「何かになろうとする」ことは葛藤である
The Book of Life
2/1のテーマは
Becoming Is Strife
私たちは
「こうなりたい」という気持で動いていることがとても多くあります。
もしかすると、生活の大部分がそうかもしれません。
そうして大義や目標をかかげて切り開いて来た文明社会は、
様々な物質的な恩恵ももたらしてきた面もあるけれど、
一方で、精神的な貧困をもたらした部分もあります。
物質的にはこれだけ豊かになった今、
精神的な豊かさを取り戻す鍵は、ここにあるかもしれません。
今を否定して、今は苦しんでも将来を夢見る。というように、
自己の葛藤を引き起こすような心の使い方から、
「今をそのままに感じ、今直接に幸せを味わう」という
思考以前の生命の本源に還っていく流れが、
確実に興って来ているように思います。
以下、天野の訳です。
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生きていること、
私たちが良く知っている「日常の生活」とは、
絶えず何かになろうとしていることです。
私は貧乏。だから、最終的に裕福になることをイメージして行動します。
私は器量が悪い。だから私は美しくなりたい。
このように、生きていることは、
何かになろうとする道程になっているのです。
生きようとすることが、何かになろうとすることになっている。
異なった意識レベルへ、異なった状態へと。
その中では、挑戦があり、反応があり、名前をつけること、記憶されることがあります。
今、……この「何かになろうとすること」は、葛藤です。
今、……この「何かになろうとすること」は、苦痛です。
そうではありませんか。
これはずっと続く苦闘なのです。
私は「これ」であり、私は「あれ」になりたいのです。



