気功のひろば
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2020.03.06

心をおちつけ、胸を開く。

新型コロナウイルスの影響で
とてもたくさんの方が大変な思いをされているのではないかと思います。
また、不安が広がっていることも、気になります。

風邪やインフルエンザの場合も同じなのですが、
まず第一に大切なことは、精神的なゆとりです。

心がおちついていると、身体はその持っている力を正常に発揮してくれますから
疲れも抜けやすく、また免疫が働きやすくなるので、発症しにくくなり、
発症したとしても回復力が違ってきます。

気功は、どれも精神的なリラックスを伴いますが、
心がおちつくやさしい気功」は、特におすすめです。
手をなで、顔をなでて、15分ほど。
3.11直後に私が作ったものです。
なので、その時の、京都の桜です。

少々の不安があったとしても、
終えた頃には、心地よさに包まれて、
忘れた状態になっていることでしょう。

不安や心配が続くと、特に胸が閉じて、息苦しくなり、
そのために咳をするような症状が出てきやすくなります。
冬場は、みんな寒さで胸が閉じていますから、呼吸器系の症状がおこりやすく、
だからこそ、風邪をひいたり、インフルエンザにかかったりして、
その状態を体が変えようとするのです。

だから、予防策として大切なのは、
身体をなるべくスムーズに春へ移行させて、
胸を開き、呼吸を楽にし、眠りを深くして、体力をつけていくことです。
そのために「肩の荷がおりる気功」をすると良いでしょう。

無理なく楽々と、腕をふり、のびのびと回しているうちに
胸が開き、心も晴れてきます。

この時期、肩の緊張も起こりやすいのも、寒さと関係があるのですが、
肩と腕の力を抜いて、腕を伸ばし、楽々と動くようにすると、
運動面から、胸が開いて、息が深い状態をつくることができます。

心がおちつくやさしい気功
肩の荷がおりる気功

この二つの気功をぜひ続けてみてください。

心が軽くなり、不安が少なくなるだけではなく、
春らしいほがらかで伸びやかな心身へ、すーっと切り替わっていきます。

2020.3.6 天野泰司

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