2022.04.28
肝臓の季節 〜蔦町気功の会
初夏に入ってきました。「肝臓にてあてをする季節」なのはなぜでしょうか。
少人数で集中した時間でした。
於 : 蔦町気功の会 2022/2/24 天野泰司
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赤ちゃんが生まれてきたら、まず肝臓に手あてをして
おなかの中で溜まった老廃物の排泄を助ける。
初めて呼吸を始める赤ちゃんの、息が深くなり
不要物を出してしまうことで、栄養を吸収しやすくなる。
空気と食べ物でこれからは生きてゆく。
呼吸器と消化器、その両方に、肝臓が関わっている。
排泄をつかさどる器官であり、位置的にも横隔膜の下にあって、
肝臓が固まっていると息がしづらい。
また、肝臓が疲れると首の後ろの付け根が張り、肩が張って息がしづらくなる。
肝臓が元気だと、活発に動ける。
「全力を出す」には、「好きなことを自ら行う」ことがよい。
進んでやりたいことを見つけたり、「こんなことが起こるといいな」と空想を働かせる。
好きなことを自ら行うと、使える力の量が違う。
加えて、体の感覚を養っていくと、違和感や力の抜けづらい箇所がはっきりし、
そのポイントに気づくことで、体は自ら変化していってくれる。
やさしい気功やてあて、操体法、活元運動などを知っていると体に任せることで十分。
肝臓は右側の肋骨にそって大きくある。探しながら手あてしてみよう。
[自分で、肝臓と心臓のてあて〜お互いに肝臓と首の付け根(頸椎6-胸椎1辺り)のてあて]
[手の指を一本づつ、親指からやわらかにまわして引っ張る〜のびのびと昇降開合〜肝臓のてあて〜下腹部のてあて]
(純)