気功のひろば

ブログ

2022.04.24

季節をめぐる気功・卯月 〜骨盤から体が変わる

京都朝日会館の人気講座が、大阪・中之島フェスティバルタワーへ。
時間も30分長くなり、新たに始まった月例講座。

3ヶ月通して申し込んでくださった方が多く、嬉しい始まりに。
初めての方も含めて、集中度の高い2時間半になりました。
*講座ノートから天野の加筆、修正済。次回は5/8(日)

   2022/4/10    於:朝日カルチャー中之島 天野泰司

・・・・・・・

今、コロナのこと

このかん、コロナにかかり回復した人の体を観察し調整する機会があったが、
自然に経過していけば、大きな病気ではないと感じている。

あらゆる病気や症状は、体の指し示す方向、
「こうしたい」という体の思いに添うことが大切。
「休みたい」「水が飲みたい」「寒い」…。
休みたければ休む。飲みたいなら水を飲む。寒気がしたら服を重ね、ふとんをかける。
湯たんぽを入れる。知識があれば足湯をし、出た汗はよくふいて、
汗がさらっとしてきたら温めた服に着替える。
そうやって体の声に従って養生すると、経過が違ってくる。

副作用が残ったり、こじれるのは、
我慢したり、せっかく体温が上がっているのに解熱剤を使ったり、
検査に出かけなければならず、体を冷やしてしまうなど
体の求めに応じないで理性で動いているため。
動物は本能のままにするが、人間は、役割の縛りや思考の働きで
違うことができてしまう。

今回は、急いで承認したワクチンの副作用も大きい。
鈍さ、だるさが残る時は、
基本の「肝臓のてあて」だけではなく、
「首を通す」ことが大切。
首の後ろをていねいに調べて、ひやっと冷たかったり、ベタッと汗が残る場所をさがして
手をじっとあてたり、温タオルをあてて温める。
楽になるほうへ動かしてみる。

三回目の接種で大きく体調を崩したという報告が多い。
同じワクチンを何度も打つことには、危険性を伴う。
異なる製薬会社とのチャンポン接種だと68パーセントが発熱と、さらに副作用が多い。
ワクチンの免疫は一過性で、何ヶ月かで消えてしまうが
自ら罹患して、自力で経過して得た自然免疫は一生のもの。
次の世代にも伝わる。赤ちゃんも、お母さんから免疫をもらう。
とくに若い女性はワクチンを打たないほうがよい。
妊娠までに培ってきた自分の体は、子孫にも伝わってゆく。

戦争

まさか今、戦争が起きるとは誰も思っていなかっただろう。

他人事にしないこと。誰か一人が悪いわけではない。
簡単に結論を出して片付けてしまうと、悪いやつをやっつければいい、という
暴力の引き金になってしまう。

私の中の暴力性を減らしていく。
力を使わない、持たない、という次元ではなく
心の中に暴力性がないか。
心がざわついている中で適当に力で片付けてしまうのは、よくない。

骨盤

骨盤=性の働き、本能的。お互いを大切にする心。
頭脳=思考。観念を一度外し、広々とした感じを味わう。
一度頭を空っぽにし、体がどうしたいか聞いていく。
そうすると、気がつく。

ゆるみが深いと、短時間でまた活発さが起こってくる。
質の良いゆるみが大切。

[実習・あくび〜目、鼻のてあて〜心がおちつく やさしい気功

骨盤の動きは、主に、前後/左右/開閉の3つ。
動かしてみて、気持ち良いほうへより大きく動く。違和感のあるほうは無理に動かそうとしない。
そうして体に聞きながら動いていくと、運動が微妙、繊細になって
本質的な内からの動きが活発になり、体と思考の自然が培われる。

[立って動く]

 

2022.03.07

心の平和 〜身につく禅密・お話から

有料配信「身につく禅密」第2回、
後半のお話から、いま大切と思う部分を、みなさんにもシェアします。

第三回は3/20、まだお申し込みできます。
1・2回めをアーカイブ(動画記録)で。お送りするアドレスから、すぐごらんになれます。
3回目はライブ配信でぜひ。アーカイブも残ります。

2022/2/26 天野泰司

・・・・・・・
生じてくる心の動き、からだの動きに任せていい。
体の痛みも、心の痛みも「ここが痛いのね」と、
ありのままに受け入れる。

何とかしようとするのは、軍事侵攻とあまり変わらない。
心はコントロールしようとすると逃げていく。
「従え」と力で抑えると反発をくらう。
「こうしよう」と力づくでやろうとすると失敗する。
家族にも、自分の心身にも、それはやってはいけないこと。
だから、戦争はうまくいかない。うまくいった戦争なんてひとつもない。
お互いに、どのへんが一番心地よいかという巡り合いが一番大切。

Q. 頭に浮かぶ色々なことは、流す感じでいいでしょうか?
A. 流すというより、どこかで上映している映画が流れているような感じ。
なくそうとすると大きくなる、
流れているなーという感じで。
雑念だということ自体も最初は感じられない。
雑念とわかること自体、心がやわらかくなっている。

意識に上ってくることは心のほんの一部。
そのまま淡々とみていくと、体に合っていなければ体が流してくれる。
ふりまわされないでいると自動的な調整運動が起こって、
必要な動き、結びつきが出てくる。

自分の心に対しても、こうしよう、と力ずくで動かし、無
理を強いるのは軍事侵攻のようなもの。
不安な時は距離をとって、ルールの中で。
他方で、安心できる場を持ち、自然の道に沿って、生じてくる
心と体の動きにまかせて。
本来の心身の状態にアクセスすることが普通になると
自分も周囲も、平和になる。

〔実習・心がおちつく やさしい気功

不快な部分があっても、強くもんだり、ほぐそうとするのではなく、
中から自ずとほぐれてくる動きが出てくるように。
そのひとつの入口としてぜひ使って。

3/11が近い。心身が大きく変わる時期。
「おちつく気功」を禅密的にするのもよい。
体が自然に動いてくるのは根源的なこと。
内からあふれてくるものにアクセスすることで、効果が出て、
心の状態も変わってくる。

誰も戦争しようなんて思わない、そうした世界の中に入っていこう。
ひとりひとりが心を豊かに耕す、それが世界全体を平和にしていく大事な一歩。
小さな一歩かもしれないが、(集合的)無意識に
ほんとうに落とし込んでいったときは、その影響は計り知れない。

ほがらかで明るい感じを培っていこう。(純)

2022.03.05

心身を大切にする意味 〜朝日カルチャー京都木曜

朝日カルチャー京都、20年続く木曜日の教室は、
残念なことに、移転のため3月いっぱいで終了が決定。
4月からは、私たち気功協会の主催で新しく開講します。

毎週なので、今、起こっていることに即して天野の話が聞けるのも利点です。
ウクライナ侵攻が始まって大きく変わった世界。それについて初めて言及した部分を
起こしました。

  2022/3/3  於:朝日カルチャー京都 天野泰司

・・・・・・・

今、お彼岸の頃まで、心身が大きく変わる時期。
痛みや発熱、いつもと違う感じ、春の変動が出てくるのは異常ではない。
痛むなら、痛まないように動く。無理をしないで、変化を促していく。

秋はだんだんに心身が引き締まってくるが、春はどんどんゆるんで変化していく。
そんな時に、大きな刺激が入ると動きが止まってしまうので
無理をしたり、大きなダメージが少ないように、
赤ちゃんに接するように自分に接して。

急に始まった戦争、そのニュースもダメージになる。
3.11の時も大きく皆の心身に影響があったが、今回は人災。
3.11の辛さも、まだ残っている。昔の辛さ、大変だったことを
思い出すたびに、体をなでたり、気功をしたり、精神をリラックスさせて。
そうすることで、大きな体の変化が促される。初夏くらいまでが大切な時。

日本も昔は、国が分かれていて、殿様がいて取り合いをしていた。
今の日本では、例えば京都が大阪のこの辺をちょっともらって、など考えられない。
増やしたら、またそこに住む人やすべてを管理しないといけない、それはそれで大変なこと。
文化の成熟に伴って、そうしたことは必要なくなってくる。
火種になるような地域には何か貧しさ、満ち足りないものがあって、それが幻想を生む。
何のメリットもないことに懸命になる。

核を使いたくないと皆思っているが、「持っているよ、強いよ」と威嚇されないように威嚇する。「うちも持たないと」と、暴力を振るう力を身につけるほど暴力は広がっていく。
暴力の必要ない世界を作る。

自分の中に暴力性はないか。私が私に暴力をふるっていないか。
一方的に、心に、体に、だめじゃない、だめだよと責めていないか。

それをやめていく。
心身の言い分を聞き、がんばらせることなく、信頼して身を預ける。
そうするといちばんいい形で流れていく。

力を見せつけ、封じるとうまくいかない。自分に対しても同じ、と気づくと、
大きな変化が起こる。

精神的な豊かさは、体や環境に支えられている。
新しい世界のあり方を作る時代に。暴力を持ちながら不要だ、という時代の次に入っていく。
痛みや、こわさを乗り越えて、心身をゆるめて
自然に心地よいほうへ流れていくことで、相手も変化していく。

心がおちつく やさしい気功

(純)

 

 

 

 

 

2021.10.22

一晩で風邪を経過する 〜朝日カルチャー京都木曜

朝日カルチャー京都、木曜午後の定例教室
20年ほど続く、落ち着いて集中できる安心のクラスです。
お話からまとめました。

   2021/10/20 於:朝日カルチャー京都 天野泰司

・・・・・・・

急に気温が下がって、いま風邪をひくのによい時期。
熱が出て、一晩で下がるような経過をたどるのが良い。

風邪でしか変わらないものがある。
気功は、心の角度が変わり、そして体が変わる。
風邪を自分の力で乗り越えると、体そのものが脱皮するように
がらっと変わる。

変化には、発熱、咳などの反応が必要。
その山を越えてゆっくりしている間に、
変わろうとしていた、そうなりたい、体自身が意図していた方向へ変わる。
季節の変わり目に、次のシーズンに向けての調整になる。

体は正直で、週末や連休など、休める時になると調整が起こってくる。
「一日で経過する」という知識、経験があると、
体がそれを聞いて、一日で調整してくれる。

それには、寒気がしたり、しんどくなって「風邪かな」と思ったら
まず足湯をする。
くるぶしがかくれるくらいのお湯で6分ほど、赤くなった片足をふく、靴下をはく。
片足だけ差し湯をしてあと2分、ふいて靴下をはく。

体には目標の温度、計画があり、その体温まで上がり切ったら
すっと下がってくる。
解熱剤などで無理に下げるとまた上がり、長引くと体力がおちてこじれる。
コロナで重症化するのもそんな影響があるのかもしれない。

下がってきて平熱以下になり、平熱に戻るので、その時によく休む。
熱が下がったからとすぐに通学・出勤しない

寒さは足元から、冷えは末端、手先足先から来る。
手と足の甲の、骨と骨の間がきゅっと縮んで体を守るが、
部分的にほどけていかないことが起きる。
足先の、めぐりの悪い片側だけが縮んだままになって
腰がねじれ、動きづらくなって腰痛が起こったり、動きづらくなる。

その左右差は、足湯で解消できる。
風邪かな、と思った時に足湯をすると、ねじれや緊張がほどけて全力が出せ、
体の目的とする温度まで、熱が出せる。

風邪の時だけではなく、この時期の足湯は、隠れていた違和感が解消されやすい。
急に気温が下がった日や、晴れた日の朝に足湯するとよい。



[心がおちつく やさしい気功

 

・・・・・・

朝日カルチャー京都では、他に 第2日曜午後「季節の気功」(次回11/14)
大阪中之島では、3ヶ月に1回 (次回11/3) 開講しています。

 

2021.08.29

ぐっすり眠る気功 〜朝日カルチャー中之島

質問や発言も多く、ひとつのクラスのような楽しい雰囲気で終わりました。
音声記録からまとめました。

   2021/7/22 於:朝日カルチャー中之島 天野泰司

・・・・・・・

マスク着用のみではウイルスの感染予防効果に明らかな有意差がない。
環境やエチケットには適切に気を配りつつ、息苦しいほど防備しすぎないことも大切。

コロナ予防にいちばん大切なのは、呼吸。
肺の中まですーっと大きく吸えて、自然に吐ける状態だと冒されにくい。
自ずと息が深いのが、肺の血流がよい状態。体が本来の活発さを保っている時は、
ウィルスがやってきた最初の時点で排除する。
私たちの中にそうした体の機能がある。

最初の段階、ウィルスが入る前にくいとめることが大切。ワクチン接種では実現しない。

体表面=口、鼻、消化管の中、腸の内側といった、表面が内側になっている部分は
粘膜系になっていて、入ってくる細菌やウィルスを免疫の力で防ぐ。
その「自然免疫」の強化が大切。
大人はかかった病気への免疫を持っていて、子供達は自然免疫の働きが活発。
今回の感染症に子供は強い。自然免疫の力にもっと光をあてるべき。

息が深くなると、口鼻の中、のど、気管、肺の自然免疫が上がる。
肺の血行がよくなると呼吸が自然に深くなる。
そのポイントが、鎖骨のくぼみ。

肺、腕、頭の血のめぐりの急処。
そして、体の末端から心臓へ戻ってきたリンパ液の最後の通過地点なので、
リンパの流れにも大切な処。
リンパの大きな働きは免疫細胞。
リンパ節は首、腋窩、腸、鼠蹊部などにあり、要所に免疫細胞が集まって
感染症などをくいとめている。リンパの流れがよいと自然免疫も強い。

血液とリンパの流れの要所「鎖骨のくぼみ」を毎日チェックして、気持ちよくやわらかに。
自分で感染防止、免疫力を上げていくことができる。
呼吸器疾患に結びつきやすい肺の病気に大切。
鎖骨のくぼみがやわらかいと、インフルエンザの予防接種は必要ない。
コロナもほとんどかからない。


[鎖骨のくぼみを押さえる]右→左の順で、肺の方向へ。
脈打つ感覚があれば力をふっと抜いて。不安も抜ける。
右側は頭の血が下りる、暑い時にも。
左側は頭に血が上がる側。貧血にも良い。

続いて[ころなの気功]。
胸の前をなでる。
年齢が上がると免疫細胞や、新しい細胞が生まれるのが少なくなる。
胸骨は新しい免疫細胞が生まれてくる代表的な場所。
自分の体がどのくらい免疫細胞を持っているかが大切。
接種は体にも負担、自分で防いでいけるように。

胸腺のてあて。
自分にとって役立つもの、必要でないものを分けるのが免疫の働き、
そのバランス調整をしている場所。
あたたかさがてのひらから伝わる。

少しゆれて。腰がのびて、指をひらく。

…こうして、毎日自分で感染予防ができる。
感染しても悪化が抑えられる。呼吸器系の症状が出た時に思い出して。
急に楽になる。

そして、息が深くなると、眠りが深くなる。


[後頭部中央のてあて]
延髄のあるあたり、動物の生命維持に関わる中枢、眠りが深くなるポイント。
一点を指をあてても、掌でも良い。
すっと指の止まる、呼んでくる場所。ゆっくりあてて、ゆっくりおろす。
起きた時や、お昼休み、寝る前にも。

動きの速度を変える。
ゆっくり動くことで、忙しく働いている時と意識状態が変わる。

意識のチャンネルの変化が、心理的リラックスにとても大切。

神経的な緊張をゆるめるには、頭をゆるめること。
大脳の働きと直結している、目の温湿布が有効。
気持ちよい温度→さめて絞り直す→温かい、という温度変化でゆるむ。



[心がおちつく やさしい気功]…頭から順に、下へゆるめていく。
体の調子をわかってあげることが大切。
一番疲れているところを見つけて、丁寧に。眠りが深くなる。

根本の体力がついてくると、活発に動くようになり、自然に眠りが深くなる。

動きやすいところから楽に動くと、休めるようになる。

活動しては体力を回復する、「うごいて休む」バランスが取れていく。

より活動的になると、より深く休める。
その波が大きくなるように、後頭部のてあて、おなかのてあてをするとよい。
自分の力で回復し、息深く眠れるようになる。

病は、体を大きく変えていこうとする積極的な働き。


熱、せき、痛み、症状が出てくることは、動いて反応しているということ。

「この山を越えたら、深い休息がやってくるんだな」とイメージして、症状を手助けする。

例えば熱が出たときは、まず足湯。差し湯をし、赤くなりにくいほうを追加で温める。

発汗が良くなり、細菌と戦う力が出てくる。ピークが早くなる。

熱は上がり切ったら必ず下がる。熱が下がったら、血流や、鼓動、呼吸も静かになる。
平熱以下になった時によく休む。


そして、スムーズに変化していくように、背骨をほぐしておく。
背骨は首の上から尾骨まで、全体がゆれる構造をしていて、ひとつ動けば全部動く。
背骨がやわらかく、滞りなく動いていることで運動は十分にできる。
[立って動く・ゆする~胸をひらく~開合]

 

2021.06.17

乗り越える力

第二日曜、「朝日カルチャー京都」6月のお話からお届けします。

   2021/6/13 於:朝日カルチャー京都 天野泰司

・・・・・・・

梅雨の時期は湿度が高く、発汗が停滞したり、皮膚呼吸がしにくくなる。
体をのびやかに、楽に動かすことで
骨盤の前後運動や腰椎5番が変化し、動きやすくなる。

骨盤が前に傾き、腰が伸びて少し上を向く。
骨盤が後ろに傾き、少し丸まるような態勢になる。
こうした「前後の動き」が、上胸部、肺や心臓と呼応して胸が広がってくる。
そうすると息が深くなり、行動がしやすくなる。

腕や足、とくにももの裏側が縮むと発汗が停滞し、汗がベタッとした感じに。
呼吸器と関連する腰椎5番の動きが鈍り、活動しにくくなる。

[浅く腰掛け、片足ずつ自由に動かし腿の裏側を伸ばす〜骨盤の前後たおし〜あくび〜心がおちつく やさしい気功

不安が起こると、「よくない状態」と体が判断し、危険信号を体内で作る。
呼吸を狭め、肩がすぼまり、腰が丸まり、動きづらくなる。
それが固定してしまうと、暗い空想が回り続けることに。

「こんな風になるといいな」と明るいビジョンを持つことで、
胸が開き、息がしやすくなり、体が楽になる。
意識を切り替え、実現するかどうかは別として
「こうなるんじゃないかな」と楽しい空想を。

気持ちが切り替わりにくい時は無理せず、ひきこもる。
充電するうちに底を打って、内側から「動こう」という感覚が出てくる。
周囲が不安になるとひきこもりが長引く。本来は必ず、底を打って上がってくるのでそのタイミングを待つ。動物は動き出すのが自然。

コロナに対する不安も、大多数が底を打っている。
どこかで終わるだろう、という空想が働くと、最悪の事態があっても気にならない。
気持ちが上がってきた状態にある方が、呼吸器の力も上がり、感染しにくい。
お互いの不安が作用しあっているので、社会全体の不安が少なくなると
感染が急激に減っていくだろう。

大丈夫だ、などと言われると却って不安になりやすい。
そういう意味でも「Go to キャンペーン」は長引かせる要因になった。
「大丈夫なのかも」と体が受け容れていくと、全体の不安が減っていく。
不安を持っているメリットもある。計画性ができ、実現しようという力が出てくる。人は不安を活用して生きている。
それが極端になったり、停滞してしまうと動きづらい。

この時期のポイントは、泌尿器に関連する腰椎3番。
発汗が滞るために腎臓の負担が増え、腰がねじれやすい。

[脇をつまみ、てあて〜命門とおへそを両手ではさんでてあて〜後頭部てあて]
おへそは生命力の中心、根源的な場所。おへそのてあてだけでもよく、
横になっておなかに座布団をのせる「おへその座布団行気」もよい。

ころなの気功

「楽」とは、ベストな動きが連続していくこと。それが「自然」。
[立ってのびのび動く・大きなふりこなど]



2021.04.10

免疫と肺

木曜の「朝日カルチャー京都」は、20年ほど続く天野の教室。
立って動き、座ってお話を聞き、「心がおちつく やさしい気功」で
自分をやさしくなでて終わる、週一回の貴重なリセット。
Monthly Live4月」の内容とも重なる、4/8のお話をまとめました。
ぜひ合わせてごらんください。
   2021/4/8 於:朝日カルチャー京都 天野泰司

・・・・・・・

本来は、春から初夏は呼吸器が広がって、風邪が少なくなる季節のはず。
急に感染が広がったのは、心配や不安で胸が閉じていることも一因。
不安だと胸鎖乳突筋(首の左右のすじ)が緊張して、胸腺(免疫のセンター)の働きが鈍ってしまう。
政府の方針は曖昧で、共通認識がばらばら。結果、みなが数の増減しか見ず、
コロナなんて何でもない、と頑なになったり、恐れすぎる両極端が見られる。
緊急事態宣言や解除で行動が急に変化してしまう傾向もあるが、
対策をとりながら自分で考え、節度をもって行動することが大事。

不安を少なくすること。
そして、肺に炎症の出る人が多いので、肺を元気にしておくことが大切。

病気は、体をよりよくしようとして起こる。自分だけではなく、
体質の遺伝をも解消して、次の世代にもっと元気な体を届けようとする。
今回でも、症状を自力で乗り越え、生き延びた人の呼吸器の力は大きい。
そしてそれは、次の世代に引き継がれていく。
逆に言えば、予防するほど次世代に課題を残す。予防接種の害はそこにある。

病気のことは、正義をふりかざすために使われやすい。
「マスク警察」という表現があるが、自分の正当性を主張しても
ほんとうの満足は得られず、しこり、辛さが体のどこかに残ってしまう。
表面上の欲求は果たせたが、潜在意識的に解消されずエスカレートする。
表面的でない満足を探す、コロナはそうした良いタイミングにもなり得る。

体は、病気を通じてその能力を伸ばそうとする、とさきほど話した。
病気にならなくてもより強く、しなやかになる手段があれば、かかる必然性がない。
コロナの予防には、肺の系統の変化を自分で呼び起こすこと。
かかる必要がなくなり、かかっても、軽症で済む。

・「鎖骨のくぼみ」にかたい処がないか探して、てあてを。肺の急処。
左右を比べながら、力をいれずにゆっくりと、鎖骨の上部分のくぼみに指をあててゆく。
右側は頭の血を下ろす、ほてりにもよい。左は頭に血を送る。貧血の時などにもよい。

・指を一本づつまわし、引っ張って伸ばす。胸をひらき、手を広げて指が遠くの方へ伸びていくような感覚をもつ。胸が広がる。

・自分をなでて、不安を消してゆく。
心がおちつく やさしい気功



2021.02.17

春のからだ

毎月第二日曜、朝日カルチャー京都「季節の気功」、お話から。
暖かかったバレンタインデーは、
東日本大震災の余震と言われた福島、震度6の地震の翌日でした。
*次回 →2021/3/14「腰がしっかり

2021/2/14 於:朝日カルチャー京都 天野泰司
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あたたかな気を 〜病と生死

大きな地震。
記憶が蘇り、原発やコロナと二重三重の辛さが出ることも。
まず、自分が落ち着くことで対応がスムーズになる。

不安や、心配をされると不安になる。
不安や心配の気を送るのではなく、あたたかな気を福島に送ろう。
そして、自分の辛かったことをすこし思い出し、
体のどの部分に痛みや辛さが出てくるかを見つけて、
そして、ただ私を大切になでて、流していく。
心がおちつく やさしい気功

しんどい人の不安に同調するのではなく、
経過をていねいにみて、淡々と寄り添うことで体がスムーズに変化していく。

例えば、熱が上がってきたら、寒気を感じないくらいまでふとんや服を増やし、部屋もあたためる。後頭部に手当てして、体力を動員する手助けをする。水分をとる。
冷たい風に当たらないように。コロナは発熱外来に行かなければならないのが困る。自宅で検査をして発送できるとよいが。

発熱は関節がゆるみ、全身の組み換えが起こるもの。
過剰な心配や意識、おそれや不安の介入が経過を妨げる。
コロナも同じ、不安になりすぎると重くなったり、感染が増えたりする。

昔は病気に対して知識がないまま皆亡くなっていったが、
今はウィルスに感染して病気になる、など知識を持っている。
コロナに対する台湾の成功は、情報をしっかり共有し、
マスクが確実に手に入るようにし、皆が責任感を持って
感染を広げないように自分で考えて行動したため。
日本は知らせずに20時まで、など規制だけしている。
ダメと言われると余計にやりたくなるもの、自分で考えて動けるようにしていくのが日本の課題。

必要があって病気にかかり、乗り越えることで心身共に丈夫になる。
かかる必然性のない体に整える。
休養すべき時にゆっくり休むことが大事。
経過を読むことで、「前はこうだった」という過去から離れることができる。

病気と、生死の軸は別に考える。
病は、生死の間でよりよく体の立て直しをするもの。
生まれるべき時に生まれ、死ぬべき時に死ぬ。
死なないように引き伸ばしたり、病と死を結びつけると見えにくくなる。

今この時、この場に生きている。
子孫を残し、続いていく私たち。一世代には限りがあり、何百年も生きていたら
全力で燃焼できない。
その人その人の制限時間があり、その中で燃焼していくもの。

病は、心身をよりよくしていく波。生死の間にだけ病がある。
病が原因で死が訪れる、という観念は、生死から目をそらすことになる。

大変な困難は、命を燃焼させる外的プログラム。
内にもっているもの、外に起こってくること。その両方が生死の間で命を燃焼させる。

*肩甲骨と花粉症

背中にはりついたようになっている肩甲骨が、開いていきたくて花粉症的症状が起こる。

・頭・・目の症状 (神経系)
・肩甲骨・・鼻・咳くしゃみなど (呼吸器系)
・骨盤・・股関節、あご、耳 (生殖器系)
この3つは関係を持ちながら動いている。春に一緒に変えるのがよい。
「心がおちつく やさしい気功」の「頭をなでる」のように、
ゆっくりした前後運動がおすすめ。
目がかゆい、鼻ムズムズは、温タオルであたためると、神経がゆるみ骨盤へ気が下りる。

症状は変化のタイミング。より変化していくように助けていく。
ふりこ、ゆれる、「肩の荷がおりる気功」「心がおちつく やさしい気功」などで
立春〜春分までは、毎日、肩の荷を下ろして、全面的に体に任せる時間を取る。(純)



2020.12.29

心と体の大掃除 〜12/13京都

毎月第二日曜、「季節の気功」、お話から。
*次回 →2021/1/24「頭がスッキリ

2020/12/13 於:朝日カルチャー京都 天野泰司
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*胸腺と鎖骨のくぼみ

コロナ対応のポイントを2箇所。鎖骨のくぼみと、胸腺。

鎖骨の上の、やわらかにへこんだ所。呼吸、頭の血行と関係する。
鎖骨のくぼみがやわらかだと、呼吸器系の疾患にかかる必要がない。
指の腹でやさしくさわってみて、塊があったら
てあてをするような感覚で、ていねいにほどく。

胸腺を英語で “Thymus"というが、最近の米国の論文で
「風邪を昨年以降に引いた人は、胸腺のT細胞が発達し
コロナ流行に関しても、免疫が働きやすい」とあった。
胸腺は免疫の働きと直結する場所。
がんの元になる異変細胞は常に発生しているが、
T細胞が、見つけては無くしていくことを繰り返している。

胸の中央のすこし上から、鎖骨のすこし下まで、
両手のひらを重ねて、ていねいに上下になでる。

*身体機能を整える

身体の運動は、すべての機能に関係している。
例えば、筋肉がこわばり運動しづらくなる→呼吸のつかえ→眠りが浅くなる。
例えば、肩がすぼんで胸が閉じる→胸腺の働きが鈍り、免疫が下がる。
指や手足が伸びやかになり胸が開く→免疫力が上がる。

まず、無理をしないこと。そして、楽な方へ動くこと。
「気持ち良い」ことを指標に。
それが、身体機能を整えていく重要な入り口。

「楽なほうへ動く」ことで、運動機能を調整できる。
「気持ち良い」ことを指標にすると、程度が決めやすくなる。

「思わずそうしている」ように。体にまかせる。
赤ちゃんに戻っていくことで、より活発に動けるような感覚。
静かで、くつろいでいて、体に集中している。
そんなふうに、気功を練習していこう。
[実習・あくび〜鳩尾を押さえて息をはく〜心がおちつく やさしい気功]

*私が中心

最近「自己責任論」ということが言われるが、それは
中央ができなかったことを個人のせいにしているのではないか。
素直に受け取った人が「自分ががんばらないと」と、自責の念にかられ、
心の広がりが閉ざされている。

強いられて動いているうちは、責任は伴わない。つまり「自己責任」ではない。
自分が中心であることで、責任が生じる。
「誰かのために、自ら動いている」のでなければ、責任はない。

「自分がよくなかった」という思いを手放す。
「自責の念」は、自分で自分の体調を悪くする。苦しい状態に自らとどまったり、事故にあってしまったり。
神道では、知らずに積み重なった、罪や穢れを祓い清める。
年末に奏上される「大祓祝詞」では、自分では気づかない自責の念も含めて、「残る罪はあらじ」「罪という罪はあらじ」と四人の神様のバトンタッチリレーで、ことごとく全てが洗い流され、荒潮に呑まれ、根底のところで新生の息吹にふれて、あっけらかんと無くしてしまうという筋書きになっている。

[実習・立って動く]・・体に集中して、気持ちよく、楽に動く。
(純)

2020.12.28

2020講座おさめ・ギターと大祓

12/27、今年最後の小さな講座。
蔦町の新しい事務所で講座おさめでした。

まずは、大祓祝詞のお話。
私たちが精神活動を積み重ねていく中で、記憶の断片に苦しみ、迷う。そうした「罪穢れ」、知らず知らずに溜まったものを、あくびをしたり息を吐いたりして、ゆっくりと流していきます。

ひとやすみは、makaちゃんのハーブティ、冬らしい和紅茶ベース。

そして和田さん手作り「WADA CAKE」。
「大祓」ということで、レモンジンジャーとスパイシーなドライフルーツ。
ますます完成度が上がっています。

新作「微笑みの気功」と、大祓祝詞。青木隼人さんのギターと合わせ、贅沢な時間に。

終えて、 みんなでお掃除。お庭、たたみ、事務所、玄関と、どんどん進んでいきます。
玄関に、伊勢でお受けした〆縄もかけて
こんなに早く新年の支度ができるなんて・・感涙 。

「通信講座・self」の教材も、投函しました。
あとは「気功生活」にとりくみつつ、自宅の片付けのみ 。

それぞれの技が合い重なって、今年完成した新事務所の、心あたたまる
最終講でした。 みなさまもどうぞ、よいお年を。(純)

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