気功のひろば
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2022.05.14

萬福寺で気功と普茶料理

5月11日。朝方からの雨もだんだんに上がり、心地よい気候に。

JUJIAカルチャーの「ご当地講座」企画で、「萬福寺で気功と普茶料理」と題し、
隠元和尚開山の萬福寺で、天野の講座でした。

 

最初に若い僧のご説明で、萬福寺を案内していただきました。

ちょうど隠元和尚350年忌。中国福建省からお招きして黄檗山萬福寺を建設、
禅宗と共に、インゲン豆や西瓜、煎茶の方法や明朝体など、
新しい文化も共に伝え、一大文化センターとなった萬福寺。

建物も、お経も中国様式。歩く道の中央、ひし形の石は龍の背中。
背中を伝って入る、お堂の敷石は龍の鱗。


木戸の桃は厄払い。


法堂の西、最も古いお堂「西方丈」で
鶯の声のなか、静かに「心がおちつく やさしい気功」。

通り抜ける風が心地よく、夢の中のよう。
自分がなくなる感覚、
どなたかの携帯が鳴り、ふだんの忙しさに気がつきます。

額は「喫茶去」。お茶の文化を伝えてくださった隠元さん、
広めた売茶翁も、ここに祀られています。

隣の法堂には「獅子吼」の額。高僧は仏の声を伝え、その話は獅子の一声のごとく。
天野は「こうして自分をなでて、大切にすることも
ひとなでごとに、徳を積んでいるんです」と
「萬徳尊」の額を引用し、伝えてくれました。

法堂で借りたお座布団をみんなで片付け、
外に出て、雨の上がった本堂前の「月台」へ、
白石の上は普段は入れません。

のびのび「肩の荷がおりる気功」。
陽の光があたたかく、
中国式に左右対称の気の場が、なんともいえず良い気持ち。

あとで、若い僧が
その場の掃除をしておられました。思わず合掌。

終えて、中国式の精進「普茶料理」。
以前いただいたものより、和風に、食べやすくなっているように感じました。
それぞれ解散。

売店で古い製法の竹紙を購入、
売茶翁が祀られたお堂にお参り。

350年忌の展示で、隠元和尚の書などさまざま拝見。
のびのびした文字、大きな大きな硯。
おおらかな、やさしい方だったように感じました。

3回目になりますが、今回は特に
よい場を使わせていただいて、みなさんに喜んでいただき
私たちも収穫多く、萬福寺のみなさまや
JEUJIAスタッフの方々に感謝です。
参加者のみなさまもありがとうございました。
また機会があればぜひ。(純)

 

 

 

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