていて、
眠ったり、話したり、仕事するのが気持ち良いのが自然。
自分を大切にし、天然の中にある心地よさを破らないで生活する。

*心は変わる

辛さ、苦しみは体の全体ではなく、ある部分の緊張として残る。
その部分をゆるめて、流していくことが有効。

感情のゆれが、表に出てきてほどけると、心がかるくなる。

[実習・頭にふれる〜頭部活点のてあて]

「活点」は、野口晴哉氏が整理したいくつかのポイント。
「頭部活点」は、鬼の角の生えるところ。
耳の前を上がったラインと、眼球を上がったラインの交点。

辛さ、かなしみは、出てきては昇華されていく。
それは、感情的な動きを通じて
心身が幸せに近づこうとしている大切な働き。

[実習・心がおちつく やさしい気功]秋バージョン
腰、脇腹、内股、ひざをていねいになでて、てあてする。

天然・自然に戻る時間の感覚と、日々の活動。
両方が豊かになることで、大脳のリラックスや体全体の健康につながる。
それが気功をする意味。

[実習・耳と目〜耳たぶをひっぱる、目のてあて、眉根を押し上げる、ほおの中央をゆっくり押す]

(純)

2018.10.22

腰を楽に 〜10/14京都

朝日カルチャー京都、第二日曜午後「季節の気功」は
お話が半分、実習が半分。
東山が見え、椅子式で楽な講座。

リピーターの方と初めての方のバランスもよく、
その時に応じたやさしい調整で、深く心身が変わっていく
とてもよい時間になっています。

10月は「腰を楽に」をテーマに。
*腰についてはもう一度、11/17(土)大阪・中之島
「腰痛になる心理」と題して、実習とお話が。
心と腰の関係について、ひきつづき解き明かしていきます。

2018/10/14 於:朝日カルチャー京都「季節の気功」天野泰司
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*腰を楽に

腎臓はウエストの上あたり、比較的高い位置に左右2つある。
2つある臓器は、両方いっぺんではなくて、片側だけが疲れる傾向があり、
腎臓の場合は、同じ側の腰も疲れてくる。

片側の腰が疲れてくると、体がねじれて、
おしっこを我慢してイライラしているような
何でも「イヤ」と否定したい感受性が湧いてくる。

「すべて嫌」なのは、心の問題ではない。
腰を強くしていくことで、素直な感受性が育つ。
子供の腰を弱くするのは簡単で、やろうとしていることをできなくすればそうなる。
思う通り、やりたいことをさっとできる環境が、強い腰と
素直な心を育てる。

腰が強くなる時期は、小学校5、6年から中学生、
思春期と呼ばれる、性の力が発達する時期。
自主性、主体性は、性の力と直接関係している。

多感な時期でもあり、楽しいこと、悲しいこと、より大きく感じる。
それは今の時期(秋)も同じ。
感覚がよく働く=自分にとって良くないものは避け、必要なものを取れる、
動物的な感覚。鈍ってくると生命の危険が生じる。

大人はどうやって、自分の腰を楽にするといいだろうか。
足を温めるのもよい。
足湯、なでること。

[実習・足裏、甲を両手でなでる、足の甲のてあて〜
ひざをなでる〜内股をなでる〜体をゆっくりねじる、楽なほうを大きく]

[実習・立って動く
イヤイヤ、ねじる動作を加えた秋バージョン。

*体は変わる

足裏、膝、内股、腎臓、側腹、後頭部左右は連動している。
このなかで、今日はここかな、いまここをしたいな、という1・2箇所をていねいに。
チェックすることが、ケアにつながる。

違和感があること=悪、ではない。
「あのせいでこうなったかな」と理由付け、意味づけををすると、固定化したり
連鎖しやすい。
体は一瞬で変わる。そこに、理由は必要がない。

がんばるのは、自分のやろうとしていることを越えること。
運動会で怪我が多いのは、やはり無理をしているから。
無理をすると体を壊しやすい。

楽しくやっていることには、無理がない。
運動会も、大好きな人には無理はなく、
運動会大嫌い組、には大きな負担。
強制して、大好きにならせる必要はない。

心は移り変わり、自由に動いている。
体は変化する。それが、生きているということ。
その状態に還っていく。

心には波がある。
悲しんではいけない、と動きを止めてしまうと、浮き上がれず停滞する。
自然な感情の流れに任せて、泣きたい時は真剣に泣くと、必ず心が上向きになり、楽になる。
子供のように、さっと気分を変えて。

幼児期は、嫌なこと、大変なことがないように周囲が心を配る。
大人になってからは、自分で頭にふれる。

*頭にふれる

[実習・頭にふれる〜首にふれる〜感情活点のてあて]

「活点」は、野口晴哉氏が整理したいくつかのポイント。
「感情活点」は、みぞおちの左下、肋骨の曲がり角。

この時期は、「頭にふれる→ゆっくり動く」という流れがよい。

*ゆっくり動く

[実習・心がおちつく やさしい気功

(純)

2018.10.21

心を休める 〜9/9京都

朝日カルチャー京都、第二日曜午後「季節の気功」は
お話が半分、実習が半分。
東山が見え、椅子式で楽な講座。

リピーターの方と初めての方のバランスもよく、
その時に応じたやさしい調整で、深く心身が変わっていく
とてもよい時間になっています。

9月は「心を休める」をテーマに。

2018/9/9 於:朝日カルチャー京都「季節の気功」天野泰司
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*心はどこにある?

辛い記憶が蘇る時は、その思いを解消できる時。
乗り越えられるタイミングでしか、浮かび上がってこない。
だからその時に、
その「嫌な感じ」は体のどこにあるかを探し、
違和感が抜けていくように、全力で楽な姿勢をとる。
体を楽にすることで、体の方向から辛さが抜けてゆく。

心はどこにあるのだろう。
胸か、おなか? 頭だろうか。

大脳だけでは、心は痛まない。
大脳から腹部へ「緊張する」という指令が走り、
「危険」サインが大脳へフィードバックされる。
内臓や筋肉に反応が起こる。
その回路が、心の痛み、辛さ。

解消するには、
ひとつは、大脳で起こっていることを
ちょっと横へ置いて、体に目を向ける。
そうすると、冷静に見ることができる。

その感覚は、悟りや瞑想といったものと同じカテゴリ。
なんとしてでもつかみとる、といったものではなく
特別なものではない。
ふとした時に、日常的に起こっているもの。

もうひとつは、「持続緊張」を取り除く。
例えば、「心配」は、首のサイドラインや
左上腹部の肋骨あたりに、残っていることが多い。

だいぶ前のことなのに、体の内に残ったままになっている「緊張する」というサイン。
それに気づいたら、さっとゆるめる。

お腹の側で「緊張しなくていい」とわかると、大脳が緊張を伝えても
それほど緊張しない。
一度ゆるむと、そこまで緊張しなくなるので
早い方がいい。

*頭にふれる

辛かったことを思い出した時、体の緊張する「部分」をさがしてゆるめると
心ー体の連鎖が切れる。
経路を切るには、首の緊張、頭、頭皮の緊張を抜くのが大切。
頭骨の地形図を探すようにふれて、
違和感をみつけていく。

[実習・頭にふれる〜首にふれる〜感情活点のてあて]

「活点」は、野口晴哉氏が整理したいくつかのポイント。
「感情活点」は、みぞおちの左下、肋骨の曲がり角。
この時期は、「頭にふれる→ゆっくり動く」という流れがよい。

*ゆっくり動く

[実習・心がおちつく やさしい気功

悩むこともひとつの趣味。若者は悩んで成長する。
悩みは、急に幸せの種に変化することもある。

パズルやクイズを解くことも、過剰なエネルギーを分散する手段になる。
悩むことは身体的苦痛を伴い、考えることには身体的苦痛がない。
どちらもエネルギーの消耗。

動物は動いてエネルギーを使うが、
人は考えることでもエネルギーを消耗する。

一度手放すと、「手放していい」という選択肢ができる。
悩んでもいい、悩まなくてもいい、悩まない。
そうした選択肢ができる。

*心は微細な身体

[実習・立って動く]淡々と、楽に、気持ちよく。
体に気をあつめて。

気功は、動きながらの瞑想。
体のほうから、微細な方向へ寄り添う。
細かい中に、気がつけば心の変化が起こる。
心は、微細な身体。

人はそれぞれ影響しあって存在する。
ひとりの影響は、思ったより大きいもの。
自分が楽になることが大切。

楽になると、物事が柔軟に受け入れられる。
それが災害への強さにもつながる。

とっさに逃げたり、避けられることは強い。
逃げないで、しかも耐えきれないことが自分を苦しめる。
大変な状況からは、まずさっと逃げる。
逃げられないなら、思いわずらいや苦しみをパッと手放し、
渦中へ飛び込むことで全力が出る。

(純)

2018.08.25

夏の疲れを抜く 〜8/19京都

なんとも言えず、深く休んだ一日となりました。

2018/8/19 於:朝日カルチャー京都「季節の気功」天野泰司
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*変化は感覚を養う

38-9度が当たり前、といった日が2週間ほど続いた。
酷暑も天災、我慢しないで、避難したり、休んだりしたほうがいい。
今日くらいの気温だと涼しく感じるのは、
体が暑さに抵抗力が出てきたとも言える。

暑さ、寒さが交代にやってきて、四季の変化があることで
体の能力が上がり、心の感受性が広がる。
変化は感覚を養う。

変化がないと、感受性が鈍る。
例えば冬にカイロを使うときも、長時間当てっぱなしにしないで
寒いと思う時につけ、熱くなったらはずし、またつけたらよい。

センサーが正常に働くことが、健康の土台。
どこかほっとして心身が休む方向へ向かうときに、センサーがよく働く。

秋は、そうした季節。
夜空や虫の音、ちょっとした風の気配にも心が動き、美しさを感じる。
感覚は、使うほど伸びる。
感受性の高まる秋は、美しいものに触れるとよい。

*頭にふれる

秋の感受性を広げる「ゆるみ」の入り口は、頭。
いくつかポイントをとっていこう。

[実習・頭部活点〜頭頂〜妊娠活点のてあて]

「活点」は、野口晴哉氏が整理したいくつかのポイント。
「頭部活点」は、頭を休めるポイント。
鬼のツノの生える処で、
目の玉を上へ上がっていったところと、耳の前を上がったところの交差点。
左右の中指でふれて、てあてする。

頭頂部にも、中指を重ねて、てあて。
気力を回復し、内臓を引き上げる処。

「妊娠活点」は、後頭部で、目の真裏あたり。
ふっと凹んで、なんとなく手が止まる処。
骨盤の左右差や、腰痛、疲れなどに。

ヒトは受精して、まず頭から末端へ、全身ができてゆく。
なので、頭の変化は全身に応じる。

辛さや痛みがあるのは、生きていこうとする力があるということ。
この時期は、「頭にふれる→ゆっくり動く」という流れがよい。

*ゆっくり動く

[実習・心がおちつく やさしい気功

頭がゆるむと、骨盤も働きやすくなる。
加えて、足首が整うと大きく変わる。

[実習・足首のてあて〜自由に動く]

片足ずつ引き寄せて、くるぶしを両手で包む。
足首から先が、動きたいような感覚があったら
ていねいに感じて動かしていく。
手で動かしてしまわないこと。主体は足首。

足首から先は、細かい骨の集まり。
くるぶしは、左右別々の骨で、1、2ミリの微妙な変化が
体調や気分を左右する。
「気分」は、体のバランスで変わる。

足首は、ひきしまった感じが正常。
くるぶしが下へ落ちている時は、静かにふれていると上がって、足首がひきしまってくる。

気持ちよさは大切、そうすると自ずと整う。
なでていて気持ちがいいのが正常。
わからなかったり、痛かったら、気持ちよさが増すようになでる。

[実習・ていねいに立つ〜座る]
斜め上へ、ゆっくり、すうっと立ち上がり、すわる。
どこも持たないで。
立って、生まれたばかりのように
ていねいに足を動かす。
腰を動かす。

[実習・開閉〜腎臓のてあて]

開・・全身で大きく上へ伸び、手を両側から下ろしてくる。
閉・・手を両側からあげ、前からゆっくり下ろしてくる。

秋のポイントをいくつか。
・腎臓のてあて。
・わき腹(ウエストのつまめる処)をなでる。
・内股をなでる。

(純)

2018.06.23

梅雨を快適に 〜6/10京都

2018/6/10 於:朝日カルチャー京都「季節の気功」天野泰司
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*梅雨の養生法

この時期は湿度が高く、雨で動きにくい。
フィンランドのサウナは湖畔にあって、
湿度と温度を一気に高め、最高潮に達したら湖に飛び込んで
一気にスッキリする。
梅雨には、そうしたスッキリ感が合っている。

体は、末端が伸びると全部が伸びる。
手足を伸ばすと、胸が開き、腰が伸びる。

[実習・手の指を一本ずつ伸ばす〜足の指を伸ばす]
遠くへ、力を使わないで、イメージで、ゆっくり。
胸を開くように、気持ちよく。

イメージが気を導き、気が動くと体が変わる。
イメージと作用をつなぐものが、気。

イメージの力は大きい。
体の実感が伴っていて、気持ちよい方向であることが大切。
そうすると、適切な範囲を越えない。
例えば、「指が気持ちよく伸びてゆく」イメージに、感覚が伴い、
気持ちよく胸が開くならば、うまくできている。

みぞおちがゆるんでいて、下腹部が充実している
「上虚下実」が、安全な方向の指針となる。

「良いイメージに馴染む」ことが大切。

例えば「人の役に立つ」。
全体の中で、自分がどうあると、周りが心地よいか。
相手の役に立つことは、複雑でデリケート。
その時々で、その都度、変わるもの。
「いつどんな時でも、私は人の役に立っている」
そうした良いイメージを保つことで、必要ない空想が少なくなる。

利他的な心持ちに加えて、体に基づいた感覚があることが大切。

「自利と利他」と仮に分けて考えるが、「利他」の他には私も含まれる。
私と、私以外の全てには関係が必ずあり、区別ができない。
そうした考え方は、一番安全な自分を利する方法であり、
周りも、自分も潤ってくる。

[実習・季節のてあて〜腎臓・後頭部・おなか]

腎臓のろ過機能が、血液の状態を決めている。

[実習・肩の荷がおりる気功梅雨ver.]

ねじりの動き、前後の大きな動きを加えて。

活発に動きにくい梅雨は、余ったエネルギーを発散しにくい。
動くと停滞からさっと抜けられる。
歩くのもよい。時々腎臓に手をあてて、違和感があったらふっと集中する。
てあて、なでることがよい。
満足できる直前にやめると、効果が長く保つ。

(純)

2018.04.16

春の身体 〜4/8京都

2018/4/8 於:朝日カルチャー京都「季節の気功」天野泰司
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*春はわくわく

春になると、骨盤が浮かんで開いてくる。
仙腸関節がゆるんで開いたまま、
すっと立ち上がるように前傾して、
骨盤が持ち上がってくるので、
心持ちが軽く、体がゆるんでリラックスした感覚と
積極的に動ける感じが自ずと出てくる。
うきうき、わくわくした感じ。

四季の中でも、心地よい季節だが
とどこおりがあると、シニカルになりがち。
その時は、1月(後頭骨が開き、頭がぽかんとしてくる)
2月(肩が開く)、3月(骨盤が開く)の復習をていねいにすると
この時期は、すぐに動き出す。
後頭骨・肩・骨盤は相似形、連動して順に春を迎える。

[実習・肩の荷がおりる気功

*春の養生法

春に一番大切な養生法は、「にっこりする」こと。
にっこりすると、ひたいが開き(=頭がぽかん)、
ほお骨が上がる(=骨盤が上がる)。

そうすると、周りの人のみぞおちもゆるんでくる。
自分の体の状態は、周りに影響している。
なので、自分が変わると、周りも変わる。

楽しい気持ち、気持ちよさの空想を広げていくと
「春の体」状態が定着する。
この時期に「楽しい空想」を貯金しておくと、
落ち込んだ時に、すっと立ち直ることができる。

空想は、生活に大きく影響する。
思いは自由、
楽しいこと、うれしいこと、気持ちのいいことを
100%自分に良いように思い浮かべる。

不安は必要ない。傷つかないように予防し、
最低限の痛手でくいとめようとする働きは大切だが、
ふくらみすぎてしまう傾向がある。
その時々で考えればよい。

無理に頑張り、努力する必要はない。
全力が出ている時は夢中で、頑張っている感覚はないはず。
かといって、だらだらと何もしないのではなく、
明るい方向へ心のアンテナを向けて、気持ちのよい方向へ全身で動いていく。

そうすると、骨盤も自ずと活き活きしてくる。

体をなでたり、やさしい気功をしてゆるめ、
短時間、少し座って楽しい空想をしてみよう。
1週間続けると、こころの貯金になる。
「微笑みの瞑想」と呼んでいる。

[実習・(気持ちよさに集中して) 心がおちつく やさしい気功」。

(純)

2017.12.25

木曜の教室から

天野の定例教室は、大阪の高槻から始まりました。
「気の会天神山」「気の会いわて」の2つ、そして
京都朝日カルチャーの木曜も、20年ほど続いている教室です。

毎週、同じ流れで進んでいきますが
私たちも天野も、毎週同じではありません。
自らの心身の変化や、季節の変化に気づきながら
短いレクチャーもその時々にぴったり、
「おちつく気功」などして、清々しい心で
終わるとすっきり、1週間のリセット。
(いわては2週間ですね)
積み重ねの豊かさも感じられて、定例教室には
また、その良さがあります。

きょうは、今年最後の京都朝日カルチャー木曜日から
お話部分だけ、ご紹介しますね。(純)

 2017/12/21 於:朝日カルチャー京都 天野泰司
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[実習・立って動く〜ふりこから波の動きへ]

きょうは、春の気配がある。
鼻がムズムズしたり、ほっぺが少し赤かったりしませんか。
1〜3月はほんとうに寒いけれど、変わる日がある。
きょうもそうした、体を整えるのにとても良い日。

春は、骨盤の動きが急に盛んになるタイミング。
骨盤はエネルギーの源、人は骨盤が土台。
春は、根本から体質改善ができる季節。

春は楽しく、体に素直に。ふっといく方向へ。
いやなことをしない。
妊娠出産の心得と同じ。

人が皆、「幸せになろう」としながらなれないからくりがそこにある。
考えるのでなく、頭の中を真っ白に。
こだわらないで、気持ちのいいほうへ素直に動く。

気持ちよさには2つあって、「素直に、楽」というものと
「違和感があるけれど、そっちへ行きたい」という急な波。

全ての人が「偏り」をもっている。
「偏りがある=生きている」ということ。
けれど偏りが強くなりすぎ、過剰になってくると、ほどく動きが出てくる。
それが、「急な波」。

大波・小波はあるもの。
人が波を恐れるのは、多くは教育に依るもので
例えばすこし調子が悪いと、「大変だ」「何何ではないか」と
心配してのぞきこむ。
体を健全にするために、病が起こることも多い。
症状がプラスに働いていく。

辛い症状を和らげたいと思うのはok、
けれどそれだけを考えていると、本来の働きを妨げてしまう。

春は、症状の波が大きい。それは生殖器系と関係があって、
本質的な変化につながるため。

新しい世代には、そうした教育をしないで
体の本来の働きを知って、身につけて欲しい。

「おちつく気功」などをぜひ続けて、その中の変化に気づき
「今日はぜひこれをやろう」という感じが出てくるのが、良い。

[実習・心がおちつく やさしい気功」。
(純)

2017.12.23

心と身体の大掃除 〜12/3京都

2017/12/3 於:朝日カルチャー京都「季節の気功」天野泰司
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*原点に還る

秋は、落ち着いた心の状態が続き、心が美しくなる季節。
冬は、春への準備が始まる。
ひきしまり、そして開いていく。

つぼみでも、閉じ方が良いと、開いた時美しい。
私たちも、寒さでひきしまり方がはっきりしていると、春の変化が明瞭。

例えば、朝、外に出て掃除をしたり
お寺のような所で、美しいお庭をみながら、ただ座る。
そうした場に身を置くだけで、心身がひきしまる。
加えて、
寒さで頭が緊張しやすい季節なので、目の温湿布で神経をゆるめ、
暖房等で乾燥もしやすいので、おいしい水をちびちび飲む。
そうしたことだけでよい。

[実習・目のてあて〜あくび〜心がおちつく やさしい気功」。

不要なものを排出し、必要なものを集めるのが「気の働き」。
頭をゆるめ、思考を休ませて、体の野性を取り戻す。
「体にまかせる」習慣を作る。

例えば、犬は腹帯をしめている訳ではない。
むしろ、お産が近づくと、おなかを地面にぺたっとつけて
冷やしにいく。そうすると収縮が起こる。
それを体が知っている。

心は常に移り変わり、浮き沈みがあって良い。
ひとつ所にしがみつかないで、全部流していく。
手放すほど、入ってくる。
それを、西田天香さんは「無一物中無尽蔵」と表現した。

[実習・肩の荷がおりる気功〜たたく]

イメージは淡く。頭があまり働かないように。

私たちは、豊かな世界にいつも出会いつづけている。
気持ちいい風景や、おなかの中の気持ちよさを思い出して
元の純粋な状態に戻って。

1ヶ月、1日、ひと呼吸、一瞬一瞬、私たちは死んではまた生まれ、
原点に戻って、新しい年を迎える。

(純)

2017.10.27

思いを手放す 〜9/10京都

2017/9/10 於:朝日カルチャー京都 天野泰司
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*思いを手放す

なぜ私たちは、さまざまな苦しみと共にあるのだろうか。

苦しみを減らすには、心の許容量を増やしていく。
生きていること自体が幸せ、心のチャンネルを自分で切り替えてゆく。

生まれる以前からずっと続いている心の状態を、「先天」と呼ぶ。
それは、普段の日常的な心の動きとは違う、言葉以前の世界。

言葉に翻訳できる心の部分を、「後天」と呼ぶ。
それを、分けて考える。

例えば、家にいる動物たちとは、言葉を通して心が伝わっていくけれど
インターネット上で飛び交うメッセージでは、誤解も生まれやすい。
声の調子や表情、間の取り方、心の向かう方向、
体が緊張しているのかゆるんでいるのか等等、
コミュニケーションでは、「体につれて動いているもの」が、多くを占めている。

「言葉以前の心」が、体に宿っている。
BodyとMindは、相互に作用し、影響し合っている。
その両方を、同時にみていくことが大切。

気功では、意識的な働きを静めていくことを「入静」と呼ぶ。
何度でも繰り返し、ゼロに戻る。
「先天の心」が、はっきり現れてくる。

今を生きているのは、先天の心。
将来や過去を考える、時間感覚をもっているのが、後天の心。

方法はやさしい。
体の心地よさに集中し、頭の中を空っぽにする。
そうやって、時間につながれている感覚から自由になる。
心と身体の両面をつないでいけるのが、気功の良さ。

心に浮かぶ、さまざまなおしゃべりにつきあわない。
雑念と呼ばれるものは、淡々と見て、あいづちも打たない。
ただ、聞いているようにすると、会話は成り立たない。
そうしていると、言葉以前の体の部分が、大きく変化する。

[実習・あくび〜心がおちつく やさしい気功」。

「入静」は、集中を保ちながら、気楽にやってみる。
自分を見張る気持ちや、緊張感ではない。

起きているのとは違う、眠っているのでもない。
瞑想的な感覚を特別なものにしない。
心が静かになるのではなく、心がさまざまに動き、流れ、留まらない状態。

心を、つなぎとめることをしない。
楽しかったことや、気持ちよい体験にこだわると、苦しみもつなぎとめてしまう。
一時的な幸せを壊したくない思いが、
心をつなぎ止める。
手放したほうが気持ちよい。

気功をすることを積み重ね、日常でも思いを手放すようにしていくと
ちょうどいいことが、ちょうどいいだけ起こる。

「盛り上がったような気持ちよさ」を手放す。
大変なことを、手放す。

同じことをしていても、毎回新しくて、飽きることがない。
毎回毎回、違う気持ちよさがある。
新しい気持ち、新しい体で味わう。
その後には、深みのある心地よさがある。

*秋の体 

秋の焦点は、腰。
なでる、足湯、水をのむ。

足裏・内股・耳・腎臓のてあて、脇腹・後頭部などの
どこか一カ所にはっきり出ていることが多い。
その時々に、したいところを、ゆっくりなでたり、てあてする。
その一カ所から体全体が変わる。

[実習・耳をこする〜腎臓のてあて、体をねじる]
[実習・肩の荷がおりる気功
(純)

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