気功のひろば
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2018.08.25

夏の疲れを抜く 〜8/19京都

なんとも言えず、深く休んだ一日となりました。

2018/8/19 於:朝日カルチャー京都「季節の気功」天野泰司
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*変化は感覚を養う

38-9度が当たり前、といった日が2週間ほど続いた。
酷暑も天災、我慢しないで、避難したり、休んだりしたほうがいい。
今日くらいの気温だと涼しく感じるのは、
体が暑さに抵抗力が出てきたとも言える。

暑さ、寒さが交代にやってきて、四季の変化があることで
体の能力が上がり、心の感受性が広がる。
変化は感覚を養う。

変化がないと、感受性が鈍る。
例えば冬にカイロを使うときも、長時間当てっぱなしにしないで
寒いと思う時につけ、熱くなったらはずし、またつけたらよい。

センサーが正常に働くことが、健康の土台。
どこかほっとして心身が休む方向へ向かうときに、センサーがよく働く。

秋は、そうした季節。
夜空や虫の音、ちょっとした風の気配にも心が動き、美しさを感じる。
感覚は、使うほど伸びる。
感受性の高まる秋は、美しいものに触れるとよい。

*頭にふれる

秋の感受性を広げる「ゆるみ」の入り口は、頭。
いくつかポイントをとっていこう。

[実習・頭部活点〜頭頂〜妊娠活点のてあて]

「活点」は、野口晴哉氏が整理したいくつかのポイント。
「頭部活点」は、頭を休めるポイント。
鬼のツノの生える処で、
目の玉を上へ上がっていったところと、耳の前を上がったところの交差点。
左右の中指でふれて、てあてする。

頭頂部にも、中指を重ねて、てあて。
気力を回復し、内臓を引き上げる処。

「妊娠活点」は、後頭部で、目の真裏あたり。
ふっと凹んで、なんとなく手が止まる処。
骨盤の左右差や、腰痛、疲れなどに。

ヒトは受精して、まず頭から末端へ、全身ができてゆく。
なので、頭の変化は全身に応じる。

辛さや痛みがあるのは、生きていこうとする力があるということ。
この時期は、「頭にふれる→ゆっくり動く」という流れがよい。

*ゆっくり動く

[実習・心がおちつく やさしい気功

頭がゆるむと、骨盤も働きやすくなる。
加えて、足首が整うと大きく変わる。

[実習・足首のてあて〜自由に動く]

片足ずつ引き寄せて、くるぶしを両手で包む。
足首から先が、動きたいような感覚があったら
ていねいに感じて動かしていく。
手で動かしてしまわないこと。主体は足首。

足首から先は、細かい骨の集まり。
くるぶしは、左右別々の骨で、1、2ミリの微妙な変化が
体調や気分を左右する。
「気分」は、体のバランスで変わる。

足首は、ひきしまった感じが正常。
くるぶしが下へ落ちている時は、静かにふれていると上がって、足首がひきしまってくる。

気持ちよさは大切、そうすると自ずと整う。
なでていて気持ちがいいのが正常。
わからなかったり、痛かったら、気持ちよさが増すようになでる。

[実習・ていねいに立つ〜座る]
斜め上へ、ゆっくり、すうっと立ち上がり、すわる。
どこも持たないで。
立って、生まれたばかりのように
ていねいに足を動かす。
腰を動かす。

[実習・開閉〜腎臓のてあて]

開・・全身で大きく上へ伸び、手を両側から下ろしてくる。
閉・・手を両側からあげ、前からゆっくり下ろしてくる。

秋のポイントをいくつか。
・腎臓のてあて。
・わき腹(ウエストのつまめる処)をなでる。
・内股をなでる。

(純)

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