てあての心で
6/18の大阪北部地震では、
気功協会事務所もかなり大きな揺れを感じました。
北摂近郊のみなさん、大丈夫でしたか ?
昨日は、阪急電車が復旧してくれたので、
茨木市にある吉田の実家へ、倒れた本棚などを起こしにいってきました。
震源から近いこともあって、ガスは止まったまま、
積んで置いてあったものがなだれ落ち、想像以上の大変な状況でしたが、
母の寝室は使える状態まで戻し、
父の寝室の入り口をふさいでいた本棚をなんとか立て直すことができました。
家によって被害状況は違ったみたいですが、
途中、お寺の塀が崩れ、大きな灯籠が横倒しになっていたり、
茨木市から高槻市にかけての区間では車窓から
屋根にブルーシートのかかった家もよく見かけました。
片付けがひと段落して、両親のてあてをして帰ってきましたが、
地震で揺れた時は、本当に怖かったのではないかと思います。
こうした緊急時には、具体的な人の力が必要な時もあるし、
また、心身のケアが必要なこともあるでしょう。
不安や心配で頭の中がいっぱいになっていると、
そのことで余計に体が辛くなったり、
適切な行動ができなかったりすることにもなりがちなので
まず何度か、ふーっとゆっくり息を吐いて、心をおちつけて、
それから具体的な行動をはじめるとよいと思います。
そして、少しゆとりが出てきたら、
「心がおちつくやさしい気功」をして、
自分の心を楽にしてあげてください。
そして、
遠くから心を寄せてくださっているみなさんも、
不安や心配の心ではなく、
お母さんがお子さんにおもわず手をあてて、
大丈夫よとやさしく語りかけている時のように、
暖かな気持ちを向けるようにしてみてください。
「心がおちつくやさしい気功」をしてから、心を向けてみると、
すっと暖かな心持ちになっていることに気づかれるかもしれません。
そうした、暖かな心持ちで、相手に気持ちを向けることを、
「てあて」と言っています。
実際に手をあてていても、離れて気持ちだけ向けていても、
気は同じように伝わっていきますので、
ぜひ、てあての心で、気持ちを集めてみてください。
な暖かな心が集まることで、
見えないけれども、それが大きな支えになっていくでしょう。
天野泰司