気功のひろば

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2018.10.28

気づかいについて〜木曜の教室から〜

天野の定例教室のうち、
京都朝日カルチャーの木曜は、20年ほど続いている教室です。
立って動くー座ってお話をきくーおちつく気功、といった流れで
週一回、とてもいいリセット、リスタートになります。
先日のお話から。(純)

 2018/10/25 於:朝日カルチャー京都(木曜) 天野泰司
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[実習・立って動く〜ふりこから波の動き]

気づかいは、とても大切なもの。
以前はもう少し、お互いを感じながら歩いていたが、
最近は、誰かが急に前を通り過ぎたり、ぶつかりそうになることも多い。

気づかいとは、自分を拡大すること。
私を広げて周囲を感じ、全体がスムーズになるよう心を配る。

それには、何よりも、自分を大切にし、まず私が心地よくあること、
そして、感覚を高めていこうとしていることが大切。

その「私の心地よさ」を広げ、気を適度に張り巡らせる。
でないと、自分の辛さ苦しみを相手に押し付けていくことになってしまう。

気持ち良さは、生み出すことができる。
心から、身体から、湧いてくるものをみつけて、その動きに添って動いていく。
気功で「自由に動く」時のように。

生きていることは、自発的な動きの連続。
体に目をむけると、その都度ふつふつと生まれている、湧いてくる
「動きたい」という感覚。
それが、生きていることの本質。

体に添って、したい! と感じることを、ピタ、ピタとやっていく。
生き物として心地よい感じに出会い続けていく。

それは、無理な努力のない世界。
その方向へ行くのだという気持ちを持ち続けること。

あらゆる物質は波動で構成されているから、私の気持ち良さはみんなと響きあう。
私を大切に思うことが、すなわち、互いを気遣うこと。
お互いの自由、自然を心から尊重すること。

[実習・心がおちつく やさしい気功」。
(純)

2018.10.25

目と頭 〜9/29中之島

朝日カルチャー中之島、「楽になる気功」シリーズ
今回は「目と頭」をテーマに。

2018/9/29 於:朝日カルチャー中之島
天野泰司  *次回は11/17・腰
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*頭を楽に

大脳の思考の働きに関わるのは、頚椎2番。
「のどぼとけさん」と言われる骨で、
上を向くと、頭のちょうつがいになるような位置にあたる。

[実習・上を向いてポカン〜あくび]
ゆっくりと、あごをゆるめて。
頚椎2番あたりの、ちょうつがいになるようなところから、上を向く。
痛いところは避けて、楽な角度を探す。
口をだんだんにあけて、自然にあくびをする。

思考には、自然にめぐっていく思考と
突発的な、ノイズのような思考がある。
不自然な思考は、足・尾骨など、体を楽にすることで
減らすことができる。
目のケアをすることも、 大脳の調整になる。

[実習・立って動く〜のびとゆすり]
ゆっくり上に、のびをする。
頚椎2番を意識した、のび。
アキレス腱を意識した、のび。
腰椎1番を意識した、のび。‥おへその真裏より少し上。
体をゆする。

ソファなどにもたれて、足を机や椅子などで高めにあげ
足全体の裏側が気持ちよく伸びるように、ゆっくり休むのもよい。

*枠を外す

不必要な気を使う必要はない。
自分をはめこんでいた枠を外すと、ちょうどいいものが残る。

形骸化した礼節やつきあいは重く感じる。
本来、相手と礼をしあうことで同調が起こり、それは心地よさがあるもの。

私たちは、大きな生命体としては区別がない。
改めて向かい合うと、根源的なものが湧いてくる。
礼をする時、同じタイミングで、気持ちがそろうと、呼吸もそろう。

気が集中し、離散することが自然の理、すなわち幸せの根源。
生きていることの快感、満足。
それはこの瞬間も続いていて、
眠ったり、話したり、仕事するのが気持ち良いのが自然。
自分を大切にし、天然の中にある心地よさを破らないで生活する。

*心は変わる

辛さ、苦しみは体の全体ではなく、ある部分の緊張として残る。
その部分をゆるめて、流していくことが有効。

感情のゆれが、表に出てきてほどけると、心がかるくなる。

[実習・頭にふれる〜頭部活点のてあて]

「活点」は、野口晴哉氏が整理したいくつかのポイント。
「頭部活点」は、鬼の角の生えるところ。
耳の前を上がったラインと、眼球を上がったラインの交点。

辛さ、かなしみは、出てきては昇華されていく。
それは、感情的な動きを通じて
心身が幸せに近づこうとしている大切な働き。

[実習・心がおちつく やさしい気功]秋バージョン
腰、脇腹、内股、ひざをていねいになでて、てあてする。

天然・自然に戻る時間の感覚と、日々の活動。
両方が豊かになることで、大脳のリラックスや体全体の健康につながる。
それが気功をする意味。

[実習・耳と目〜耳たぶをひっぱる、目のてあて、眉根を押し上げる、ほおの中央をゆっくり押す]

(純)

2018.10.22

腰を楽に 〜10/14京都

朝日カルチャー京都、第二日曜午後「季節の気功」は
お話が半分、実習が半分。
東山が見え、椅子式で楽な講座。

リピーターの方と初めての方のバランスもよく、
その時に応じたやさしい調整で、深く心身が変わっていく
とてもよい時間になっています。

10月は「腰を楽に」をテーマに。
*腰についてはもう一度、11/17(土)大阪・中之島
「腰痛になる心理」と題して、実習とお話が。
心と腰の関係について、ひきつづき解き明かしていきます。

2018/10/14 於:朝日カルチャー京都「季節の気功」天野泰司
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*腰を楽に

腎臓はウエストの上あたり、比較的高い位置に左右2つある。
2つある臓器は、両方いっぺんではなくて、片側だけが疲れる傾向があり、
腎臓の場合は、同じ側の腰も疲れてくる。

片側の腰が疲れてくると、体がねじれて、
おしっこを我慢してイライラしているような
何でも「イヤ」と否定したい感受性が湧いてくる。

「すべて嫌」なのは、心の問題ではない。
腰を強くしていくことで、素直な感受性が育つ。
子供の腰を弱くするのは簡単で、やろうとしていることをできなくすればそうなる。
思う通り、やりたいことをさっとできる環境が、強い腰と
素直な心を育てる。

腰が強くなる時期は、小学校5、6年から中学生、
思春期と呼ばれる、性の力が発達する時期。
自主性、主体性は、性の力と直接関係している。

多感な時期でもあり、楽しいこと、悲しいこと、より大きく感じる。
それは今の時期(秋)も同じ。
感覚がよく働く=自分にとって良くないものは避け、必要なものを取れる、
動物的な感覚。鈍ってくると生命の危険が生じる。

大人はどうやって、自分の腰を楽にするといいだろうか。
足を温めるのもよい。
足湯、なでること。

[実習・足裏、甲を両手でなでる、足の甲のてあて〜
ひざをなでる〜内股をなでる〜体をゆっくりねじる、楽なほうを大きく]

[実習・立って動く
イヤイヤ、ねじる動作を加えた秋バージョン。

*体は変わる

足裏、膝、内股、腎臓、側腹、後頭部左右は連動している。
このなかで、今日はここかな、いまここをしたいな、という1・2箇所をていねいに。
チェックすることが、ケアにつながる。

違和感があること=悪、ではない。
「あのせいでこうなったかな」と理由付け、意味づけををすると、固定化したり
連鎖しやすい。
体は一瞬で変わる。そこに、理由は必要がない。

がんばるのは、自分のやろうとしていることを越えること。
運動会で怪我が多いのは、やはり無理をしているから。
無理をすると体を壊しやすい。

楽しくやっていることには、無理がない。
運動会も、大好きな人には無理はなく、
運動会大嫌い組、には大きな負担。
強制して、大好きにならせる必要はない。

心は移り変わり、自由に動いている。
体は変化する。それが、生きているということ。
その状態に還っていく。

心には波がある。
悲しんではいけない、と動きを止めてしまうと、浮き上がれず停滞する。
自然な感情の流れに任せて、泣きたい時は真剣に泣くと、必ず心が上向きになり、楽になる。
子供のように、さっと気分を変えて。

幼児期は、嫌なこと、大変なことがないように周囲が心を配る。
大人になってからは、自分で頭にふれる。

*頭にふれる

[実習・頭にふれる〜首にふれる〜感情活点のてあて]

「活点」は、野口晴哉氏が整理したいくつかのポイント。
「感情活点」は、みぞおちの左下、肋骨の曲がり角。

この時期は、「頭にふれる→ゆっくり動く」という流れがよい。

*ゆっくり動く

[実習・心がおちつく やさしい気功

(純)

2018.10.21

心を休める 〜9/9京都

朝日カルチャー京都、第二日曜午後「季節の気功」は
お話が半分、実習が半分。
東山が見え、椅子式で楽な講座。

リピーターの方と初めての方のバランスもよく、
その時に応じたやさしい調整で、深く心身が変わっていく
とてもよい時間になっています。

9月は「心を休める」をテーマに。

2018/9/9 於:朝日カルチャー京都「季節の気功」天野泰司
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*心はどこにある?

辛い記憶が蘇る時は、その思いを解消できる時。
乗り越えられるタイミングでしか、浮かび上がってこない。
だからその時に、
その「嫌な感じ」は体のどこにあるかを探し、
違和感が抜けていくように、全力で楽な姿勢をとる。
体を楽にすることで、体の方向から辛さが抜けてゆく。

心はどこにあるのだろう。
胸か、おなか? 頭だろうか。

大脳だけでは、心は痛まない。
大脳から腹部へ「緊張する」という指令が走り、
「危険」サインが大脳へフィードバックされる。
内臓や筋肉に反応が起こる。
その回路が、心の痛み、辛さ。

解消するには、
ひとつは、大脳で起こっていることを
ちょっと横へ置いて、体に目を向ける。
そうすると、冷静に見ることができる。

その感覚は、悟りや瞑想といったものと同じカテゴリ。
なんとしてでもつかみとる、といったものではなく
特別なものではない。
ふとした時に、日常的に起こっているもの。

もうひとつは、「持続緊張」を取り除く。
例えば、「心配」は、首のサイドラインや
左上腹部の肋骨あたりに、残っていることが多い。

だいぶ前のことなのに、体の内に残ったままになっている「緊張する」というサイン。
それに気づいたら、さっとゆるめる。

お腹の側で「緊張しなくていい」とわかると、大脳が緊張を伝えても
それほど緊張しない。
一度ゆるむと、そこまで緊張しなくなるので
早い方がいい。

*頭にふれる

辛かったことを思い出した時、体の緊張する「部分」をさがしてゆるめると
心ー体の連鎖が切れる。
経路を切るには、首の緊張、頭、頭皮の緊張を抜くのが大切。
頭骨の地形図を探すようにふれて、
違和感をみつけていく。

[実習・頭にふれる〜首にふれる〜感情活点のてあて]

「活点」は、野口晴哉氏が整理したいくつかのポイント。
「感情活点」は、みぞおちの左下、肋骨の曲がり角。
この時期は、「頭にふれる→ゆっくり動く」という流れがよい。

*ゆっくり動く

[実習・心がおちつく やさしい気功

悩むこともひとつの趣味。若者は悩んで成長する。
悩みは、急に幸せの種に変化することもある。

パズルやクイズを解くことも、過剰なエネルギーを分散する手段になる。
悩むことは身体的苦痛を伴い、考えることには身体的苦痛がない。
どちらもエネルギーの消耗。

動物は動いてエネルギーを使うが、
人は考えることでもエネルギーを消耗する。

一度手放すと、「手放していい」という選択肢ができる。
悩んでもいい、悩まなくてもいい、悩まない。
そうした選択肢ができる。

*心は微細な身体

[実習・立って動く]淡々と、楽に、気持ちよく。
体に気をあつめて。

気功は、動きながらの瞑想。
体のほうから、微細な方向へ寄り添う。
細かい中に、気がつけば心の変化が起こる。
心は、微細な身体。

人はそれぞれ影響しあって存在する。
ひとりの影響は、思ったより大きいもの。
自分が楽になることが大切。

楽になると、物事が柔軟に受け入れられる。
それが災害への強さにもつながる。

とっさに逃げたり、避けられることは強い。
逃げないで、しかも耐えきれないことが自分を苦しめる。
大変な状況からは、まずさっと逃げる。
逃げられないなら、思いわずらいや苦しみをパッと手放し、
渦中へ飛び込むことで全力が出る。

(純)

2018.08.25

夏の疲れを抜く 〜8/19京都

なんとも言えず、深く休んだ一日となりました。

2018/8/19 於:朝日カルチャー京都「季節の気功」天野泰司
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*変化は感覚を養う

38-9度が当たり前、といった日が2週間ほど続いた。
酷暑も天災、我慢しないで、避難したり、休んだりしたほうがいい。
今日くらいの気温だと涼しく感じるのは、
体が暑さに抵抗力が出てきたとも言える。

暑さ、寒さが交代にやってきて、四季の変化があることで
体の能力が上がり、心の感受性が広がる。
変化は感覚を養う。

変化がないと、感受性が鈍る。
例えば冬にカイロを使うときも、長時間当てっぱなしにしないで
寒いと思う時につけ、熱くなったらはずし、またつけたらよい。

センサーが正常に働くことが、健康の土台。
どこかほっとして心身が休む方向へ向かうときに、センサーがよく働く。

秋は、そうした季節。
夜空や虫の音、ちょっとした風の気配にも心が動き、美しさを感じる。
感覚は、使うほど伸びる。
感受性の高まる秋は、美しいものに触れるとよい。

*頭にふれる

秋の感受性を広げる「ゆるみ」の入り口は、頭。
いくつかポイントをとっていこう。

[実習・頭部活点〜頭頂〜妊娠活点のてあて]

「活点」は、野口晴哉氏が整理したいくつかのポイント。
「頭部活点」は、頭を休めるポイント。
鬼のツノの生える処で、
目の玉を上へ上がっていったところと、耳の前を上がったところの交差点。
左右の中指でふれて、てあてする。

頭頂部にも、中指を重ねて、てあて。
気力を回復し、内臓を引き上げる処。

「妊娠活点」は、後頭部で、目の真裏あたり。
ふっと凹んで、なんとなく手が止まる処。
骨盤の左右差や、腰痛、疲れなどに。

ヒトは受精して、まず頭から末端へ、全身ができてゆく。
なので、頭の変化は全身に応じる。

辛さや痛みがあるのは、生きていこうとする力があるということ。
この時期は、「頭にふれる→ゆっくり動く」という流れがよい。

*ゆっくり動く

[実習・心がおちつく やさしい気功

頭がゆるむと、骨盤も働きやすくなる。
加えて、足首が整うと大きく変わる。

[実習・足首のてあて〜自由に動く]

片足ずつ引き寄せて、くるぶしを両手で包む。
足首から先が、動きたいような感覚があったら
ていねいに感じて動かしていく。
手で動かしてしまわないこと。主体は足首。

足首から先は、細かい骨の集まり。
くるぶしは、左右別々の骨で、1、2ミリの微妙な変化が
体調や気分を左右する。
「気分」は、体のバランスで変わる。

足首は、ひきしまった感じが正常。
くるぶしが下へ落ちている時は、静かにふれていると上がって、足首がひきしまってくる。

気持ちよさは大切、そうすると自ずと整う。
なでていて気持ちがいいのが正常。
わからなかったり、痛かったら、気持ちよさが増すようになでる。

[実習・ていねいに立つ〜座る]
斜め上へ、ゆっくり、すうっと立ち上がり、すわる。
どこも持たないで。
立って、生まれたばかりのように
ていねいに足を動かす。
腰を動かす。

[実習・開閉〜腎臓のてあて]

開・・全身で大きく上へ伸び、手を両側から下ろしてくる。
閉・・手を両側からあげ、前からゆっくり下ろしてくる。

秋のポイントをいくつか。
・腎臓のてあて。
・わき腹(ウエストのつまめる処)をなでる。
・内股をなでる。

(純)

2018.06.26

先天に戻る〜5/20山科

「禅密の学校」は、劉漢文先生に学んだ禅密気功を
学んでいく、会員向け講座です。
5月のお話から。

於:アスニー山科 天野泰司
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中国のお寺には、笑った弥勒菩薩が最初におられる。
禅密功の入り口も、「笑いの門」。
劉先生は、「禅密を学んでいる人は、笑っている」と仰った。

知らず知らずに、背負っている重荷。
「笑う」ことは、それを下ろしてもいいんだよ、という合図。
いつでも、子供のように、くったくなく笑える感覚。

禅密功で「背骨をゆらし、慧目を開き、密処をゆるめる」目的は
幸せを培っていくこと。

生きていこうとする意思は、天然のもの。
生を楽しむ流れを体で感じつつ、
知性も使って、負の要素を取り除く。
そうして、「笑いの心」に戻る。

禅密は、気の働きの中にいる感覚が大きい。
「生きている」そのもうひとつ前の何か、に触れてゆく。
心・体が分離していない状態に戻る。
[実習]

(純)

2018.06.23

梅雨を快適に 〜6/10京都

2018/6/10 於:朝日カルチャー京都「季節の気功」天野泰司
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*梅雨の養生法

この時期は湿度が高く、雨で動きにくい。
フィンランドのサウナは湖畔にあって、
湿度と温度を一気に高め、最高潮に達したら湖に飛び込んで
一気にスッキリする。
梅雨には、そうしたスッキリ感が合っている。

体は、末端が伸びると全部が伸びる。
手足を伸ばすと、胸が開き、腰が伸びる。

[実習・手の指を一本ずつ伸ばす〜足の指を伸ばす]
遠くへ、力を使わないで、イメージで、ゆっくり。
胸を開くように、気持ちよく。

イメージが気を導き、気が動くと体が変わる。
イメージと作用をつなぐものが、気。

イメージの力は大きい。
体の実感が伴っていて、気持ちよい方向であることが大切。
そうすると、適切な範囲を越えない。
例えば、「指が気持ちよく伸びてゆく」イメージに、感覚が伴い、
気持ちよく胸が開くならば、うまくできている。

みぞおちがゆるんでいて、下腹部が充実している
「上虚下実」が、安全な方向の指針となる。

「良いイメージに馴染む」ことが大切。

例えば「人の役に立つ」。
全体の中で、自分がどうあると、周りが心地よいか。
相手の役に立つことは、複雑でデリケート。
その時々で、その都度、変わるもの。
「いつどんな時でも、私は人の役に立っている」
そうした良いイメージを保つことで、必要ない空想が少なくなる。

利他的な心持ちに加えて、体に基づいた感覚があることが大切。

「自利と利他」と仮に分けて考えるが、「利他」の他には私も含まれる。
私と、私以外の全てには関係が必ずあり、区別ができない。
そうした考え方は、一番安全な自分を利する方法であり、
周りも、自分も潤ってくる。

[実習・季節のてあて〜腎臓・後頭部・おなか]

腎臓のろ過機能が、血液の状態を決めている。

[実習・肩の荷がおりる気功梅雨ver.]

ねじりの動き、前後の大きな動きを加えて。

活発に動きにくい梅雨は、余ったエネルギーを発散しにくい。
動くと停滞からさっと抜けられる。
歩くのもよい。時々腎臓に手をあてて、違和感があったらふっと集中する。
てあて、なでることがよい。
満足できる直前にやめると、効果が長く保つ。

(純)

2018.04.17

自ら整う〜気功の学校・後期

「気功の学校」年間コースの、後期が始まりました。
「自分で自分を整える」、そして、それが周りに伝わる。
後期のテーマです。
「セルフモニタリング」という新しい言葉も。

2018/4/1 於:アスニー山科 天野泰司
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*春は解消の季節

後期のテーマは、「自分で自分を整える」。
そして、それが周りに伝わる。

伝えていく時、マイナスの影響を相手に与える物事が多い。
相手にプラスになることを伝えるようにする。

花が開き、町中に活気がある季節。
4月は、にっこりする。
にっこりすると、ひたいが開き、ほお骨が上がる。
つまり、みぞおちがゆるんで、骨盤が上がる。
「にっこり」の反対は「げっそり」、骨盤が下垂。

辛く苦しい事は、まず、避ける。避けられない時は
その辛さが「体のどこにあるか」を探して、その感覚をほどく。

感情は、素直に表す。
それが、体の調整作用になる。
抜けない時は、その辛さが「体のどこにあるか」を探して、その感覚をほどく。

例えば、左の肋骨の下側、「感情活点」あたりがしくしくするような感覚があると、
にっこりできない。
体の各所は連動しているので、そうした一点をみつけると、急に全部がほどけてくる。

こらえたり、我慢したりする、日常的な辛苦は
胸の緊張(呼吸器系の不調)として残ることがある。
まず、その状況から離れること。
状況が既に変わっているのに、体にその感覚が残ったままになっている時もある。
「前後のふりこ」や、腰が伸びる・丸まる、など
呼吸器系の動きをゆっくりやっていくことで、消えていく。

腰で耐えているような、無理をしつづける辛苦は
中心で耐えているので、腎臓や泌尿器系に影響する。

春は、そうした、体に潜んでいる違和感が見つかりやすい。
苦しい、辛い、哀しい感じを見つけやすい。
浮かび上がってきた時に、体とこころをゆるめることが大切。
自分でできることは、いろいろある。
「心がおちつく やさしい気功」や、てあてで、ゆったりと気を集中する。
ふりこや、「肩の荷がおりる気功」で、動いていく。
そうすると、自然なゆるみと引き締まりが起こり、自ずとほどけていく。

気の集中は淡く、やわらかく、一カ所にスポットが当たるように。
[実習・立って動く ふりこ〜波の動き]

*自分の声を聴く

セルフモニタリング
・体を感じる ・・身体のモニタリング
・動きを感じる   〃
・言葉を聞く ・・心のモニタリング

「自分を整える」重要なファクタ、キーになるのは
正確な情報をつかむこと。

例えば中医学で、医師が脈をとり、舌をみたり、
西洋医学で内視鏡で内部をみたりする。
私たちには、整い治っていく力がある。
状態を把握すると、身体が自分で自分を整えていく。

「体・動きを感じる」ことは、午前中に行った。
「自分の話していることを聴く」と、不必要な心の習慣が消えていく。
話していることは、自分が一番に聞いている。
善し悪しの判断をせず、言葉を身体に響かせるように。

「心がおちつく やさしい気功」や、ふりこをしながら
ただ、体を感じる。
自分の言葉を、ただ、聴く。

自分が心地よいと、それは周りにも伝わる。

*質問から

Q:午前に「相手にプラスになることを伝える」「感情は素直に出す」という話があった。
 例えば、先週、海外に出かけて、帰ってきたら子どもたちが居なかった。
 夫に「淋しい」と感情を出せば、それは相手にプラスにならないのではないか?
 また、子どもたちにも「自由に生きて欲しい」という思いもある。 

A:まず、「淋しい」ときは「淋しい」と出せばよい。
 子供のこと、相手のことを思っているようで、気持ちを抑えることで2重ロックがかかったように
 気持ちが固定して、自分だけでなく家族を縛るようなことにもなってしまう。

感情は、素直に出すこと。
瞬間的な感情は、状況を打開するエンジンにもなる。
ただそれが持続しているとしたら、思考に変化している。
感情と思考は区別して考えないとならない。
固定した思考は、見方を変える、捉え方の枠ぐみを変えていくべき。

「怒り」は思考。怒りをなくしていくことは、人類共通のテーマ。
何で怒っているんだろう、
この状況にべつの見方はないか、と、置き換えていく。
「観念のすげかえ」を、リフレーミングと呼ぶ。
思考は、人に与えられた最高の自由。

よい人を演じない。
演じていることをだんだん忘れて、枠の中に入り込んでしまう。
「人のためになる」ことを考えて生きていくと、
「よい人」の枠からだんだん外れていく。

ちょうどいいタイミングに、ちょうどいいことを、ちょうどいいだけ行う。
相手のために、ローインパクトであること、
最良であることを、感覚的に探し続ける。
(純)

2018.04.16

春の身体 〜4/8京都

2018/4/8 於:朝日カルチャー京都「季節の気功」天野泰司
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*春はわくわく

春になると、骨盤が浮かんで開いてくる。
仙腸関節がゆるんで開いたまま、
すっと立ち上がるように前傾して、
骨盤が持ち上がってくるので、
心持ちが軽く、体がゆるんでリラックスした感覚と
積極的に動ける感じが自ずと出てくる。
うきうき、わくわくした感じ。

四季の中でも、心地よい季節だが
とどこおりがあると、シニカルになりがち。
その時は、1月(後頭骨が開き、頭がぽかんとしてくる)
2月(肩が開く)、3月(骨盤が開く)の復習をていねいにすると
この時期は、すぐに動き出す。
後頭骨・肩・骨盤は相似形、連動して順に春を迎える。

[実習・肩の荷がおりる気功

*春の養生法

春に一番大切な養生法は、「にっこりする」こと。
にっこりすると、ひたいが開き(=頭がぽかん)、
ほお骨が上がる(=骨盤が上がる)。

そうすると、周りの人のみぞおちもゆるんでくる。
自分の体の状態は、周りに影響している。
なので、自分が変わると、周りも変わる。

楽しい気持ち、気持ちよさの空想を広げていくと
「春の体」状態が定着する。
この時期に「楽しい空想」を貯金しておくと、
落ち込んだ時に、すっと立ち直ることができる。

空想は、生活に大きく影響する。
思いは自由、
楽しいこと、うれしいこと、気持ちのいいことを
100%自分に良いように思い浮かべる。

不安は必要ない。傷つかないように予防し、
最低限の痛手でくいとめようとする働きは大切だが、
ふくらみすぎてしまう傾向がある。
その時々で考えればよい。

無理に頑張り、努力する必要はない。
全力が出ている時は夢中で、頑張っている感覚はないはず。
かといって、だらだらと何もしないのではなく、
明るい方向へ心のアンテナを向けて、気持ちのよい方向へ全身で動いていく。

そうすると、骨盤も自ずと活き活きしてくる。

体をなでたり、やさしい気功をしてゆるめ、
短時間、少し座って楽しい空想をしてみよう。
1週間続けると、こころの貯金になる。
「微笑みの瞑想」と呼んでいる。

[実習・(気持ちよさに集中して) 心がおちつく やさしい気功」。

(純)

2018.02.12

夢と気功〜2/12山科

きょうの講座は、「夢と気功」。
思いと現実を一致させ、素直に望みが叶っていく
楽しい方法を学ぶ、1年に1度の講座。
以下、お話と実習からです。

於:アスニー山科 天野泰司
・・・・・・・・・・・・・・・

午前中は、心の再整理。
夜の夢も、日中の思いも、「気がついたら変えていける」のは同じ。

体の面から言えば、
嫌なこと、不安から首の緊張が起こり、それが肩、おなか、骨盤と連鎖していきます。
その連鎖を断ち切る。

[実習・脱力体操〜おなかから動く]

いちばん楽な姿勢を探して、横になります。
嫌なこと、不安なことをひとつ思い出します。
体に出てきた違和感に集中して、嫌だったこと自体は忘れます。
同時に、のびをする要領で、全力で「違和感を抜く体勢」をとり、ふっと脱力。
数件、思い出しては抜いてok。
しばらく休みます。

仰向けに横になり、足は肩幅に自然に開いています。
おなかの、固いところ、つっぱったようなところ、
違和感のあるところをみつけて、
それが抜けていくように、両足をゆっくり左右に倒したり、かかとをのばしたり、
のびのびと、自由に足を動かしていきます。
おなかにつかえていた「腹のたつこと」「腹ふくるる技」などが消えていきます。

[実習・肩甲骨のてあて]

連鎖を断ち切るポイントは、肩甲骨のうごきをスムーズにすること。
2人組で、相手の後ろに座り、肩甲骨にふわっとてあてします。
不安に引きずられず、息も豊かになります。

「てあて」は、何もない感じで。
「からだ」という潜在意識の中に、「何もない」という情報が伝わっていくことで
さまざまな、相手に入り込んだもの、自分に入り込んだものが
真っ白に戻っていく、きっかけになります。

気持ちが沈んだり、浮き浮きしたり、そうしたことは心身の持つリズム。
息を吸い、吐く、その両方に楽しみがあります。
わくわくしていても、うつうつとしていても、自然に受け容れて。

・・そうしたお話と実習のあと、「夢曼荼羅」を作っていきました。

それぞれの思い、望み、願いに近い写真を貼ったり
イラストを入れてみたり。
文章は、「〜になりました」と過去形で書き、
小学生でもわかるようなものにして、潜在意識にすっと入るように。

珍しく少人数の山科。先週のレギュラーコースより30人少ない。
贅沢に場所を使わせてもらって。

前年より、写真を張り込んだり、書き込んだりする時間を長くとりました。
それぞれ、集中して書かれていました。

帰宅してからも、またしばらくしてからも
書き換えたり書き足してok。
文章は、付箋に書いておくのも便利。
出来上がったものは、貼ったり、引き出しに入れてみたり、
携帯の待ち受けなどにも。

体も楽になり、半月ほどのつかえが抜けていきました。

また来年も楽しみです。
みなさん、ありがとうございました。
(純)

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