気功のひろば
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ブログ

2017.05.01

気功生活 Vol.100

続ける

肩の力を抜いて、
たんたんと
気持よく。

 

【目次】

ありがとう100号 天野泰司
初夏の気功
100号の軌跡
たま・レンの名作集
100号によせて
The Book of Life 3/31、4/30
伊勢で文楽 小笠原綾 吉田純子

 

ありがとう100号

天野泰司

大きな波を越えて
今年の桜は少し遅く、4月に入って一気に咲き始め、今は八重桜が満開です。草木もぐんぐん伸び、もみじの新緑が眼にまぶしい疎水沿いです。
気功協会発足以来、隔月で発行して来た会報『気功生活』も今号でいよいよ100号。この17年を振り返ると、順風満帆なことばかりではありませんでしたが、様々な支えがあって次々と大きな波を越え、ここまで続けてくることができました。みなさんほんとうにありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いいたします。

たゆまぬ静かな集中
体の自然を護り、育む。また、眠っていればふと目を覚ますように、ちょうどよい手助けをする。それが気功協会がずっと続けていることです。
自然環境の回復や保護が一朝一夕にはできないように、私たちの体の中にある自然が十全に働き、本来の美しさを現し続けるには、たゆまぬ静かな集中と、細やかな気配り心配りがいつも必要です。
「気功の学校」など気功協会の講座で最も大切にしているのもそのこと。ですから、何かを学ぶということ以上に、ここに参加しているみんなで環境を創り、護るという心がけが重要なことなのでしょう。
そこに集うみんなが自由にのびのびと過ごしながら、お互いを大切にし合い、いちばん自然な形で自分の力を発揮し、その人らしい美しさが際立つ。そのための土台の環境がやっと出来たきたのではないかと思います。楽しみな成熟期はちょうどこれから。豊かな土壌からぐんぐん芽が出て、花が咲き、実を結ぶでしょう。

大きな流れに
気功協会の初期には、禅密功の劉漢文先生を筆頭に、様々な先生方から同時にものすごい密度の複合的な学びがあり、「自然」という大きな流れにまとまっていきました。本当にあり得ない、奇跡的なことでした。同時にその自然の流れが、途絶えずに、むしろだんだんと大きな流れになってきたことも、本当に有難い貴重な歩みでした。今がちょうど100。初心に戻って、大切な「自然」を護り続けていきます。

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