気功のひろば

ブログ

2019.03.11

骨盤がひらく 〜3/10京都

朝日カルチャー京都、第二日曜午後「季節の気功」
3月の講座から。
おちつく気功の1週間」と連動したお話です。

 *次回は4/14「心がひろがる」
 2019/3/10 於:朝日カルチャー京都天野泰司
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*春きたる

冬は神経系統、頭にエネルギーが上がり、集中して物を考えたりするのによい季節。
春になるにつれて、頭がひらき、肩甲骨が開き、骨盤が開いて浮かぶ、と
順々にエネルギーが降りてきて、頭はゆるみ、骨盤がよく働き始める。

考える以前に、自ずと体が動きたくなる。
好きなこと、ときめくことに骨盤が動き、すると足が動き、そちらへ向かってしまう。
それは本質的ないのちの働き、全体を動かすエンジン。
健康的な心身を保つのにも、いちばん大切。

その働きを培うのが今の季節。大きな変化が誘導される。

*出てきた悲しみには

昔の辛さ、悲しみは、同じ時期に起こってきやすい。
それは、体に潜在した辛さを解消しようとする働き。

同じ悲しみでも、思い出した時にスッキリ感があるものと、
思い出して悲しい、息が詰まる、その思いがぐるぐる回る、胸が詰まるなど
不快感がある悲しさとは、「悲しみの質」が違う。

まだほどけていないものが、体の「乗り越えたい」意思として
浮かんでくる。
乗り越える時でないものは、体が自動的に潜在させていて
乗り越えられるタイミングに、昔の悲しみが表面に出てくる。

それは、まず「よく出てきてくれたね」といった感覚をもって後
すぐ意識を切り替えて
体のなかで、そのことを思い出したときに
痛み、違和感のある部分をさがす。
そして、その違和感がなくなるまで、ていねいにその場所に集中する。
胸だったり、肋骨だったり、頭だったり、
できるだけ「この場所」と特定していって、じっと手をあてるのがよい。

そうすると、その部分がすうっと楽になるとともに
心の痛みも昇華されてゆく。

昔の悲しみが出てきたときは、普通、打ち消すか、それにひたるか、になるだろう。
ひたって、涙が出ることで、悲しみがピークをこし
過ぎたら落ち着いて、素直に変化できる。
打ち消したり、意図的にコントロールすると、
体の中でまた潜在し、1年間持ち越すことになり、
気づかないように体の感度が下がり、苦しみも嬉しさも感じにくくなってしまう。

感情が出てきた時に、ほどいていくことが大切。
出てきた時が、重要な糸口。
体に集中すること。
変化の流れに、心地よさをみつけることが大切。

[実習・心がおちつく やさしい気功
初めに辛かった出来事を一瞬思い出し、あとは手をなでながら、気持ち良さに集中していく。

本来、自分がもっていた「気持ち良さ」に目覚めていくことを
「覚醒」という。
心地よさは、外に求めていくものではない。

この消費社会では、外に目を向けさせようと膨大な努力がなされる。
「売る・消費する・お金が回る」ことは数百年のことで、
その歯車のなかでそうしなければと動いているが、
元来、そうではないという軸足に立っておくことが大切。

売り上げの目標に向けて会議をし、決算の帳尻を合わせるために
役に立たなくても新しい商品を作って売り、売れなかったら膨大な無駄を出す。
その歯車の中に生きて、自分以外の何かに投資させる仕組みが
大き過ぎて、後に戻れず、先にも進めない人が多くいるだろう。

体が本来持つ「気持ち良さ」は、外に向かったものではない。
たとえば瞑想の中にも、静かで大きな心地よさがある。

今年は、時代の転換点にある。

*花粉症

鼻、目、せき、すべて骨盤の系統。鼻のてあてがよい。
鼻の周りで、違和感のあるところを丁寧にさがし、てあてする。
鼻と目の温湿布もよい。(参考・「気功生活」111号/花粉症特集)
[実習・鼻のてあて]

*呼吸器

[実習・尾骨のてあて・前後にゆれる・後頭部のてあて(片方)・化膿活点のてあて]
(純)

2019.02.27

肩の荷が下りる 〜2/10京都

朝日カルチャー京都、第二日曜午後「季節の気功」
2月の講座から。
*次回は3/10「骨盤が開く」。1-3月の総まとめ。

2019/2/10 於:朝日カルチャー京都天野泰司
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*春を目前に
寒波がきて、一度引き締まった今。
今、体は、よりのびのびと、行きたい方へ向かっていく気配。
そして寒さにきゅっとなった心は、
ほどけてのびやかに動き出す。
自由な心と体へ向かって、ステップを踏む季節。

たづながほどけていく時は、順風が吹けば自然に流れる。
無理せず、自然にまかせるのが良い。

[実習・心がおちつく やさしい気功
後頭部のてあて、足腰、ひざをていねいになでることを加えて。

*変化の頃
春を前に、変化の大きい時期。
変わりにくかったものが切り替わる時。
風邪や長引く不調も、体の内の火がついた、
上手に燃やしていこう、と考えて。

この時期は、「心がおちつく」気功のように、
大脳をゆるめ、骨盤をゆるめていく流れが合っている。
目のてあて、温湿布、ひざや骨盤をなでたり
足湯など、足に気を通すのもよい。

足湯は、ちょうどくるぶしのいちばん高いところまで
お湯を入れると、骨盤がゆるみやすく
神経系統もゆるめるには、アキレス腱までつけるとよい。

「元気になろう」とすると長引く。
気功や、足湯などをしている時は、何も考えない。
気持ちよさや、温めること、環境を整えて集中することが大切。

辛さがあると、強引に「今」に引き戻される。
意識が体から離れることができない。
気が集められて、心身が変わってゆく。

症状を楽に乗り越えるには、「今」から逃げようとしない。
楽になる体勢、楽になる方法を作っていく。
お彼岸までは、水を飲むことを忘れずに。

肩の荷は、一度下ろしてみるとよい。
自ら背負うことを選んで、また背負い直すと全く違った自由がある。
自由に立ち戻って、楽しい、新しい選択をしていこう。

[実習・肩の荷がおりる気功
(純)

2019.02.26

春を迎える気功〜新しい年を造る

2/24、急に春のような陽光。
午後から、山科で「春を迎える気功」の講座。
体調不良の方も多く、参加は8人と、贅沢な時間を過ごしました。
とてもいい講座になりました。(純)
・・・・

冬から春へ切り替わっていくこの時期に、自分の身体へ
全面的に、ていねいに集中することは
体の持っている夢を叶え、一年の礎になる。

春は、生まれ変わりの季節。
終わってゆき、生まれてくる。
新しい年が始まる流れの中にいま、ある。

気持ちがいいこと。幸せを感じること。
今の状態は置いて、ゼロから、
なんでも起こりうる、空っぽな、いま生まれたような心持ちで
今日を過ごしていこう。

[実習・「季節の気功」春のページから、あくび〜ゆれる]
[夢体操]
相手の後ろに座り、背中にてをふれて
ゆっくりとお互いに気持ちよくゆれる。

人は、互いに支え合い、かばいあい、相手が幸せであることを喜び、
また幸せになってもらいたい、と願う本能を持っている。
人だけが、何年も何年も、子育てをする。

ゆれていると、相手の気持ちよく感じる処へ自然に手がゆき、体が動く。

私の気持ちよさが増すと、相手の気持ちよさが増し、
相手の気持ちよさが増すと、私の気持ちよさが増してゆく。

自分の夢がかなうことは、周りの人の幸せに直結していて
周囲の人の夢がかなうことは、私の幸せに直結している。
夢がかなうことは自然で、互いの益に適うこと。

こうして動いていると、気楽に、私の夢を実現していく道が拓けてくる。

[春の健康法〜楽しいことの空想]
骨盤の開いてくる春には、楽しいことをふと思うのが、とてもよい。
いま、楽しいことを空想するのが難しいときは
時間を遡ってみよう。

(山科の和室の部屋で、畳の長辺を使って後ろに歩く)
畳一枚を10年として、ゆっくり後ろへ歩きながら
今〜10年前までの、楽しかったことを思い出す。
あと1枚。ゆっくり後ろへ下がりながら、20年前までの
楽しかったことを思い出す。
もう一枚。ゆっくり後ろへ下がりながら、30年前までの
楽しかったことを思い出す。

畳を一枚またぎ、その一歩で生まれる前に戻る。

何もないところから、一歩前に踏み出す。30年前の私。
畳一枚分をゆっくり前に進む。20年前までの楽しかったことを思い出しながら。
もう一枚分、ゆっくり進む。10年前までの楽しかったことを思い出しながら
もう一枚。楽しかったことを思い出しながら、だんだん今の私に戻ってゆく。

それぞれの持つ、固有のリズムがある。
自分のペースで進んでいるかんじ、心地よさを大切に。
速い、ゆっくりといった速度、どう切り替わるかも皆違う。
夢体操と同じで、自分のリズムを大切にしながら接していくことで、
他の人と織りなす新しいものがうまれる。

苦楽はひとつ。変化してゆく一連の中の、ひとつの局面だけを見ない。
苦しい時もあるし、楽しい時もある。
辛いことが多く感じるのは、苦しみから逃れよう、避けようと強く思うため。
その古いパターンを破ることが大事。

[「季節の気功」春のページから・ゆする]

辛かったことを一瞬思い出す。
それが身体のどこに響くかを探し、出来事は忘れ、
響いた処を中心に、気持ちよく全身をゆすってゆく。

精神的苦痛も、肉体的な苦痛を必ず伴う。
それが身体のどこかの部分に残っているのを、
気持ちよくゆすって、どんどんほどいていく。

[「季節の気功」春のページから・てあて]

うつぶせに横になってもらって、相手の骨盤にふんわりと手をあてる。
もう一方の手は、どこか好きなところ、
そこと響き合う処へふんわりとおく。
何も考えず、ぽかんとして、手が離れたらお互いに礼をして終わる。

[願いを書く]
台紙の真ん中あたりに、写真を貼ったり名前などを書き、2019年の自分をおく。
周囲に、叶ったらいいな、叶えたいな、と思うことを
「こうなりました」と過去形でかく。
それをイメージできる写真や絵などを置いたり、色をつけていくのもよい。

出来上がったら忘れて、引き出しに入れておくなどするか、
無意識に目に入るところに貼って置いたり、
携帯の待ち受けにするのもよい。

叶って困ることは書かないこと、他人のことは了承なく願わないこと。
しまっておいた場合、しばらく経ってから見てみる。忘れた頃がよい。
叶っている夢に感謝し、書き足すのもよい。

2018.12.25

腰痛になる心理 〜11/17中之島

気になるタイトル、目から鱗。
加筆したものは、会報「気功生活」110号に収録。
無料でお送りします、こちらから「最新号送付希望」へどうぞ。

2018/11/17 於:朝日カルチャー中之島
天野泰司  *次回は3/23 「春の体」
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*病は気から

「病は気から」と言われるけれど、
気の不足が、本質的な腰痛の原因。
例えば、「赤ちゃんが生まれた」と聞くと、「わぁ、見てみたいなぁ〜」と思う。
私たちにも赤ちゃんに気を集めたい本能があり、
赤ちゃんも、みんなの気を集めて豊かに育ってゆく。
気が満ちれば、生命活動が盛んになるし、
気が不足すると、勢いがなくなり、腰が萎縮する。

*痛い腰痛
全ての腰痛に共通するのは、腰椎3番の過度のねじれ。
3番は腰の中心、腰の力を回復しようとして気を集める。
「痛み」は、気を集めるための手段。
3番の故障は大きな痛みを伴いやすい。
「体がぜんぜん動かせない」
とにかく「痛いんです」といった、
激しい症状が出てくるのもそのため、

3番という、腰の中心から気をそらすと痛む。
本気になって気を集めざるを得ない状態に追い込まれる。
腰痛とは、自分で自分に、気を集めるためのトレーニング期間。
痛みが出る=元気がある、ということ。
打撲はまた別だが、解消しようとする時に痛みを伴いやすい。

「痛み」は、周りの人の気も集めやすい。
「痛い、痛い」と言っている人は周りの人の気を集めたい人。

例えば鎮痛剤で腰椎3番の痛みを感じなくすると、
腰椎3番がねじれたままのバランスを取ろうとして、
自分で周りのいくつかの骨も固めて、動かなくなる。
固めてしまうのではなく、じっと気を集めて待つ。
そうして、腰が強くしなやかになっていく。

*言えない腰痛
先のことに不安を持ちつづけたり、
言いたいことが言えないと
腰痛が起こりやすい。
先の不安が胸の緊張を生み、呼吸が浅く、行動がおっくうになる。
言いたいことが言えないと、息を止めて堪える感じになり、じっとしてしまう。
この胸の萎縮感と、行動の停滞が重なって、
腰椎5番が突出し、3番のねじれを引き起こす。
そうした腰痛は、動き始めが痛い。朝が動けない。
明るい空想ができたり、言えてほっとしたり、ももの後ろ側を
のばすようにすると治りやすい。

*悩む腰痛
頭が働き続けたり、消極的な思考が回ってばかりいると、
腰椎1番が上がったままになり、腰に気がいかず、
3番がねじれやすくなる。
ずっと痛みが続くが、動けないほどではない。
昔は、立ち仕事をする人に多かった。
今は、目の使いすぎや頭の疲れが多い。
こうした、目の疲れ、悩みが原因の腰痛は、
腰椎1番からきているので、目や頭をゆるめることが大事。

*がんばりすぎの腰痛
自分にむち打って、がんばりすぎたり
「こうしようか、やっぱりこうだろうか」と葛藤が起こるタイプの腰痛。
方向性が見えてこず、心の中の戦いで力を使ってしまうため、
本来の力が発揮できない。
直接、腰椎3番がねじれる。
常に戦うような気持ちをほどく。
自分で動ける範囲のことは、必ずある。
内の対立が、動くことで減っていく。

*腰痛になる意味
力を抜いて、純粋に骨盤の持つ大きなエネルギーを昇華する。
つまり、
思った通りのことを気持ちよくやる。
「こうしよう!」と思ったら、さっと動こう。

「動きたいけど動けない」気持ちは、腰痛に必ず内包されている。
気功をして、具体的に腰痛を体から解消することと
気持ちを解放していく、その両方から腰痛を乗り越え、
痛みを通じて体全体を元気にしていこう。

腰痛になる、ということは、若いということ。
悩みがあったり、自分に鞭打ったり、葛藤があったり。
今、そういうものを乗り越えていきたいと思っている、
周りがそうなんだな、とわかってあげると、腰の力が出てくる。

[実習・腰椎1〜のび・あくび・頭部活点・耳もみ・目に手をかざす〜目のてあて]
ゆっくり上に、のびをする。
ゆっくりと、あごをゆるめて
頚椎2番あたりの、ちょうつがいになるようなところから、上を向く。
痛いところは避けて、楽な角度を探す。
口をだんだんにあけて、自然にあくびをする。
「頭部活点」は、鬼の角の生えるところ。
耳の前を上がったラインと、眼球を上がったラインの交点。

頭の中がゆるむと、腰(動きの中心)に気が下りる。
腰を丈夫にしていくことができ、腰痛の予防にも治療にもなる。

今の時代は、目・頭を使うことがこれまでと桁違いに多い。
その疲労を抜いていくことで、腰から主体性が湧いてくる。
「こうしたい」と思った時、自由に動ける。
考える以前に、腰が動く。
その要求の通りにする。

ハードルがあって、それでもしたい時は、腰の思いに添って
実行に移すことが大事。

[実習・腰椎5〜「肩の荷がおりる気功」腰痛ver.
ねじりのふりこ・脇腹をつまむ]

*ふりこの効用
やりすぎは、努力を伴う。
気づいていない「やりすぎ」は、例えば寝ている時など
努力している感覚がない時も働きつづける。

例えば「ねじりのふりこ」を、ある程度の時間やって、
疲れや違和感が浮き立ってくると、自己調整が始まる。
「気づかない努力」に気づきやすい体勢が出てくる。
そうしたことが、本質的な腰痛解消法になり、
同時に腰椎3番のねじれをとっていく、具体的な方法になる。

最良の方向へ向かう流れは一本しかない。
それを「経過する」という。
自然の流れを乱さないように、頭の中をゆるめ、感覚を働かせて、
繰り返しのゆっくりしたシンプルな運動で、ねじれをとる。

そうすることで、心の葛藤が減り、心理的強さも出てくる。
「痛みを通じて頑張る」必要のない心の強さが出てくる。

[実習・頭頂部・腰椎3・肛門を引き上げる]

Q.「冷えになる心理」もあるか。
A.心が閉じている。心がほどけていくと、また引き締まることができ、
骨盤が柔軟に開閉することで、気持ちも体もとどまらず動ける。

(純)

2018.12.23

心と体の大掃除 〜12/9京都

朝日カルチャー京都、第二日曜午後「季節の気功」は
お話が半分、実習が半分。
東山が見え、椅子式で楽な講座。

リピーターの方と初めての方のバランスもよく、
その時に応じたやさしい調整で、深く心身が変わっていく
とてもよい時間になっています。
12月の最終講座から。*次回は1/13「頭を楽に」春の準備に入ります。

2018/12/9 於:朝日カルチャー京都「季節の気功」天野泰司
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*冷える
冬の時期は、暖房や気候の影響で体が乾きやすい。
乾いた感じがあったら、水を飲むことが大事。
そして、冷えたら、「必要な時間だけ」暖めること。
「ふわーっとゆるむまで」が必要な時間。
そうして、ゆるみ、ひきしまる、収縮する力があることが
「冷えに強い」ということ。

*見えない処をきれいに
大掃除は、新年の清々しさを呼び起こす。
外の環境と私たちの内側は呼応していて、
掃除がすすむほど、体の内側がさっぱりする。

ふだんしないような処をきれいにするのは、外から内に響かせる良い方法。
「やりたい」気持ちが大切。
「やりたくないのにやっている」感が小さくなるように、
味わいながら。

今まで気づかなかった処に光をあてることで、
気づかなかった心身の違和感が消えていく。
見つけるだけで、その苦しい・悲しい感覚が消えていく。

掃除と同じように、体の違和感に集中することで
そこに滞留していたものが消えていく。

[実習・体のある部分の違和感に集中する]
気をあつめることを「行気」という。
その場所の呼吸、リズムを感じる。

[実習・頭部活点・脳活点・鎖骨のくぼみ・みぞおち・右・左、
おへその下・足の甲・かかとのつけねのてあて]

[実習・立って動く
長いゆすりを加えて体の大掃除。
違和感のある処に光をあてながら、体に任せる。

*集中する
心の辛さ、悲しみも同じ。解決しようとしないで、
映像を見ているように、思い浮かんだことをながめる。
そうすると、必要なものが必要な順序で立ち現れ、
自然に流れてゆく。

[実習・一年をふりかえる]
2018年を1月から順に追って、ただながめる。
いま、12月のきょうまできたら、
来年の12月、すべて終わった時の充実した感覚を思い浮かべて
「すばらしい1年でした」と、つぶやく。
(純)

2018.12.22

春に向けて〜木曜の教室から〜

天野の定例教室のうち、
京都朝日カルチャーの木曜は、20年ほど続いている教室です。
立って動くー座ってお話をきくーおちつく気功、といった流れで
週一回、とてもいいリセット、リスタートになります。
今年の最終講座、お話部分に加筆しました。

2018/12/20 於:朝日カルチャー京都(木曜) 天野泰司
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[実習・立って動く〜ふりこから波の動き]

自然の変化は、体の変化につながる。
私たちの体は自然と相呼応していて、四季に順応する働きがあるけれど、
今年は予想外の変化が多く、「いつも」の範疇では補いきれなかった。
けれど実は、体は事前にキャッチしていて、準備している。

体の変化も大きかった今年。
その総まとめが、旧暦の春。
1月は後頭部、2月は肩甲骨、3月は骨盤が開いて上がり、
この一年の心身改変作業の成果が花開いていく。
今、その前段階の変化がもう始まっている。

2月、きゅっとした寒さが巡ってきて、
ふわっと暖かい春になればと期待している。
この一年が大変だったからこそ、その辛苦を洗い流す
晴れやかな春になるだろう。

春。性の働き=生命の火が盛んになる季節。
その春に向けて、いま心がけること。
1.いやなことをしない。
2.楽しいことをする。
どちらも、「本能的に」。
経験や、積み上げてきた知識がアンテナを曇らせる。
本能的にいやなことと、経験上考えるいやなこと、
直感的にワクワクすることと、楽しいと思い込んでいることは違う。
観念を本能的なことだと勘違いしてしまう傾向があるので、
過去や、観念から自由になる。

Q.苦手だけれどしなければならないことはどうしたら。

A.苦手なことからは逃げる。
おだてて、やってもらうのもよい。
おだてられると、ぱっと火がつく人もある。
任せられると、性が働き、骨盤が動いてくる。
「自分でやりたい」「人の役に立ちたい」という心は本能的な性の働き。
任せるのは大切なこと。
任せあうことで、お互いに心が安らかになり、性=いのちの働きが高まる。
任せたはずなのに心配したり、そわそわしたり、
相手に遠慮や気遣いをする人がいるが、
それでは全体がうまくいかない。
任せるのなら、完全に、純粋に、心安らかに任せる。

人の成長では、4、5才の年中、年長さんの頃、
そして思春期に性が大きく働き出す。
「自分で」、「役に立ちたい」という純粋な思いが大きくなる自立の時。
その時に、ちょうどよく何か手伝ってもらったり、
自分から何かを始めたり、
奉仕的な活動に取り組むとよい。

[実習・心がおちつく やさしい気功」。
(純)

2018.10.28

気づかいについて〜木曜の教室から〜

天野の定例教室のうち、
京都朝日カルチャーの木曜は、20年ほど続いている教室です。
立って動くー座ってお話をきくーおちつく気功、といった流れで
週一回、とてもいいリセット、リスタートになります。
先日のお話から。(純)

 2018/10/25 於:朝日カルチャー京都(木曜) 天野泰司
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[実習・立って動く〜ふりこから波の動き]

気づかいは、とても大切なもの。
以前はもう少し、お互いを感じながら歩いていたが、
最近は、誰かが急に前を通り過ぎたり、ぶつかりそうになることも多い。

気づかいとは、自分を拡大すること。
私を広げて周囲を感じ、全体がスムーズになるよう心を配る。

それには、何よりも、自分を大切にし、まず私が心地よくあること、
そして、感覚を高めていこうとしていることが大切。

その「私の心地よさ」を広げ、気を適度に張り巡らせる。
でないと、自分の辛さ苦しみを相手に押し付けていくことになってしまう。

気持ち良さは、生み出すことができる。
心から、身体から、湧いてくるものをみつけて、その動きに添って動いていく。
気功で「自由に動く」時のように。

生きていることは、自発的な動きの連続。
体に目をむけると、その都度ふつふつと生まれている、湧いてくる
「動きたい」という感覚。
それが、生きていることの本質。

体に添って、したい! と感じることを、ピタ、ピタとやっていく。
生き物として心地よい感じに出会い続けていく。

それは、無理な努力のない世界。
その方向へ行くのだという気持ちを持ち続けること。

あらゆる物質は波動で構成されているから、私の気持ち良さはみんなと響きあう。
私を大切に思うことが、すなわち、互いを気遣うこと。
お互いの自由、自然を心から尊重すること。

[実習・心がおちつく やさしい気功」。
(純)

2018.10.25

目と頭 〜9/29中之島

朝日カルチャー中之島、「楽になる気功」シリーズ
今回は「目と頭」をテーマに。

2018/9/29 於:朝日カルチャー中之島
天野泰司  *次回は11/17・腰
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*頭を楽に

大脳の思考の働きに関わるのは、頚椎2番。
「のどぼとけさん」と言われる骨で、
上を向くと、頭のちょうつがいになるような位置にあたる。

[実習・上を向いてポカン〜あくび]
ゆっくりと、あごをゆるめて。
頚椎2番あたりの、ちょうつがいになるようなところから、上を向く。
痛いところは避けて、楽な角度を探す。
口をだんだんにあけて、自然にあくびをする。

思考には、自然にめぐっていく思考と
突発的な、ノイズのような思考がある。
不自然な思考は、足・尾骨など、体を楽にすることで
減らすことができる。
目のケアをすることも、 大脳の調整になる。

[実習・立って動く〜のびとゆすり]
ゆっくり上に、のびをする。
頚椎2番を意識した、のび。
アキレス腱を意識した、のび。
腰椎1番を意識した、のび。‥おへその真裏より少し上。
体をゆする。

ソファなどにもたれて、足を机や椅子などで高めにあげ
足全体の裏側が気持ちよく伸びるように、ゆっくり休むのもよい。

*枠を外す

不必要な気を使う必要はない。
自分をはめこんでいた枠を外すと、ちょうどいいものが残る。

形骸化した礼節やつきあいは重く感じる。
本来、相手と礼をしあうことで同調が起こり、それは心地よさがあるもの。

私たちは、大きな生命体としては区別がない。
改めて向かい合うと、根源的なものが湧いてくる。
礼をする時、同じタイミングで、気持ちがそろうと、呼吸もそろう。

気が集中し、離散することが自然の理、すなわち幸せの根源。
生きていることの快感、満足。
それはこの瞬間も続いていて、
眠ったり、話したり、仕事するのが気持ち良いのが自然。
自分を大切にし、天然の中にある心地よさを破らないで生活する。

*心は変わる

辛さ、苦しみは体の全体ではなく、ある部分の緊張として残る。
その部分をゆるめて、流していくことが有効。

感情のゆれが、表に出てきてほどけると、心がかるくなる。

[実習・頭にふれる〜頭部活点のてあて]

「活点」は、野口晴哉氏が整理したいくつかのポイント。
「頭部活点」は、鬼の角の生えるところ。
耳の前を上がったラインと、眼球を上がったラインの交点。

辛さ、かなしみは、出てきては昇華されていく。
それは、感情的な動きを通じて
心身が幸せに近づこうとしている大切な働き。

[実習・心がおちつく やさしい気功]秋バージョン
腰、脇腹、内股、ひざをていねいになでて、てあてする。

天然・自然に戻る時間の感覚と、日々の活動。
両方が豊かになることで、大脳のリラックスや体全体の健康につながる。
それが気功をする意味。

[実習・耳と目〜耳たぶをひっぱる、目のてあて、眉根を押し上げる、ほおの中央をゆっくり押す]

(純)

2018.10.22

腰を楽に 〜10/14京都

朝日カルチャー京都、第二日曜午後「季節の気功」は
お話が半分、実習が半分。
東山が見え、椅子式で楽な講座。

リピーターの方と初めての方のバランスもよく、
その時に応じたやさしい調整で、深く心身が変わっていく
とてもよい時間になっています。

10月は「腰を楽に」をテーマに。
*腰についてはもう一度、11/17(土)大阪・中之島
「腰痛になる心理」と題して、実習とお話が。
心と腰の関係について、ひきつづき解き明かしていきます。

2018/10/14 於:朝日カルチャー京都「季節の気功」天野泰司
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*腰を楽に

腎臓はウエストの上あたり、比較的高い位置に左右2つある。
2つある臓器は、両方いっぺんではなくて、片側だけが疲れる傾向があり、
腎臓の場合は、同じ側の腰も疲れてくる。

片側の腰が疲れてくると、体がねじれて、
おしっこを我慢してイライラしているような
何でも「イヤ」と否定したい感受性が湧いてくる。

「すべて嫌」なのは、心の問題ではない。
腰を強くしていくことで、素直な感受性が育つ。
子供の腰を弱くするのは簡単で、やろうとしていることをできなくすればそうなる。
思う通り、やりたいことをさっとできる環境が、強い腰と
素直な心を育てる。

腰が強くなる時期は、小学校5、6年から中学生、
思春期と呼ばれる、性の力が発達する時期。
自主性、主体性は、性の力と直接関係している。

多感な時期でもあり、楽しいこと、悲しいこと、より大きく感じる。
それは今の時期(秋)も同じ。
感覚がよく働く=自分にとって良くないものは避け、必要なものを取れる、
動物的な感覚。鈍ってくると生命の危険が生じる。

大人はどうやって、自分の腰を楽にするといいだろうか。
足を温めるのもよい。
足湯、なでること。

[実習・足裏、甲を両手でなでる、足の甲のてあて〜
ひざをなでる〜内股をなでる〜体をゆっくりねじる、楽なほうを大きく]

[実習・立って動く
イヤイヤ、ねじる動作を加えた秋バージョン。

*体は変わる

足裏、膝、内股、腎臓、側腹、後頭部左右は連動している。
このなかで、今日はここかな、いまここをしたいな、という1・2箇所をていねいに。
チェックすることが、ケアにつながる。

違和感があること=悪、ではない。
「あのせいでこうなったかな」と理由付け、意味づけををすると、固定化したり
連鎖しやすい。
体は一瞬で変わる。そこに、理由は必要がない。

がんばるのは、自分のやろうとしていることを越えること。
運動会で怪我が多いのは、やはり無理をしているから。
無理をすると体を壊しやすい。

楽しくやっていることには、無理がない。
運動会も、大好きな人には無理はなく、
運動会大嫌い組、には大きな負担。
強制して、大好きにならせる必要はない。

心は移り変わり、自由に動いている。
体は変化する。それが、生きているということ。
その状態に還っていく。

心には波がある。
悲しんではいけない、と動きを止めてしまうと、浮き上がれず停滞する。
自然な感情の流れに任せて、泣きたい時は真剣に泣くと、必ず心が上向きになり、楽になる。
子供のように、さっと気分を変えて。

幼児期は、嫌なこと、大変なことがないように周囲が心を配る。
大人になってからは、自分で頭にふれる。

*頭にふれる

[実習・頭にふれる〜首にふれる〜感情活点のてあて]

「活点」は、野口晴哉氏が整理したいくつかのポイント。
「感情活点」は、みぞおちの左下、肋骨の曲がり角。

この時期は、「頭にふれる→ゆっくり動く」という流れがよい。

*ゆっくり動く

[実習・心がおちつく やさしい気功

(純)

2018.10.21

心を休める 〜9/9京都

朝日カルチャー京都、第二日曜午後「季節の気功」は
お話が半分、実習が半分。
東山が見え、椅子式で楽な講座。

リピーターの方と初めての方のバランスもよく、
その時に応じたやさしい調整で、深く心身が変わっていく
とてもよい時間になっています。

9月は「心を休める」をテーマに。

2018/9/9 於:朝日カルチャー京都「季節の気功」天野泰司
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*心はどこにある?

辛い記憶が蘇る時は、その思いを解消できる時。
乗り越えられるタイミングでしか、浮かび上がってこない。
だからその時に、
その「嫌な感じ」は体のどこにあるかを探し、
違和感が抜けていくように、全力で楽な姿勢をとる。
体を楽にすることで、体の方向から辛さが抜けてゆく。

心はどこにあるのだろう。
胸か、おなか? 頭だろうか。

大脳だけでは、心は痛まない。
大脳から腹部へ「緊張する」という指令が走り、
「危険」サインが大脳へフィードバックされる。
内臓や筋肉に反応が起こる。
その回路が、心の痛み、辛さ。

解消するには、
ひとつは、大脳で起こっていることを
ちょっと横へ置いて、体に目を向ける。
そうすると、冷静に見ることができる。

その感覚は、悟りや瞑想といったものと同じカテゴリ。
なんとしてでもつかみとる、といったものではなく
特別なものではない。
ふとした時に、日常的に起こっているもの。

もうひとつは、「持続緊張」を取り除く。
例えば、「心配」は、首のサイドラインや
左上腹部の肋骨あたりに、残っていることが多い。

だいぶ前のことなのに、体の内に残ったままになっている「緊張する」というサイン。
それに気づいたら、さっとゆるめる。

お腹の側で「緊張しなくていい」とわかると、大脳が緊張を伝えても
それほど緊張しない。
一度ゆるむと、そこまで緊張しなくなるので
早い方がいい。

*頭にふれる

辛かったことを思い出した時、体の緊張する「部分」をさがしてゆるめると
心ー体の連鎖が切れる。
経路を切るには、首の緊張、頭、頭皮の緊張を抜くのが大切。
頭骨の地形図を探すようにふれて、
違和感をみつけていく。

[実習・頭にふれる〜首にふれる〜感情活点のてあて]

「活点」は、野口晴哉氏が整理したいくつかのポイント。
「感情活点」は、みぞおちの左下、肋骨の曲がり角。
この時期は、「頭にふれる→ゆっくり動く」という流れがよい。

*ゆっくり動く

[実習・心がおちつく やさしい気功

悩むこともひとつの趣味。若者は悩んで成長する。
悩みは、急に幸せの種に変化することもある。

パズルやクイズを解くことも、過剰なエネルギーを分散する手段になる。
悩むことは身体的苦痛を伴い、考えることには身体的苦痛がない。
どちらもエネルギーの消耗。

動物は動いてエネルギーを使うが、
人は考えることでもエネルギーを消耗する。

一度手放すと、「手放していい」という選択肢ができる。
悩んでもいい、悩まなくてもいい、悩まない。
そうした選択肢ができる。

*心は微細な身体

[実習・立って動く]淡々と、楽に、気持ちよく。
体に気をあつめて。

気功は、動きながらの瞑想。
体のほうから、微細な方向へ寄り添う。
細かい中に、気がつけば心の変化が起こる。
心は、微細な身体。

人はそれぞれ影響しあって存在する。
ひとりの影響は、思ったより大きいもの。
自分が楽になることが大切。

楽になると、物事が柔軟に受け入れられる。
それが災害への強さにもつながる。

とっさに逃げたり、避けられることは強い。
逃げないで、しかも耐えきれないことが自分を苦しめる。
大変な状況からは、まずさっと逃げる。
逃げられないなら、思いわずらいや苦しみをパッと手放し、
渦中へ飛び込むことで全力が出る。

(純)

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