気功のひろば

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2020.12.17

コロナを経て、今学ぶもの

2021年「気功の学校・ゼロ(配信)」、そして3月からの「気功の学校」。
始めるにあたって、天野からのメッセージをひきつづきお届けします。(純)

2021年・気功の学校 基礎科&本科 開講に向けて
担任講師 天野泰司

昨年からのコロナ禍の影響で、気功の果たす役割はさらに大きく広がりました。そのポイントは大きく四つあります。

  1. 自分で治る力を引き出す
  2. 家にいながら簡単にできる
  3. 不安やストレスを軽くする
  4. 心、体、生活が自然へ還っていく

それぞれ新しいことではなく、本来の気功の特徴と重なるものですので、
気功が、この時代に、あらためて脚光を浴びている技法だと言っても過言ではないでしょう。

  1. 自分で治る力を引き出す

風邪やインフルエンザと同じように、
新型コロナにかかりやすい人とかかりにくい人とがあり、
また、治りやすい人と、症状が長引く人とがあります。
考えてみればあたりまえのことですが、同時に忘れられがちなことです。

そして、今回のコロナではっきりしたことは、特効薬がなければ、
体の内にある「治る力」を発揮する以外に、方法はないということです。
そして、どんな治療法や薬を使ったとしても、
自分の力を発揮しなければ治癒ということはありえません。

気功の主眼はこの「自ら治る力」を引き出すことです。
気血の巡りをよくして、呼吸を深く、体を活発にし、精神を安定させ、
深い眠りが自然に訪れるようになると、免疫の働きも活性化して、
病気に冒されにくく、また病からの回復がスムーズになります。

ただ私たちは、病は必ずしも悪だとは考えていません。
病や発熱、咳などの症状にはそれぞれ役割があって、
症状を自然に経過することで、停滞していた機能が働き出し、
本来の活発さを取り戻すことができるからです。

一般に自然治癒力といわれるものは、病からの治癒のみを指しますが、
病にかかり、体の改変をすることも含めて、大きな視野で
「健康」ということを捉えなおす必要があるでしょう。

病や健康に対する考え方が変わることは、とても大きなことです。
もし、間違った認識を持って病に対処し、健康を作ろうとしていたら、
どんなに努力してもそこから遠ざかってしまうし、
ピタッと本質を捕まえることができれば、必要最低限の力と工夫で病の波を乗りこなし、
しなやかで強い、健康な心身を手に入れることができるでしょう。

私たちの気功のアプローチは、とてもシンプルでわかりやすいものです。

無理のない自然な姿勢をとる。
楽な方へ自然に動く。
強ばりや緊張をゆるめる。
身体感覚を鋭敏にする。
その上で、体の自然の働きにまかせる。

こうしたことは言葉だけではなく、理解した上で、繰り返しなじみ、
体に定着させる必要があります。
それを可能にするのが今回のWeb講座「気功の学校・ゼロ」です。

あなたに向かって直接語りかけるように講座は進み、
Live配信のあとは、繰り返し映像を見て、
自然な考えになじみ、姿勢や動作を何度も確認しながら身につけていくことができます。

気功に努力ということは似合いません。
心地よい感覚を楽しみながら、頭を働かせることも最小限にして、
マイペースで楽々と自然に学んでいきましょう。

  1. 家にいながら簡単にできる

ステイホーム。なるべく人との接触を避けて、自分一人で過ごす。
感染症を防ぐための最も原始的で物理的な対応策ですが、人間は1人では決して生きていけません。
その意味では他人との接触をなくすことは不可能ですから、
節度やマナーということが当然大切になりますし、それが難しい場合には
強制的な規制が働くことも出てくるでしょう。
何が不要で、何が必要な外出なのかは判断に苦しみますが、
そうして自分にブレーキをかけ続けていると、どこかで反動がやってきます。

大切なことは、外に楽しみを求める前に、内に楽しみを見つけること。
発散やストレス解消のみに気を向けるのではなく、
家や家族での生活を満ち足りたものにして、内なる充実感を深めていくことではないかと思います。

気功は自分と静かに深く向き合う方法ですし、
人と人との本来の結びつきや助け合いを促進する面が強くあります。
今回はWeb講座「気功の学校・ゼロ」が誕生して、
いながらにして自宅で気功の真髄を学べる、広々とした入口ができました。
そして、継続して楽しみながら学んでいくことで、
外に出向かなくても、自分の内なる大自然と豊かにふれあい、
充実した1日1日を過ごすことができ、
また家族のケアをしたり、お互いに支えあったりすることが
より自然にできるようになっていくでしょう。

  1. 不安やストレスを軽くする

コロナとの戦いは、不安やストレスとずっと隣り合わせのものでした。
そうした心理的な負担の増加は、当然体にも影響し、体調を崩す人も多くなってきますが、
心理的なケアは、一部の専門家に頼るような傾向がいまだに強く、
自分で心を楽にしたり、本来の心の明るさを取り戻すような方法は、意外と少ないものです。
また、習得に時間がかかったりハードルの高いものが多く、
心のセルフケアが広がっていくのは、まだこれからです。

気功では、心と体を別々ではなく
表裏一体のものととらえています。
身体を深くゆるめていくと、ふっと心が軽くなり、
微笑みを保ちながら動いていると、体がすーっと楽に動き出します。
そうして、常に心と体、両方を見渡しながら、できるだけポカンとして、
体の自然な回復力が働くようにしていくと、
とても単純でやさしいことをしているのに、それだけで
塞いでいた心に明るさが戻ってきたり、
ずっと抱えていた不安が軽くなったり、
ストレスに感じていたことがそこまで負担にならなくなったりしてきます。
こうした、誰もがやさしくできる心のケアは、
この時代だからこそ本当に広がってほしいものです。

  1. 心・体、生活が自然へ還っていく

コロナの影響で、自宅中心に働き方が変わったり、
不要な会議や出張が減った方もあるでしょうし、
過剰なまでに膨らんでいた、工業生産、人の移動、経済活動などが
全世界的に必要最低限の活動にセーブされた面もあり、
地球全体の自然環境も息を吹き返しています。

「儲かる」という観念を中心に動いていた世界は、
物質的な急成長を遂げた反面、代償として、苦労や貧困を生み出したり、
人間本来の喜びや楽しみを見えなくしてしまった面があり、
成長し続けることの限界もすでに目前にあります。
人間が自然から離れ、お金や物欲に流され過ぎたことへの強力なブレーキとなった
プラスの側面もあるでしょう。

そうした意味で、コロナは単なる災いではなく、
時代の転換点に現れた象徴的な病ということもできるでしょう。

世界全体が一度立ち止まってみた今だからこそ、気がつくことがあり、
変わっていくことがあります。
それは大きな話ではなく、一番身近な自分の心や体との
向き合い方から始まっていきます。

外へ外へと向かっていた感覚を、一度内側に戻して、
そっと私にふれたり、楽に気持ちよく動いたりしながら集中してみる。

そこから体との無意識下の対話がはじまり、
眠っていた自然の感覚がよみがえってきます。

体の自然が目を覚ますことで、心身が元気になるだけではなく、
自然なライフスタイルを選ぶようになり、
家族や親しい方との関係がやわらかで気持ちよくなり、仕事がスムーズで楽しくなったり、
人のために働くことに夢中になったり、思わず
誰かのために動いてしまうことが増えていくでしょう。
これらは観念的なことではなく、自然にそって
体の働きをていねいにみていると、自ずと感じられることです。

気功を学ぶということは、自然を学ぶということ。
だから先生は外側にいるのではなく、
体内にある精妙な自然の働きが、本当の先生です。

とてもやさしい方法で、自然ということを深く深く学んでいきましょう。
共に自然を学ぶ仲間を募ります。

2020.12.14

気功の学校・ゼロ

2002年開講の「気功の学校」、基礎編「ゼロ」を初めて、Web開講することになりました。
新春から土曜日の午後、4回。どなたでもご受講いただけます。
新しい年に体をととのえ、気持ちよく寒い時期をお過ごしください。
詳しくはこちらに。

きょうは、担任・天野のメッセージを掲載しますね。(純)

担任より1 からだの自然を守り育てる

気功の特徴は、やさしくて心地よいこと。
それは自然のやすらぎと、とても近いものかもしれません。
自然環境を護るには、環境を乱さないための継続的な心配りが必要です。そして、環境に負荷をかけないための基本姿勢は「ローインパクト」であることです。
同様に、私たちの生命を成り立たせ、健康を保っている体の中の自然の働きも、その成長と修復、免疫、内分泌、吸収と排泄、緊張と弛緩などの作用が常に潤滑に働いてくれるように、適切な気配りと心身の習慣づくりが大切で、その方法はできるだけローインパクトである必要があります。巷には無数の健康法や情報がありますが、その中には、不自然だったり、心身に大きな負荷をかけたり、体を鈍らせることで症状を抑えるような方法が無数に存在しています。私たち気功協会は、そのことを省みて、古今東西にある多種多様な健康法を学び吸収しながら、心身に負担をかけることができるだけ少ない、ナチュラルで心地よい方法のみを選択してきました。
それらを自然の原理に従って整理していくと、矛盾なく全てがつながっていきます。「気功の学校・ゼロ」で学ぶものは、いわば自然な健康法の集大成、そして最もシンプルでやさしい、健康の中心となる骨格です。

気功の学校では、良い悪いではなく、「自然か不自然か」という基準で、あらゆることを見ていきます。
「自然」というフィルターを通して見る世界は、安心に包まれ、どこか懐かしく心地よいだけでなく、生命のスイッチがポンと入って、明るいときめきに満ちています。
この時代に本当に必要なもの。それは、この生命発露のスイッチオンではないかと思います。単に技法を学ぶだけではなく、その奥にある生命の本質にふれる授業になるでしょう。
Webを通じて、全国各地のみなさんと気を交わし、オンラインで直接につながります。
天野の本を読んだり、Web配信を見てピン ! と来た方の申し込みをお待ちしています。

担任講師 天野泰司

2020.12.07

12/8(火) 10時、配信です。

寒くなってきましたね。
12/8は、月一回の「Monthly Live」無料配信です !
アーカイブもご覧になれます♫


https://youtu.be/1V1Qya_b2ok

月1回、天野泰司『季節をめぐる気功』(春秋社)から、
体を楽に動かしながら、心も楽になるポイントを学びます。

口の周囲のケアをすると、消化器が元気になり、排泄も楽に。
そして、頭がとてもスッキリしてきます。
大きく口を開く「あくび」は、冬場に頭をゆるめる定番の呼吸法。
歯茎の周りをゆっくり舌でマッサージすると、唾液が豊かになります。
歯をリズミカルに噛み合わせたり、口に関連する気功をやってみましょう。
スキマ時間にできることばかりですので、気軽に続けてください。
(天野)

体に聞きながら、心地よさを選んでいく瞬間を積み重ねて、
どんな時も「楽に気持ちよく動く」習慣を
この「Monthly Live」で培っていきましょう。
じっくり、繰り返し、楽しく。続けてください。

事務所移転・配信のためのカンパ「蔦町基金」、多くのお気持ちをほんとうにありがとうございます。皆さんのおかげで、ここまでこれました。

引き続き、受け付けています。
*郵便局の青い用紙で、00980-5-159877 気功協会 へ。 (純)

2020.11.30

気功の学校・ゼロ 受付開始 !

一番人気の年間コース「気功の学校」。毎年定員越えで苦労していましたが、
来年は1-2月のみ、安心の、配信が決定! しました。

新しく開講される「気功の学校・ゼロ」では
「立つ・座る・休む・眠る、息する・笑う・てあて」など、
心身を健やかに保つ基本を、1・2月(土)午後4回、Youtubeでお届けします。
新しい年に、家族で、ご夫婦で、安心な環境で、
タイムリーで普遍的な内容を。

こもりがちな寒い時期、無理なく体を動かして、心をほどき、
心明るく良い年になさってください。

再受講の方、お久しぶりの方も申し込みおまちしています。
1/15(金)午前までに申し込みいただくと、一回目1/16(土)が
リアルタイムでご覧いただけます。

「気功の学校」3〜12月は、例年通り
アスニー山科和室で開講します。(2月頃に受付開始)
「ゼロ」ご受講の方も、参加いただけます。

配信中の「禅密web」は12月終了、次回配信は4月頃の予定です。
その間、気功の基礎づくりに「気功の学校・ゼロ」をぜひご受講ください。
また「禅密web 基礎編」3回は、いつでもご購入いただけます。
詳細・申し込みは「講座あんない」へ。(純)

2020.11.23

作りものではない愛

The Book of life
11/23のテーマは
Love Is Not Cultivated
以下、天野の訳です。
—————————-

愛は涵養されるものではありません。
愛を神聖なものと、肉体的なものに分けることなどできません。
ただ、愛であるだけです。
たくさんの人を愛したり、誰か一人を愛したりということでもありません。
「すべての人を愛していますか」というのも馬鹿げた質問です。
誰が訪れるか、誰が去っていくかに関わらず、花は香り続けています。
そこに愛があります。
愛は記憶ではありません。
愛は心や知性が作り出すモノではありません。
目の前にある生存に関わるすべての問題…、
恐れ、嘆き、妬み、絶望、希望などが理解され解決した時に、
愛は慈しみのように自然に生じています。
求め続けている人は、愛することなどできません。
家族に執着している人には愛がありませんし、
嫉妬することも愛とは何の関係もありません。
「妻を愛している」という時、その意味は真実とは違うのです。
次の瞬間には、あなたは彼女に嫉妬したりしているからです。

愛は、大いなる自由を土台としています。
好きなようにしなさいという自由ではありません。
そうではなく、愛は、心がとても静かで、私がなくなっている時、
自己中心でない時にのみ生じています。
理想の話をしているのではありません。
もし愛がなければ、あなたが何をしようとも、
世界中のどのような神々を求めようとも、
どんな社会活動をしても、貧困や政治を変えようとしても、
どんな本や詩を書いても、あなたは死んだ人なのです。
そして愛がなければ、問題は絶え間なく増え続け、
どんどん増殖していくでしょう。

そして愛があれば、
あなたが行うことは、何ら危険にさらされることも、
何の葛藤もないのです。
愛は美徳の本質です。
そして愛のない心は、全くもって宗教的な心などではありません。
あらゆる問題から自由となり、愛と真実の美しさを知っているのは、
唯一、宗教的な心なのです。


2020.11.19

働く夫婦カンケイ

会員さんからのご紹介で、久しぶりに取材を受けまして、
11/21〜29に書店にならぶ週刊誌
「AERA11/30号」、最後の
「働く夫婦カンケイ」に1ページ、
天野と吉田が掲載されます。
どうぞ本屋さんで、ご笑覧ください。

表紙こんなふうです、人気がある男子たちだそう。華やか。(純)

2020.11.08

気功生活 週末に

会報「気功生活」次号。さすがに自宅、事務所2件の引越しと、
伴う手続きに追われ、月初に出したいと思っていましたがとても間に合わず
大幅に遅れてしまいました。
楽しみにしていらっしゃると思います、申し訳ございません。

また、このかんの大波で流れが変わり、来年山科の和室が1-2月休館もあって、
配信を楽しみにしている方も多くいらっしゃるので、
新しく予定を組み直しています。

今週末13日の発送を目指して、天野も遅くまで画面に向かっていますので、
お待たせしていますが、どうぞよろしくお願いいたします。

素晴らしいなと思うのは、いつもなら
「気功生活まだですか」とお問い合わせがあるところなのですが、
今回一件も来ていません。
みなさんこのかんの流れを、よくわかってくださっているのだなぁと
感謝でいっぱいです。

おかげさまで、事務所はだいぶ仕事ができるようになってきました。
「通信講座self」も走り出し、配信もトラブルなく終えることができました。
前回、朝日カルチャーzoomを終えてからさまざま検討し、
次回はもうすこし明るさの安定した画面にできると思います。
封筒は新住所で発注できましたが、「入会のしおり」など
多くの印刷物はこれからです。

配置が変わって、家具も変わって、Pcをつなぐところから
初めての発送作業まで、
スムーズに気持ちよく進むといいなと思っています。(純)

2020.10.29

self・11/2までに。

30期15年のロングセラー、「通信講座self」。再々受講生も多い、人気講座です。
秋のクラスが、そろそろ〆切になります。
10/25までですが、あと5人お取りすることにして、11/2まで受付しますね!

天野にselfの特徴、「禅密web」との違いなど話してもらいました。
「self」から、秋におすすめの「ねじりのふりこ」も。
動画で見るとやはり、わかりやすいですね。

お申し込みの方、ありがとうございます。10/30pmに第1巻を発送予定です。

30日は午前中に、久方の雑誌取材が入っていて、天野も久しぶりに散髪しました。引越前後はほんとうに忙しかったので、さっぱりしました。紙面、夫婦でのこと、さてどんな風になりますか。また掲載決まりましたらお知らせしますね。(純)

2020.10.28

10/31zoom・29正午まで。

10/31(土)10:30〜12:00、「深く眠り 免疫を上げる気功〜こころを休める」、蔦町から初・zoom配信です !

気がつくと紅葉が。秋は心を整える季節。心が変わると体も変わります。
お出かけは不要、ゆったりした呼吸と動き、やわらかなマッサージとてあてで不眠解消、免疫もUP。誘導にそって深いゆるみを。

明日10/29(木)正午で受付終了です!

朝日カルチャーのページから直接お申し込みください。

事務所で天野が話しているのを、中之島教室から配信してくださいます。終えてから一週間、アーカイブでゆっくりごらんになれます。

次回は中之島教室にお伺いできるかな。今回は、おうちで、ちょっと片付けて、お水やタオル、筆記具もお手元に。どうぞご家族で、ご夫婦で。ゆったりご参加くださいね。(純)

2020.10.25

完全に空っぽになる

The Book of Life
10/25のテーマは
Complete Emptiness

以下、天野の訳です。
—————-

意識の完全なる変容が生じるには、
分析と探求を、完全に捨て去らなければなりません。
そして、もはや何の影響下にもない状態になります。
これはとてつもなく難しいことです。
その、何が偽りなのかを見破る意識は、偽りを即座に退けます。
何が真実かを知らずにです。

もし、何が真実かをすでに知っているとしたら、
単に、あなたが偽りだと思ったことを、真実だと空想したことに置き換えているだけです。
何が得られるのかを知っているとしたら、放棄ということはあり得ません。
何が起こるかわからないまま、すっと手放す時にのみ、放棄ということがあります。
この否定の状態が完璧に必要です。

このことを注意深くたどっていってください。
なぜなら、もしあなたがずっと遠くまで行き着いたとすると、
その否定の状態の中に真実を見出すことになるからです。
つまり、否定は既知の意識を空っぽにしていくことだからです。

結局のところ、意識は知識に基づいています。
経験、民族的な継承、記憶、今まで経験した物事に則っているのです。
様々な経験は常に過去のもので、現在において働いています。
現在によって修飾され、未来へと続いていきます。
それらすべてが意識で、幾世紀にもわたる膨大な記憶の貯蔵庫なのです。

こうした意識は、機械的な生活においてのみ役に立ちます。
長きにわたって獲得してきたすべての科学的知識を否定するのは馬鹿げたことです。しかしながら、意識の変容をもたらすには、この全構造の革命が生じるには、完全に空っぽになることがどうしても必要です。

そして、その「空っぽ」は、ある発見があるときにのみ可能です。
何が偽りなのかを、実際にはっきりと悟ったときです。
あなたがそれを発見し、ずっとずっと遠くへいくと、
その「空っぽ」であることそのものが、意識の完全なる革命をもたらします。
それが、ここで起こっていることなのです。

 

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