気功のひろば
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2014.10.21

気功の学校・浅草

久し振りの東京、初めての浅草。
1日で、「気功の学校」と禅密功の
基本の考え方、動作を学びました。

「気功の学校」の内容を、久し振りに起こします。
 写真はこちらに。→

 10/5 浅草公会堂 天野泰司 

・・・・・
気功の学校の基礎

楽に動くこと。

徹底的に、楽に動く。そのことに気を抜かない。
集中が持続することで、道が開ける。
習慣が変わる。生活に、気功が活きてくる。

気功の学校は、何かを習うのではない。
生活のさまざまな場面に、「気が満ちている」ことが目的。

原点に戻る。

例えば、「気功の学校」の年間コースでは
毎年、ゼロに戻って、新しい気持ちで始める。
原点は、自然。
からだの中にある「自然」に、学ぶものは無限にある。

[実習・ふりこ〜波の動き]

自然に動く事が、そのまま調整になる。
「決まり」は仮のもの、として今ちょうどいい動き方をする。
体にまかせることで、ブロ以上の調整運動が
自ずから起こったりする。
そこに意図が入ると、間違える。
「〜しないといけない」意識、固定しているものから自由になる。
それが、自然に向かう道筋。

その自由、自然さは周囲にも伝わる。
体を通じて「自然という事実」に出会っていくことで、
社会全体がスムーズに動くようになる。

私たちの細胞、ひとつひとつがいのち。
独自に生きている沢山のものが、わたしを作っている。

社会も、私たちひとつひとつの集まり。
細胞のひとつひとつ、私たちひとりひとりには
それぞれの役割がある。

明恵上人は「あるべきようは」という言葉を遺している。
私たち、ひとりひとりの自然を生きていく。
自分のベストポジションは必ずある。
それを、体でつかんでいく。

 Q:ゆるむと引き締まりが出て来る、とはどういう意味?

 A:ベースは、「どちらに行ってもいいよ」という状態。
 それが、ゆるんだ状態。
 ゆるみがあると、引き締まるべき処が自ずと引き締まり
 骨盤、下腹部に力が集まってくる。
 まとまりがあると、その中で、ゆるんだり引き締まったりできる。
 集約した中にうねりが起こって、大きなエネルギーになる。
 力はいらない、そこに力があるから。
 「ゆるみの道」に添って、動きが起こってくる。
 そこに生じる、力の大きさ。

 「あるべきものが、あるべきところに、あるべきようにある」(増田明)
 これが、ゆるんでいる、ということ。

禅密功の基礎

禅密功は、中心にゆるみを作る。
骨盤の中をゆるめる。=「密処がゆるむ」。

イメージすると、自ずとゆるむ。
空想に寄って、体は変わる。
空想に入ると、意図が淡くなって消える。
それが、ゆるんでいる状態。

そして、自ずと「慧目がひらく」。=ひたいが開き、笑う。
すると、体が変化し、動きが起こる。

背骨がまっすぐ、天からぶら下がるようにして立つ。=「三点一線」、
頭頂部、密処、かかととかかとを結んだ線の中心がひとつながりになるように。
この線はゆるやかに動き、禅密功の間は途切れなくその状態が続く。

[実習・禅密基礎功〜心がおちつく やさしい気功〜穴追い]

穴追いについて

「この道」をていねいにたどる。
歩くと、いちばん気持ちがいい道。
また、そこに戻ればいい。

体を通じて、生き方を再確認する。

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