気功のひろば

ブログ

2019.10.04

self 受付終了・新刊予定

「通信講座・self」、28期の受付を終了しました。
次期は来春3月の受付です。

お申し込みのみなさんから、順々に
「目標設定」が送られてきています。
3ヶ月、どうぞよろしくお願いいたします^^

天野は、並行して、来春
春秋社さんから刊行予定の
新刊『季節の気功』の執筆にかかりました。
毎第二日曜、朝日カルチャー京都のロングラン講座
理事会や、総会でもリクエストのいちばん多かったご本です。

きのう私が「序章」の校正を終え、
あまのが「第1章」を続けて書いているところです。
あいだに、会報「気功生活」の編集発行をはさんで、
来月あたり。。書き終えられるかな。

どうぞ楽しみに、
また、詳しくおしらせしますね。(純)

2019.09.30

selfの感想 〜心の中の森とつながる

「通信講座self」ご受講のかたから、
前回27期を終えた感想をいただきました。
会報「気功生活」にのせたものを、
許可を得て、転載させていただきます。
selfは、あと数日受け付けますね。(純)

・・・気功という森と出会って・・・・・hottea・・

16年前、うつ病になりました。
仕事を辞めて休養、時を経過してもいっこうに良くなる気配がなく、
どうすればよいのかわからず、無気力になり、
半分ひきこもりのような生活を送っていました。
何かの契機になればと、自己啓発系のワークショップに参加。
そのテキストに引用されていたのが、天野先生の御本『治る力』でした。

翌年、引っ越し、一大決心で新天地へ移ったものの、体調は悪化、
さらにいくつもの病気になりました。病院や鍼灸の治療に通う日々、
不安にさいなまれていた中、ふと、『治る力』をきちんと読んでみようと思ったのです。
本を読むことは至難の業でしたが、
常識として身につけてきたこととは80度違うと感覚的に思いました。

例えば、病気になるのは才能だ(!)と。ギャップに戸惑い、半信半疑でも
目からウロコの連続で、知らないもうひとつの世界を覗いているよう。
それから、私は気功の世界に魅かれるようになったのです。

*Selfの魅力

病気で体力もなく、京都まではとても通えない状態で、
幸い通信講座「Self」があることを知り、受講することにしたのです。

当時は身体も心も本当にガチガチで、
気功の動きをしても、気持ち良さや身体の変化をまったく感じられず、
早くこの状態をなんとかしたい!と、気合たっぷり。
天野先生からは、「気功は、よくなりたいと強く意識しているときより、
ただ気持よく楽しんでいるときに、大きな効果を発揮するものです」
とアドバイスをいただきましたが、どうやって
気持ちを楽に持てばよいのか、まずわかりません。

そんな状態でも無理なく行えたのは、「未来のために種をまくこと」でした。
Selfの一番の醍醐味は、目標を設定することにあります。
3ヶ月間の最初に、夢や目標を決めて、過去形で書き記します。
願いがより叶いやすい書き方を先生に指導していただけるのが魅力です。
書くだけで叶うなんて嘘みたいだと思いましたが、
忘れたころにひょっこり叶っていたりするので、驚きました。

Selfの時はもちろん、それ以外の時も、ちょこちょこと
目標や願いを書くことを続けました。
並行して、「幸福感の先どり」も、気軽によく行っていました。
当初はついネガティブな言葉ばかり使っていましたが、何回も受講するうちに、
書き方が上手になったとほめられるようになり、
少しずつでも自分が進歩していることがわかり、うれしく思いました。

もう一つの魅力は、先生に直接メールで質問ができることです。
天野先生はいつも、どんな質問にも丁寧に答えてくださいます。
質問なんでもOKな場所というのはあまりないので、貴重でありがたく思っています。

*心の森

何より、そういう場を通して、どこか広大なところと
つながっているような気がして、心が広くなり、とてもほっとするのです。
からだや気功の世界は、まるで深く静かな森のよう。
心の世界にそういう場を持つことは、とても大切で自然なことだと思います。
私は気功のお陰で、そのことに気付きました。

春先に、今年は変化の年なのではと、何となく感じていました。
心や身体が妙に不安定で、状態がコロコロ変わります。
つらいけれど、からだが刻々と動いているような感じも伝わってきました。
自身のバージョン・アップがスムーズに行われるよう、
できることをしようと、この春もSelfを受講することにしました。5回目でした。

*27期を終えて

途中から、何か変わってきた感じがありました。
一番大きな変化は、好き、楽しいと思う方へ、素直に行けることです。
気持ちが解放されて、すごくほっとしています。

習慣でつい急いでしまうと、「ゆっくりでいいよ」と、心の声が聞こえるようになりました。
身体の症状が多かったり、心が不安定だったりもしますが
「きっと大丈夫」と、どこかで思うようになりました。
根本的な安心が得られるようになってきたことは、とても大きなことです。

夢が見つかったことも、うれしい変化でした。
書くことを仕事にしたいと、強く思うようになりました。
やりたいことができたら、不思議とパワーがわいてきて、気持ちにハリが出てきました。

ふと、「主体的に」行動できるようになりました。
ほかの人の力を借りながらも、自分でもできることを始めました。そ
うしたら、まわりの色々なことが、とてもスムーズに流れ始めました。
これまでは、「自然」って一体どういうことなんだろうと思っていましたが、
ようやくわかり始めました。

最近、昔のことをよく思い出します。これまでの考え方や行動が、
不自然そのものであったことや、いかに自分を大切にしていなかったかということに、
改めて気付きました。
自分のためにできることで、まだまだできていないこともあります。
これから少しずつ、自然にできることがもっと増えたら、
さらに楽になっていくのではないかと思います。
私が元気になってきたら、夫や猫まで元気になり、
お互いの気って、本当に通い合っているんだなぁ…と実感している、今日この頃です。

・・・・・
hot teaさん、ありがとうございました !(純)

2019.09.29

self1巻 発送しました !

きのう9/28(土)、「通信講座self」第一巻をお送りしました。

「ふりこ」の動きを、中国杭州・西湖の風景と共に
楽しんで続けてくださいね。

「self」の学級通信には、
いまのおすすめとして
「心のゆとりをつくる」ことに言及しています。

胸に手をあてて、「あぁ、よかったな。。」とつぶやき、
ほっとした心持ちを味わう。
そして、
空気の乾燥が進んでいるので「水をのむ」こともおすすめとのこと。
体が潤うと、心も潤います。
ごくごくではなく、味わいながら。

飲んだ水が下腹の中心に落ち、そこから全身の皮膚まで広がっていくような感覚をもつと
よりよいでしょう。
これは、先日の「禅密の学校」でお伝えした飲み方です。

selfは、あす月曜日9/30まで受け付けています。

どうぞよい週末をお過ごしください。
(天野・純)

2019.09.18

self 受付中 !


通信講座・self、28期の受付中です!

春と秋、年2回開講して14年。
繰り返し受講される方も多い人気講座。
9月末から1ヶ月1回、計3回のDVDとおたよりをお送りし、
体調の変化や疑問点などは、担任・天野とメールでや直接やりとりできます。

初めに「終えたらこうなりたい」と設定して
天野に送信するのがポイント。
そちらのほうへ心身が自然に方向づけられ、
望んでいた生活に無理なく変化していく方が多いのです。

中国杭州・西湖の湖畔で撮った美しい映像に、
心が広がります。
地元の方が一緒にされている様子が入っていたり、
旅の気分も味わえたり。どうぞ一度ごらんください。
視聴と詳細は→
https://npo-kikou.com/lecture/self/

*再受講も受付中です!
天野の返信への集中度を考え、
今期は20名限定にしましたので、お早めに申し込んでください。
(純)

2019.09.12

はぐくむ&芦屋

雷と雨が去って、秋が急に感じられる京都です。
千葉や離島の被害が大きく、心がいたみます。
どうか必要なものや人の力が、すみやかに届きますように。

週末、秋の講座2つ開講です!
どうぞ深い処からのセルフケアに、お越しください。

❇︎9/14(土)15:30、朝日カルチャー芦屋

いま、残暑のメンテナンスを。

夏の疲れを落とし、細かな感覚を取り戻すタイミング。
ほっとして感度が上がる時こそ、わずかの工夫で変わります。

私たちの感覚は、イヤなことに閉じ、好きなことには開きます。
感覚が開くと、心身は「元気」に向かいますが、
閉じたままでいると
鈍って、本来の力が発揮できないのです。

手や頭をなでたり、背骨をゆらしながら、「感じる力」を培いましょう。
ゆっくり手や頭をなでたり、背骨をゆらしながら、
とても大切な「感じる力」を培っていきましょう。

関西は、去年も大きな台風被害がありました。
この時期に、ふと辛いことを思い出すような方にも
心からオススメです!

会場はJR芦屋駅(新快速で大阪から15分)直結で、便利です。
申込は、上記リンクから朝日カルチャーに直接。

❇︎いのちの学校 〜はぐくむ 9/16(祝)11-16:30 受付中!
自分をはぐくみ、相手をはぐくみ、そしてあたらしい家族をはぐくむ。
心身の豊かな自然をまもり、育て、回復することをテーマに
「いのちの学校」2019秋、久しぶりの開講です。

新しい出会いに満ちた時期にいるふたりに。
妊娠出産の可能性は、ゼロではない、今でなくても
一度しっかり聞いてみたい、というひとに。
身近に赤ちゃんがいて、日々向き合っている人に。
お世話する立場にいて、学んでおきたいと思う人に。
なんとなく、心ひかれて、出てみたいと思う人に。

更年期までの女性の体は
産む産まないに関わらず、
生命を宿し、育む天然の働きの渦中にあります。
こどもは授かりもの。
生命を迎える準備ができていると、
受胎やお産の流れも、自然で心地よいものに。

私やあなたに、新しい生命に、あたたかな気を集め、
大切に育んでいきましょう。(天野)

内容✴︎ 体ほぐし 性の自然
妊娠出産…育むということ
二人でする気功とてあて
新しい生命を迎える準備

2020年「気功の学校」に興味のある方も、
ぜひいらして、山科の会場の雰囲気を味わってください。
次回→11/4「更年期」も受付開始!

申込は、上記リンクから気功協会まで。
(純)

2019.09.10

Self オープンしました !

お待たせしました、
通信講座Self、28期の受付を始めました!

今日は暑かったですね、台風は大丈夫でしたか。
木が倒れたり、停電しているところもあるとのこと、
心からお見舞い申し上げます。
早く復旧することを願っています。

「self」も、早いもので28期になりました。
中国の杭州へみんなでいって、合宿の合間に
美しい西湖のほとりや、茶館のある公園などで撮影し
半年ほどで編集ができて、その後
一年に2回、開講してきたので、もう14年になります。

長く好評を得て、何度も受講される方も多いself。
どうぞページをごらんのうえ、この秋、ご一緒にいかがでしょうか。

担任・天野とメールやfaxなどでやりとりするため、
前回から定員を設けさせていただきました。
20名限定で、9/末まで募集です。
9/25頃までにお申込みください。

10月は、力を抜いて腕を振る「ふりこ」、
11月は、「円の動き」で足腰の力を養い、ゆっくり楽に動くことを習慣づけます。
12月は、「波の動き」でゆったりと背骨を動かし、体の自発的な動きを引き出します。

夏の疲れをとり、季節に添って、無理なくしなやかな心身を培っていきましょう。

ちょっと写真が暗くなってしまいましたが、お送りする教材です。
「学級通信」は毎回天野が手を入れていて、書き下ろし部分もあります。

DVDが見られない海外などの方には、youtubeの非公開ページでも
ご覧いただけるようになりました。

はじめに「終わる頃には、こうなるといいな」という目標を天野に送ることで
そちらの方向へ、自然に生活が切り替わっていき
時折、アドバイスを受けながら続けていると、
気がつくと、なんだか楽になっていたりするんです。

こちらに、
動画サンプルと詳細がありますので、どうぞごらんください。(純)

2019.08.31

気功生活114号 発送しました。

薄曇りの京都。だいぶ作業もしやすいかんじ。
きょう8/31、「気功生活」114号、無事発送を終えることができました。
手伝いいただいた方、ほんとうにありがとうございました。
カラーになって3度目、今回はじっくり・よみもの感が強いかも。

読んでみたい方に、お送りできます! ぜひぜひ。
目次は
・・・・・
添削を終えて 〜芸術と幸福 天野泰司
蔦町の家 〜蔦町基金 森田 徹
再読『懺悔の生活』
気功散歩・天香さんと長浜
The Book of Life 7/19・9/1
夏の講義録 
北から南から 〜高松気功のひろば    大川一郎
Self27期 ・気功という森と出会って   hot tea
暮しが仕事 仕事が暮し 吉田純子
けいじばん・秋の養生 
・・・・・
と、なっています。

ご希望の方は「お問合せフォーム」から
「気功生活最新号送付」を選んで、「114号希望」とお書きください。

「気功生活」のバックナンバー(在庫限り)、
おちつく気功」パンフレットなどもお入れします^^
*送料カンパも大歓迎です。〒振替用紙を同封しますが、
楽しんで読んでいただければ、もちろんカンパなしも大丈夫です!

毎号、何人もの方からご希望いただき、嬉しく送らせていただいています。
充実の紙面をどうぞごらんください。

会員のかたで、「誰かにあげたいな」という方も
同様に、メールなどで部数をご連絡ください。
お気持ちが何より嬉しいです、
まだ在庫ございます、よろしくお願いいたします。
(純)

2019.08.31

9/8「季節の気功」へどうぞ。

9/8(日)13時、
朝日カルチャー京都「季節の気功〜ほっとくつろぐ」開講です。
そろそろ体も秋支度、ほっとした心持ちになる時も。
心身を同時に整えるよい時期に、心と体の相互作用を学び、
心地よく体をなでたり、ゆらしたり。
酷暑だったこの夏の疲れを抜きながら、心のリラックスを深めます。
詳細・申し込み https://npo-kikou.com/lecture/?p=836
講師 天野泰司(NPO法人気功協会運営責任者)

2019.08.17

添削を終えて・3

(「添削を終えて」2より・天野泰司)

私の担当する
京都造形芸術大学・通信教育課程「身体」の授業で、
今期50名のレポートでは、
実習を続けていくに従って、悩んでいた症状が改善して、
心にも変化が及んでいく様子が見て取れます。

*レポートより

・開始から7日、たった1週間で耳鳴りや肩こりが改善され、
ぐっすりと眠れ、姿勢までもがよくなった。
その上、仕事に対する意欲や取り組む姿勢までもが変わった。

・日々、パソコンやスマホを使う中、肩凝り、首の痛み、腰痛に悩まされてきたが、
7日目には緩和されていることに気づく。また便通も改善された。
ずっともやもやしていた頭の中が霧が晴れていくように徐々に明るくなり、
心の落ち着きが深まり、イライラや焦りが軽減され、
自然に冷静で前向きな考えができるようになった。

・始めてから3週間が経過した。
冷えが改善されたのは本当に大きなことだった。
ゆっくり撫でていると肌の色が本当に綺麗なピンク色になってくる。
体重が2キロばかり落ちた。

・長年、常に肩こり、顎関節症があったのが悩みだったが、
一週間たった頃に明らかに症状が楽になり、3ヶ月たった現在では痛みがほとんどなくなった。
冷え性で毎年エアコンによる手足の冷えを感じるのに今年はそれがない。

・肩こりや腰痛が日ごとに癒され、痛みがなくなっていきました。
体が思うように動くようになると、毎日、前向きに物事に取り組めるようになり、
思いついたことはすぐに行動に移せるようになりました。
感情が豊かになり、美しいもの、自然のものや事に
興味を持つようになり、生活が楽しくなりました。

・・・・・・・・・・

そして、感受性が高まって、より深く、密接に
自分と向き合っていく様子も伝わります。

*レポートより

・息をすることは気持ちのよいことだと感じたことに一番びっくりした。
ゆっくり大きく息をするだけで、指先に血が流れてあたたかくなっていく。
大きなため息をつくと、何か解放された気持ちになり、
体も気持ちよくゆるんでいく。

・風の動きによって葉がざわつく音や、鳥の鳴き声などに耳が向くようになる。

・エアコンを入れっぱなしでほぼ開けることの無かった窓を
1日の始まりに開けて、部屋の空気を入れ替えるようになった。
身近な自然の匂いや音を感じ、季節の循環に意識が向き、
肌で天気や気温を感じるようになり、時間が濃厚になった。

・こんなにも自分の手のひらがあたたかいなんて知らなかった。
自分の体温を心地よいと思うのは初めての体験だった。

・始めた頃、この15分がとても長く感じられたが、
今ではしっかりと日課になっていて、どんなに忙しくても
この時間だけは身体と向き合う時間として確保するようにしている。
この自分と向き合う時間がとても愛おしく感じている。
食事や生活はとてもシンプルなものになってきた。
気功とは「生きる」こと、そのものなのだと思う。

・・・・・・・・・・・・

ここに、身体が元々持っている自然性、芸術性を感じ取ることができるでしょう。

自然に対する感覚を開き、深めていくのか。
その感覚を閉ざし、鈍る方向へいくのか。

方向性は、二つにひとつ。
私たちはそのどちらかを、必然的に選んでいくことになります。

打撲をすると体は鈍ります、
堪え難い痛みから臨時に体を守ろうとする働きとも言えますが、
鈍りが重なると身体の運動や機能は停滞し、その延長には死があります。

この現代には、理不尽な苦しみが多いのではないかと思います。
そして苦しみと出会う度に感覚を鈍らせて自らを守り、
鎧のように、身を固めてきたのかもしれません。

でも、そのまま鈍ることを続けていると、
自ら生命の火を消していくことになり、
他人の痛みや苦しみにも気付かず、
果てには、相手を傷つけたり、ひどいことを言ったりと、
攻撃的になっていくことすらあります。

ある国や民族のことを悪く言う、いわゆるヘイトは、
誰かが意図的に作った偏った情報に乗せられているのが実情ですが、
そうした情報に容易に踊らされてしまう背景には、
やはり鈍りが潜在していると言えるでしょう。

憎悪を募らせていれば、火種があると、争いに発展します。
気遣いや思いやりの心を持っていれば、
多少のトラブルがあっても、力を合わせて乗り越えていけるでしょう。
ですから本当の意味の平和は、相手を自然に思いやることができるような
身体状況を土台にして、培われていくものです。

自分の体に目を向け、隠れていた痛みや苦しみに気づくと、
感覚が日に日に鋭敏になり、
痛みを減らし、苦しみを乗り越える方向へと体が働き始めます。
そして自分の体への気遣いが深まれば、
当然相手にも気を配るようになるでしょう。

同時に、より気持ち良い方向、美しさや幸せを感じる方向へと、
生命の自発的な動きが続き、
互いを大切にしあいながら満ち足りて暮らす、
本当の意味での幸福な世の中へと歩みを進めていくことになるでしょう。

そのための、とても簡単で、誰にでもできる方法として
「気功」はあるのかもしれません。
本を読んで、映像を見て、自然について思いをめぐらし、七日間体験する。
誰の力を借りることもなく、自分の力でここまで心身を変えていけるのであれば、
平和で幸福な未来をイメージすることは容易でしょう。
そして空想は、この世の中を確実に動かしていく原動力となります。
(了)

2019.08.16

添削を終えて・2

(「添削を終えて」1より・天野泰司)

美しいと感じるものに囲まれて暮らす。
毎日使う器、着物や衣服、文房具、農作業や狩に使う道具…。
そんな「生活の用の美」に光をあて、改めて評価したのが、
柳宗悦らが興した「民芸」という芸術復興の動きでした。

生活の中で感じる喜びは、あまりにも日常的で、
それが芸術であることを忘れがちです。
日々目に入り、手に取るもの。
住んでいる家、食べもの、聞く音、感じる気配…。
そうした身の周りの全てに気を配り、
美的な何かを感じながら暮らす幸福感が想像できるでしょうか。

私は、パソコンはずっとMacです。
禅の庭にも通じるシンプルで洗練された美しいシルエット、
使う人の身になって考えられた人間的な機能と操作性に、
使っていて喜びを感じます。
Appleが手がけてきた、プロダクトデザインという分野は
現代における民芸と呼べるのではと思います。

京都造形芸術大学には、美しい製品を生み出すプロダクトデザイン、
建築や造園の分野をカバーする環境デザインなど、多種多様な学部学科がありますが、
その根幹には、芸術を通じて世の中を変えていこうとする
創立者、徳山詳直さんの強い思いがあります。

「争いや貧困、歯止めのきかない欲望に満ちた世の中を変え、
人間が、平和に、より幸せに生きていくためには、
自然を敬い生命を尊ぶ芸術性こそが真の武器になる」。
本気でこの世界の立て直しに挑む、
その戦いの砦として京都瓜生山に芸術大学を作ったように、私には感じられます。
参考・「京都文芸復興」「藝術立国 ― 平和を希求する大学をめざして ―

「芸術」が身近になればなるほど、
日々の輝きが増し、幸福に直接結びついていきます。

「身体」の授業は、最も身近な、自分の体に対して、
自然な美しさや、気持ち良さを感じていくレッスンになっています。
ごく自然に息をすることが気持ちいい。
体にそっと触れ、やさしくなでることが心地よい。
ゆっくり首や背骨が動くことが快い。
歩く、立つ、座る、眠る、あくびやのび、
食べる、排泄する、見る、聞く、感じる…。
そうした一挙手一投足が、嬉しさや楽しさ、幸せな感覚に満ちている。

(3につづく)

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