気功のひろば
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2021.06.07

純粋に聞くことは、自由に解き放つこと。

The Book of Life
6/7のテーマは
The Art of Listening Is the Art of Release

以下、天野の訳です。


誰かが語りかけ、あなたはそれを聞きます。
そのままに「ただ聞く」ということは、
自由に解き放つことです。

あなたがある事実を見て、
ただそのままに受け入れた時、
その事実を自由に解き放ったことになります。
事実として、ただそのままに聞き、
そのままに見ることは、
思考的な努力を伴わずに、とてつもなく大きな影響のあるものです。

例えば、「野心」ということを取り上げてみましょう。
それが何を成し、どんな影響を及ぼすかは、すでに十分に吟味してきました。
野心を持った心は、共感し、慈しみ、愛することを決して知ることはありません。
野心的な心は、それがスピリチュアルなものでも、外に現れたものでも、内に秘めたものであっても、無慈悲な心です。

あなたは今、聞きました。
聞いて、その聞いたことを翻訳して「野心で出来上がっているこの世の中でどうやって生きていけばよいのですか?」と言います。そうしたら、あなたは聞いていなかったのです。
あなたは応答しているのです。発言に、事実に反応したのです。
ですから、そのままに事実を見てていないということになります。

ただ単に事実を翻訳し、あるいは、事実に意見を付け加え、事実に対して
何らかの応答をしているのです。
すなわち、あなたは事実を見ていない…。
何の評価も、反応も、判断もしないという意味で聞くのなら、
確かにその時、
争いの元凶である「野望」を、打ち壊し、拭い去り、一掃するあのエネルギーが
その事実から生み出されるのです。




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