気功のひろば
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2016.04.21

手段と目的はひとつ

The Book of Life
4/21のテーマは
Means and End Are One

以下、天野の訳です。
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自由を獲得するために、何も必要ありません。
自由は、バーゲンや投げ売りセール、
大値引きでは手に入れることができません。
…取引でも、代償でも、取り除こうとすることでもない。
自由は、お金で買えるものではないのです。
もしそうするのなら、
あなたは市場で売っているものを買うことになり、
それは本物ではないということになります。

真理はお金で買うことができません。
真理を得るための、どんな方法もありません。
もし手段があるのであれば、その最終目的も真実ではあり得ないでしょう。
手段と目的とは一つです。別々のものではありません。

性的な禁欲を自由へと、真理へと至るための手段として用いるのであれば、
その禁欲は、真理の否定です。
純潔は、あなたが自由や真理を買うためのコインではないのです。

なぜ私たちは純潔というものを、必要不可欠なものと考えるのでしょう。
性ということは、どんな意味を持っているのでしょう。
性行為だけでなく、それを考えたり、感じたり、期待したり、逃れようとすること、
それが私たちの問題なのです。

私たちの問題は、興奮です。もっともっとと求めることです。
自分を見てください。他の誰かを見るのではありません。
なぜあなたの思考は性でいっぱいになっているのでしょう。
愛があるときにのみ、純潔ということがあり、
愛がないなら、純潔はありません。
愛のない禁欲は、単に肉欲が形を変えたものでしかありません。

純潔を保とうとすることは、
他の何かになろうとすることです。
それは、ある人が力を得ようとすること、
有名な法律家として、政治家として、
あるいは他の何かとして成功しようとすることと似ています。
その変化は、同じレベルです。
それは、純潔ではなく
単に、願望の結果として生じた目的です。
ある特定の欲望に対してずっと抱いている抵抗が生み出したものです。

ですから、そこに愛が存在するとき、
純潔の問題は消えていくのです。
すると、生活というものが問題ではなくなります。

生活というものは、完全なる愛の中で、
その全てをあますところなく生ききるものとなるのです。
その革命は、新しい世界を生み出すでしょう。

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