気功のひろば
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ブログ

2019.03.06

気功生活 Vol.111

治る

時を得て、
力が湧き、
波を越えていく。

 

【目次】

春を迎えて 天野泰司
会員制度刷新! 新しい賛助とペア会員
特集・治る力と花粉症
新春の講義録 肩の荷がおりる 春を迎える気功
子どもの、そして私の幸せのために
The Book of Life 1/3、2/27
行くべき世界へ 吉田純子

 

春を迎えて

天野泰司

 この冬はとても温かな日が多く、春も前倒しでやってきているようです。私も久しぶりに長い風邪を引いて、体調の変化を日々楽しんでいます。
 ここ数年、親の入退院が続き、病院や介護施設通い、実家の想像を絶する大片付けと整理、売却等々がようやく落ち着いて、やっと自分の体の方へ集中できるタイミングになったのだと思います。
 同じ大変さを共有していた家族も次々と大きな風邪を引き、リレー式で看病を続けているうちに2月が過ぎ、気功生活も少し遅れてのお届けとなりました。

春には気功を
 2019年は、新しい元号に変わり、また統一地方選と参議院議員選挙が重なり、社会的にも大きな節目を迎えます。今年2/24、沖縄での辺野古基地埋立工事に対する県民投票は投票率52.48%、埋立てに反対が71.74%という画期的なものでした。おかしいことをおかしいと思うあたりまえのことが、改めて公に示されたことで、時代の歯車がまた一つ水面下で動いたように思います。 時代を塗り替えるのは、いつも、大きな潜在的な欲求です。時代は自分とは関係のないところで勝手に動いているのではなく、新しい時代を創り出す原動力は、私たちの体の中の変化です。だから変化に先駆けて、まず私たち自身が変わっていきます。
 その体の変化が最も大きく進むのが、春を迎える今の季節。この時期、体調を崩す方も多いと思いますが、一度壊して立て直すことで、根底から変わります。また破壊と再生を伴わない、素直で自然な変化も一方にあります。古い家でも基礎がしっかりしているとリフォームが楽なように、心身の土台がしっかりしていると、おだやかで着実な変化が積み重なって、いちばん好ましい方向へ自然に向かっていきます。
 春は、そうした心身の基礎を培う時。日々、私と深く向き合うつもりで気功を続け、自分の力で、気持ち良い一年を創りましょう。
 東日本大震災から8年、そして昨年も自然災害の多い年でした。内なる自然も大きく揺り動かされて、野生的な力も開花し始めています。気功の旬は、今この時です。

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