気功のひろば

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2018.12.25

腰痛になる心理 〜11/17中之島

気になるタイトル、目から鱗。
加筆したものは、会報「気功生活」110号に収録。
無料でお送りします、こちらから「最新号送付希望」へどうぞ。

2018/11/17 於:朝日カルチャー中之島
天野泰司  *次回は3/23 「春の体」
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*病は気から

「病は気から」と言われるけれど、
気の不足が、本質的な腰痛の原因。
例えば、「赤ちゃんが生まれた」と聞くと、「わぁ、見てみたいなぁ〜」と思う。
私たちにも赤ちゃんに気を集めたい本能があり、
赤ちゃんも、みんなの気を集めて豊かに育ってゆく。
気が満ちれば、生命活動が盛んになるし、
気が不足すると、勢いがなくなり、腰が萎縮する。

*痛い腰痛
全ての腰痛に共通するのは、腰椎3番の過度のねじれ。
3番は腰の中心、腰の力を回復しようとして気を集める。
「痛み」は、気を集めるための手段。
3番の故障は大きな痛みを伴いやすい。
「体がぜんぜん動かせない」
とにかく「痛いんです」といった、
激しい症状が出てくるのもそのため、

3番という、腰の中心から気をそらすと痛む。
本気になって気を集めざるを得ない状態に追い込まれる。
腰痛とは、自分で自分に、気を集めるためのトレーニング期間。
痛みが出る=元気がある、ということ。
打撲はまた別だが、解消しようとする時に痛みを伴いやすい。

「痛み」は、周りの人の気も集めやすい。
「痛い、痛い」と言っている人は周りの人の気を集めたい人。

例えば鎮痛剤で腰椎3番の痛みを感じなくすると、
腰椎3番がねじれたままのバランスを取ろうとして、
自分で周りのいくつかの骨も固めて、動かなくなる。
固めてしまうのではなく、じっと気を集めて待つ。
そうして、腰が強くしなやかになっていく。

*言えない腰痛
先のことに不安を持ちつづけたり、
言いたいことが言えないと
腰痛が起こりやすい。
先の不安が胸の緊張を生み、呼吸が浅く、行動がおっくうになる。
言いたいことが言えないと、息を止めて堪える感じになり、じっとしてしまう。
この胸の萎縮感と、行動の停滞が重なって、
腰椎5番が突出し、3番のねじれを引き起こす。
そうした腰痛は、動き始めが痛い。朝が動けない。
明るい空想ができたり、言えてほっとしたり、ももの後ろ側を
のばすようにすると治りやすい。

*悩む腰痛
頭が働き続けたり、消極的な思考が回ってばかりいると、
腰椎1番が上がったままになり、腰に気がいかず、
3番がねじれやすくなる。
ずっと痛みが続くが、動けないほどではない。
昔は、立ち仕事をする人に多かった。
今は、目の使いすぎや頭の疲れが多い。
こうした、目の疲れ、悩みが原因の腰痛は、
腰椎1番からきているので、目や頭をゆるめることが大事。

*がんばりすぎの腰痛
自分にむち打って、がんばりすぎたり
「こうしようか、やっぱりこうだろうか」と葛藤が起こるタイプの腰痛。
方向性が見えてこず、心の中の戦いで力を使ってしまうため、
本来の力が発揮できない。
直接、腰椎3番がねじれる。
常に戦うような気持ちをほどく。
自分で動ける範囲のことは、必ずある。
内の対立が、動くことで減っていく。

*腰痛になる意味
力を抜いて、純粋に骨盤の持つ大きなエネルギーを昇華する。
つまり、
思った通りのことを気持ちよくやる。
「こうしよう!」と思ったら、さっと動こう。

「動きたいけど動けない」気持ちは、腰痛に必ず内包されている。
気功をして、具体的に腰痛を体から解消することと
気持ちを解放していく、その両方から腰痛を乗り越え、
痛みを通じて体全体を元気にしていこう。

腰痛になる、ということは、若いということ。
悩みがあったり、自分に鞭打ったり、葛藤があったり。
今、そういうものを乗り越えていきたいと思っている、
周りがそうなんだな、とわかってあげると、腰の力が出てくる。

[実習・腰椎1〜のび・あくび・頭部活点・耳もみ・目に手をかざす〜目のてあて]
ゆっくり上に、のびをする。
ゆっくりと、あごをゆるめて
頚椎2番あたりの、ちょうつがいになるようなところから、上を向く。
痛いところは避けて、楽な角度を探す。
口をだんだんにあけて、自然にあくびをする。
「頭部活点」は、鬼の角の生えるところ。
耳の前を上がったラインと、眼球を上がったラインの交点。

頭の中がゆるむと、腰(動きの中心)に気が下りる。
腰を丈夫にしていくことができ、腰痛の予防にも治療にもなる。

今の時代は、目・頭を使うことがこれまでと桁違いに多い。
その疲労を抜いていくことで、腰から主体性が湧いてくる。
「こうしたい」と思った時、自由に動ける。
考える以前に、腰が動く。
その要求の通りにする。

ハードルがあって、それでもしたい時は、腰の思いに添って
実行に移すことが大事。

[実習・腰椎5〜「肩の荷がおりる気功」腰痛ver.
ねじりのふりこ・脇腹をつまむ]

*ふりこの効用
やりすぎは、努力を伴う。
気づいていない「やりすぎ」は、例えば寝ている時など
努力している感覚がない時も働きつづける。

例えば「ねじりのふりこ」を、ある程度の時間やって、
疲れや違和感が浮き立ってくると、自己調整が始まる。
「気づかない努力」に気づきやすい体勢が出てくる。
そうしたことが、本質的な腰痛解消法になり、
同時に腰椎3番のねじれをとっていく、具体的な方法になる。

最良の方向へ向かう流れは一本しかない。
それを「経過する」という。
自然の流れを乱さないように、頭の中をゆるめ、感覚を働かせて、
繰り返しのゆっくりしたシンプルな運動で、ねじれをとる。

そうすることで、心の葛藤が減り、心理的強さも出てくる。
「痛みを通じて頑張る」必要のない心の強さが出てくる。

[実習・頭頂部・腰椎3・肛門を引き上げる]

Q.「冷えになる心理」もあるか。
A.心が閉じている。心がほどけていくと、また引き締まることができ、
骨盤が柔軟に開閉することで、気持ちも体もとどまらず動ける。

(純)

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