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すぐに役立つ家庭医学の智慧
文:天野泰司
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©2001吉田純子 |
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快適なセルフケアのすすめ どうすれば健康になるかは、自分のからだが一番よく知っています。ですから自分の健康は自分でつくるというセルフケアの考え方がとても大切です。 気功は心身のセルフケアの宝庫です。気功では、からだと相談しながら身体を動かしたり、呼吸を整えたり、イメージをふくらませたりします。ここに紹介する内容は伝統的な気功法に無いものもたくさんありますが、そうした意味では全て気功です。日々の生活習慣も含めて一番根っこのところからじんわりとからだが変化してくるのがその特徴です。毎日の生活そのものが快適で生き生きとしたものになるように、今日から自分でできることを始めてみましょう。病院に駆けこむ前に自分で出来ることはたくさんあります。 このページでは、だれでもやさしくできるセルフケアの基本的な考え方と手法を紹介します。
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家庭を癒しの場に | TOP | HOME | |
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身近な人で支え合おう 何かあったときには、身近にいる家族が一番の頼りです。身近な人達がお互いを支え合い、癒し合えることがとても大切です。いつもだれかがだれかに頼っているという一方通
行のつながりではなく、お互いにできることをしてあげられればとてもよい信頼関係が生まれてきます。 |
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今必要なのは新しい健康観 | TOP | HOME | |
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「病気にならないこと=健康」か? 健康とはいったいなんでしょう。
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健康の自然法 | TOP | HOME | |
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からだの自然の働きを高めるやりかた自然の流れを活かしてこわばりをゆるめ、より元気になっていくための手助けになるやりかたを集めて「健康の自然法」としました。野口整体などの身体観を基礎に気功や伝統医学、民間体育の中から簡単で効果 的なやりかたを選んであります。選定にあたっては、
にしぼってあります。 健康の秘訣!
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基本の診断とからだほぐし …気功 | TOP | HOME | |
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| さわってみる・動かしてみる
気功は自分の感覚を大切にしながら動きます。その最も簡単なやり方に、全身をなでたり、さすったり、たたいたりするやり方と、関節回しや、背骨ゆらしなどのなめらかな運動があります。 なでる …体表面を軽くさする程度に手のひらでなでます。 たたく …体表面を気持ちのよい程度に手のひらでたたきます。 つまむ …皮膚を気持ちのよい程度につまみます。 ゆする …力を抜いてぶらぶらとからだをゆすります。 まわす …力を抜いて関節をゆっくりていねいにまわします。 イメージする …からだの各部がゆるむこと、あるいは暖かな感じなどをイメージします。 |
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温法と手あて | TOP | HOME | |
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からだのこわばっているところを見つけたら、温法や手あてをぜひ試してみましょう。からだは温めればゆるみます。また、軽く手をあてていると自然にゆるみます。こわばっているところはゆるみにくいので、全身一遍に温めると、そこだけゆるまずに残ってしまいます。かといって長く温め過ぎると全身たるんでしまいます。こわばった部分だけを温めるのが、疲れをとり、体質を改善する急処です。打ち身、捻挫、骨折などでもその打ったところを温めれば治りは早いです。また熱があれば後頭部を温め発熱と発汗を誘導するのが、風邪を上手に経過するポイントです。冷やす習慣はからだを鈍らせて痛みを軽くしようとしているだけで、からだの働きを高めてやるにはとにかく温めればよいのです。ただし頭部打撲の場合は温めずに手あてを主にします。 |
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お湯で温める(部分浴)
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足湯…少し大きめの洗面器にお風呂より少し熱いぐらいのお湯を張って、足のくるぶしまでをお湯につけます。時々熱い湯を足しながら、気持ちよい温度を保って約6分。足を乾いたタオルでよく拭いて、赤みの足りない側をさらに2分ほど湯につけて上げ、あとは冷やさないようにします。 *風邪の初期や、喉の痛みなどによく使います。 |
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脚湯・膝湯…足湯と同様にして膝下まで(足三里のツボを含む)を温めます。 *腹痛、中毒、食べすぎなど消化器系の異常に有効です。 |
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手を温める…手も足と同様にお湯につけてゆるめることが出来ます。 *腕や頭の疲れに、また肘を温めるのは呼吸器系の異常にも効果 があります。 |
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上手なお風呂の入り方部分浴は局部のこわばりを効果的にゆるめるものなので全身浴と一緒には出来ませんが、お風呂の入り方もいくつかの要領があります。
日常のおふろは、自分がちょうど気持ちよい温度で入り、ふっとゆるんだ感じのところで上がります。するとからだが敏感になってきます。逆に長風呂はからだをにぶらせます。からだを効果 的にゆるめるために上手にお風呂を活用しましょう。 ちなみに石鹸やシャンプーは皮膚の大切な保護膜や油分を奪ってしまいます。熱心に洗わずとも、さっとお湯につかるだけでほとんどの垢や汚れは落ちてしまうので、一度試してみてください。肌のしっとり感が違ってくるはずです。 |
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蒸しタオルで温める蒸しタオルをつかったやり方は、一般の家庭療法の本ではなかなかませんが、とにかく気持ちよく、からだが確実に変化していくのでお勧めの養生法です。蒸しタオルの作り方は簡単です。タオルを小さくたたんでその一部に熱いお湯をかけてしぼります。熱いのでしぼる時にやけどをしないように気をつけてください。濡れタオルを電子レンジで暖めても代用にはなりますが、お湯でしぼった方がずっと気持ちいいです。後頭部は少し長めに温めます。その他はだいたい10分以内でゆるみます。以下がよく使う代表的な場所ですが、からだのどこでも使えます。 後頭部の温湿布…後頭部は延髄のある場所で呼吸や体温調節、発汗などの様々な中枢が集まっています。風邪で高熱が続いたりするときに、蒸しタオルを何度も取り換えながらじっくり後頭部を温めると、熱がぱっと上がって、すぐに下がってきます。冷房などで首の汗を冷やすと、脳やからだのあちこちに故障がでますが、そのときも後頭部をあたためると汗がさっと出て、からだがすっきりします。 目の温湿布…目の疲れにはほんとうによく効きます。目がゆるむとほっとするので、精神的な緊張もゆるみます。空気の乾いた冬場は、特に目が疲れやすいのですが、目をゆるめるとからだも潤いを取り戻します。 鼻柱の温法…鼻は呼吸器や生殖器の働きと関ります。また鼻を温めると迷走神経の過剰緊張が緩むので、胃痛や喘息の発作などもおさまります。頭の血行調整の急処でもあるので、脳内出血なども鼻を温めるとよいようです。 首の温法…首の横側の筋肉に蒸しタオルを当てます。イライラやむかつきなど感情の高ぶりを和らげるのに効果 的です。 鎖骨窩の温法…鎖骨のくぼみに蒸しタオルを当てます。呼吸器を広げ、頭の血の上げ下げをスムーズにします。心臓のある左側の鎖骨窩が頭に血を上げるほうで、右側が下げるほうと覚えておくと便利です。頭から血が降りなくてぐるぐるとつまらぬ 考えなどが回っているようなときには、右をゆるめればいいし、ぼーっとして何も考えられないようなときには左をゆるめます。両側ゆるめるときは右、左の順でゆるめます。ボケ防止にも役立ちます。 肘の温法…肘に蒸しタオルを巻きます。腕ごとお湯につけてもいいです。呼吸器を広げ、脳の疲れにも有効です。 アキレス腱の温法…アキレス腱に蒸しタオルを巻きます。この場所も呼吸器や頭が疲れているときにゆるめるとよく、気分がそわそわと落ち着かないときにもほっとできます。 |
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焼塩で温める尾骨の温法…粗塩ひと握りをフライパンにいれ、強火で約15分、茶色みがかるまで温めて焼塩を作ります。かなり熱いので、バスタオルを敷いた上にさらに何枚か和紙を敷き、その上に和紙に包んだ焼塩をのせます。熱さが遠のいてきたら一枚ずつ和紙を抜き、15分ぐらい尾骨を温めます。胸苦しい時やヒステリー、眠りの浅い時などに卓効があり、肋骨の変形や歯並びの矯正にも使えます。 |
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こんにゃくを活用する綜統医学ではコンニャクを用いて、内臓の働きを高め、病気に対する抵抗力を強化しようとします。特に肝臓を温め、脾臓の位 置に冷刺激を与えて引き締めるということを昔から、肝温脾冷と言ってきました。快医学のやり方では、肝臓、小腸(臍下)、腎臓、足裏などの位 置を温め、脾臓は温めてから冷やします。コンニャクはコトコト煮て、タオルで2重に包みます。冷やす時は冷蔵庫で冷やしたコンニャクを使います。肝臓、腎臓、足裏は30分ほど温めて、最後に1分冷やす。小腸は7分温、1分冷を3回繰り返す。脾臓は15分温、20分冷となっていて、子どもは肝臓と足裏を主にして、もっと短めで済みます。どの場所も30分もの長時間温めていてそのままにしておくと、反動で冷えてくるので、最後に引き締めることを忘れないようにして下さい。 |
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アイロンで温めるこんにゃくの代わりに小さなアイロンを使います。 裁縫用のコテか、旅行用のものが価格も安く使いやすいです。 衣服の上に当て布をして低温で かけます。アイロンをすこしあてたらすぐ同じ場所に手をあてて温度を確かめます。 手をあてているうちにアイロンの暖かさがからだにしみ込んでいきます。アイロンがけと手あてとを交互に何度かくりかうえします。とても気持ちのよいものですがやけどには注意してください。自分でやるときは、アイロンに綿の靴下をはかせておくと安心です。
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手あて(愉気)のやり方 | TOP | HOME | |
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疲れたところやこわばった部分、あるいは手のひらが自然に引かれる部分に手のひらをふんわりあてます。あれこれ考えずに「ぽかんとして手をあてる」のがコツで、治りたいとか治してあげたいとかいう思いさえもかえって余分なものです。自然体でリラックスしながら一定の集中を保つようにし、手のひらをあてたまま、ゆったりと自然に呼吸します。 |
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手あては温法同様、こわばりをゆるめ、からだの自然の働きを活性化させる健康の自然法です。だれでも簡単にでき、道具もいらず、からだのどこでも自由に手をあてることができます。また副作用もなく、気持ちよくて効果 的です。手あてという言葉が治療を意味しているように、特殊な超能力ではなく、だれもが本能的に持っている根源的な癒しの能力なのでしょう。整体ではこうした手あてのことを愉気と呼んでいます。どうせ気を集めるなら、心配や悲しみの気ではなく愉快な澄んだ気を集めるのが良いようです。 おなかが痛ければ「思わず」手をあてるように、自然に手の行くところに手をあて、離したくなったら自然に手を離すという感覚を大切にします。からだがゆるむと少し汗をかきます。ですから、しっとりとした感じが出てきたら「ゆるんだよ」という合図です。手をあててから1〜2分ですっきりすることもあるし、5〜6分当てていてもビリビリした感覚がしずまらないようなときもあります。できるだけ反応が終るまで待って、しっとりとしてきてから手を離します。 また、お互いに手あてするということも大切です。いつもやる側と受ける側が決まっていると、どうしても人に頼る気持ちが強くなってきてしまいます。甘えたい欲求がでてくると、こんどはそのために病気を繰り返し、その人がいないと治らないなんていうことにもなりかねません。特に治療という名目でやっていると、相手が頼ってくる分、手あてする側の疲労もかなりなものです。 自然の働き以上のことをしない。相手を縛りあわない。ただ気を澄まして、からだの響き合い、心の響き合いに注意をはらう。最初は無我夢中で構わないのですが、手あてする機会が増えてくるとこうした心構えがとても大切なものになります。そしてこうした関係性が成り立つ技術はどれも、使ってすり減るようなことはなく、使えば使うほどお互いが元気になるものなのです。 |
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気持よく動く | TOP | HOME | |
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からだが動きたいように動いていれば、健康でいられます。動物はみんなそうしてたくましく生きていきますが、人間だけが何か特別なことをしないと健康でいられないように錯覚しています。健康になる、また健康であるための原則はとっても簡単。からだが気持いい方向に動けばいいのです。では、ステップバイステップで気持のいい動きを体験してみましょう。
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脱力体操(のびをする) 気持のよい方向にのびをします。
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操体法(楽な方へ動かす) 気持のよい方向にからだを動かします。 |
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| 自働運動(からだにまかせる)
無意識の気持のよい動きにからだをまかせます。 |
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| 気功の動功(心地よく動く)
無意識の働きを感じながら心地よく動きます。 |
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