気功のひろば

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2016.07.09

気功生活 Vol.95

95号表紙

知る

目を開き、
心を開け放ち、
日々刻々と動いている
真実をはっきりと見る。

 

【目次】

健康の源泉 天野泰司
祈りの総会2016 報告
肩の荷がおりる気功 保存版
The Book of Life 6/22、7/10
京都気功散歩 修学院を歩く 
いのちの気功 一歳半の頃
梅雨の気功
気功の学校前期・総会
おたよりから

 

健康の源泉

天野泰司

8/10、新刊が出ます!
この夏、ちくま文庫から
『はじめての気功 楽になるレッスン』が出版されます。
2006年に出た『うごいてやすむ 幸福になる気功』(春秋社)は、
初版から10年、4刷を重ねてきましたが、再版のめどが立たず、
版権を移して文庫で出版することになりました。

ごく簡単に校正するつもりが、
始めてみたら吉田と二人がかりの全面的な修正が始まり、
時代に添った新しい本に生まれ変わりました。

手にとりやすい文庫ですので、
始めに「心がおちつくやさしい気功」、
最後に「肩の荷がおりる気功」を新しく入れて、
開くとすぐ出来て、着実に効果が上がる
画期的な気功入門書としての性格を持たせています。

Web上の動画とリンクする形で気軽に気功を楽しめるところも、
今までになかった新しい特徴です。
動画を流しながら「心がおちつく」などの気功を続けているだけで、
よく眠れるようになったり、症状が楽になったり、
心が前向きになって仕事がはかどったりと、
心身の健康のみならず生活面でも目覚ましい効果が上がることは、
京都造形芸術大学の通信の授業で、
たくさんの学生さんたちが実証してくれています。

簡単にできて本質的なところから生活を豊かにする
「気功というツール」を潜在的に求めている方は多くあるでしょう。
2000年の気功協会設立以来、一貫して進めてきた
「自然で、やさしくて、効果のある気功を、広く社会全体に還元していく」
という仕事が、この文庫を契機として、新たに大きく花開く予感がしています。

解説は、鎌田東二さんにお願いしました。
京都大学こころの未来研究センター教授を退官され、
この春から上智大学グリーフケア研究所特任教授として活躍されています。
今回、心のケアに関しても大きく加筆しているので、
ぴったりのご縁をとてもありがたく思っています。

7月に2回、校正をして、順調に進めば8/10頃、発売です。
ちくま文庫の新刊コーナーに並びます。
これから表紙も決まってゆきます。どうぞ楽しみにしていてください。

健康のいちばん根っこ
健康情報は巷にあふれていますが、
「病気に効く」「こんな症状が改善」といった効能をうたい、
病気を敵として、薬、サプリ、健康用品
などの武器を売ろうとするものも多いのが実情です。

世界中に広がってしまった、
軍事力による紛争解決が行き詰まっているのと同様に、
病気に対処する姿勢や方法も根本的な再考が必要になっています。
病気や症状、悩み苦しみでさえも、
自らの中から生じてきた自然回復の働きであることを知れば、
症状を薬の力で抑えようとしたり、
有事の備えにとせっせと健康食品を詰め込むようなことは減って、
健康で生き生きと生活を楽しむ人が増えていくことでしょう。

小さな異常に日頃から気づいていれば、
自分の力で健康を保っていけますが、
違和感が潜在化して気づかなくなると、
漠然とした不調にずっと悩まされ、症状がこじれたり長引いたり、
生命にかかわるような大きな病気にかかりやすくなってしまいます。
しかし、隠れていた違和感が表に現れてくると、
症状がはっきりして、急速に体が変わっていきます。
異常の根本に気づいた時点で、
既に半分以上は治ってしまっているとも言えるでしょう。

問題解決の鍵は、それを解決しようとする以前に、
よく観察してていねいに調べ、
いちばん根っこのところを明らかにすること。
今回の文庫出版は、健康の源泉を照らす光となるでしょう。

日本という国の健康
今の日本も、まさにそうした変革の時なのだと思います。
戦後ずっと隠されてきた様々な秘密が、
福島の原発事故や安保関連法案の強行採決などの影響で
次々と明らかになってきています。

矢部宏治さん渾身の最新作
『日本はなぜ「戦争ができる国」になったのか』(集英社インターナショナル)
では、著者は米国が公開した公文書を丹念に調べ、
平和の理想で貫かれた「日本国憲法」と
「占領統治下での朝鮮戦争への全面強力」の間の矛盾が
現在までずっと続いることを明らかにしています。

さらに深刻なのは、
度重なる条約改正や補足条項の追加などの密約によって、
国際法上は米軍は日本のどこにでも自由に基地を作れ、
日本の軍隊を「米軍の指揮により」どこへでも出動させられることです。
けれど憲法があるので、建前上はその事実を隠し、
砂川裁判のような憲法を無効化する意図的な工作が一方で続けられてきました。
この状況下で公然と軍隊を持ち、人権を縮小し、
自由を狭める与党の改憲案はあまりにも危険。
この矛盾の根っこを、ありのままにはっきり見て、
まず真実を知ろうとすることが大切です。

誰かの主張や、ある団体の信条を鵜呑みにするのではなく、
自分の目で見て、自分の頭で考え、
「この人!」と思える人やグループを選ぶ。
それがこの国の健康を創る礎となるでしょう。

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