気功のひろば
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2022.03.05

心身を大切にする意味 〜朝日カルチャー京都木曜

朝日カルチャー京都、20年続く木曜日の教室は、
残念なことに、移転のため3月いっぱいで終了が決定。
4月からは、私たち気功協会の主催で新しく開講します。

毎週なので、今、起こっていることに即して天野の話が聞けるのも利点です。
ウクライナ侵攻が始まって大きく変わった世界。それについて初めて言及した部分を
起こしました。

  2022/3/3  於:朝日カルチャー京都 天野泰司

・・・・・・・

今、お彼岸の頃まで、心身が大きく変わる時期。
痛みや発熱、いつもと違う感じ、春の変動が出てくるのは異常ではない。
痛むなら、痛まないように動く。無理をしないで、変化を促していく。

秋はだんだんに心身が引き締まってくるが、春はどんどんゆるんで変化していく。
そんな時に、大きな刺激が入ると動きが止まってしまうので
無理をしたり、大きなダメージが少ないように、
赤ちゃんに接するように自分に接して。

急に始まった戦争、そのニュースもダメージになる。
3.11の時も大きく皆の心身に影響があったが、今回は人災。
3.11の辛さも、まだ残っている。昔の辛さ、大変だったことを
思い出すたびに、体をなでたり、気功をしたり、精神をリラックスさせて。
そうすることで、大きな体の変化が促される。初夏くらいまでが大切な時。

日本も昔は、国が分かれていて、殿様がいて取り合いをしていた。
今の日本では、例えば京都が大阪のこの辺をちょっともらって、など考えられない。
増やしたら、またそこに住む人やすべてを管理しないといけない、それはそれで大変なこと。
文化の成熟に伴って、そうしたことは必要なくなってくる。
火種になるような地域には何か貧しさ、満ち足りないものがあって、それが幻想を生む。
何のメリットもないことに懸命になる。

核を使いたくないと皆思っているが、「持っているよ、強いよ」と威嚇されないように威嚇する。「うちも持たないと」と、暴力を振るう力を身につけるほど暴力は広がっていく。
暴力の必要ない世界を作る。

自分の中に暴力性はないか。私が私に暴力をふるっていないか。
一方的に、心に、体に、だめじゃない、だめだよと責めていないか。

それをやめていく。
心身の言い分を聞き、がんばらせることなく、信頼して身を預ける。
そうするといちばんいい形で流れていく。

力を見せつけ、封じるとうまくいかない。自分に対しても同じ、と気づくと、
大きな変化が起こる。

精神的な豊かさは、体や環境に支えられている。
新しい世界のあり方を作る時代に。暴力を持ちながら不要だ、という時代の次に入っていく。
痛みや、こわさを乗り越えて、心身をゆるめて
自然に心地よいほうへ流れていくことで、相手も変化していく。

心がおちつく やさしい気功

(純)

 

 

 

 

 

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