気功のひろば

ブログ

2019.07.01

気功生活 Vol.113

113号表紙

見えない
けれど流れている
ずっと、そっと。

 

【目次】

新しい場を育む 天野泰司
再読 いのちの気功 … 電子書籍に
令和元年 総会報告
蔦町の家 森田徹
夏の養生
The Book of Life 5/2、6/29
初夏の講義録 内なる力を引き出す /禅密の学校6月
北から南から〜気功のひろばとお灸 加賀屋まさこ
出会う 吉田純子
けいじばん 禅密の学校・後期 お知らせ

 

新しい場を育む

天野泰司

北白川の空気
 京都・北白川に越して、ちょうど10年。
 この自由でゆとりのある街の空気の中、気功協会らしい伸びやかで心地よい活動が育まれてきました。緑深い瓜生山のふもと、疎水沿いは桜並木になっていて散歩しやすく、道幅の広い閑静な住宅街でありながら、京大や造形芸大が近くて自由闊達な雰囲気があり、小さくて個性的なお店が点在し、街全体にほどよい落ち着きと活気が共存しています。
 私たちは、常に身の周りの環境の影響を受けて生活しているので、自分にちょうど適したところで生きていくことがとても大切です。当時、立ち退きというやむなき理由で移転したのだけれども、体の持つ自然性を大切にして活動している気功協会にとって、ここ北白川はちょうどよい立地だったようです。

伊織町から蔦町へ
 そしてこの春、北白川伊織町の貸家から、北白川蔦町の日本家屋への移転計画が立ち上がってきました。
 この家は、環境はほんとうに良いのですが、経年の劣化に加えて、昨夏の地震や台風で傷み、大家さんの判断する範囲の修理では各所に不都合が生じ、かといって自分で直すことができない。加えて、近年の異常な暑さで二階や増築部分の熱気が強く、できる範囲の工夫や改善では限界に達してきて、春頃に家を探し始めました。
 まずは北白川で、環境がよく、事務所と居住とが住み分けできて、費用も妥当で、仕事や生活をする私たちにも来てくださる方々にも気持ちよく、会員さんの力をあつめて、楽しみながら場を作っていけるといいなと思っていたのですが、これは! という家がふと立ち現れてきました。

 昨年の大阪北部地震で壊れた吉田の実家を、年始に売却したこともあり、購入という選択肢が今回初めて浮上して、古い家を大切に使ってくれる方にと、京都北白川の驚くべき相場よりは安く譲り受けることができました。
 家の設計は会員の森田徹さんに、お庭は会員の山下良文さんにお願いしていて、庭にデッキを作ってお茶会をしようとか、楽しいプランが出てきています。今、梁や柱など実測調査中で、一年近く改修にかかる予定です。

蔦町基金
 森田さんに見ていただいて、購入後に構造上の補強や屋根の葺替え要と判明し、手持ち資金とローンでは改修が難しくなりました。事務所部分の改修にかかる費用を別に計上し、その分を「蔦町基金」としてカンパを募集します。みなさんのお気持ちが集まった、新しく心地よい蔦町の気功協会事務所で、この時代に本当に大切なことを、共に育んでいきたいと思います。子どもの成長を見守るように、きめ細やかな心遣いが継続的にあることが、新しい時代の豊かさを生み出すための大きな力になるでしょう。 今はいわば、一番大切な誕生前の時期、みんなの気を「蔦町の家」へ集めていきましょう。

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