気功のひろば
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2018.06.02

二元性が葛藤を生む

The Book of Life
6/2のテーマは
Duality Creates Conflict

以下、天野の訳です。

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どのような葛藤も、
身体的、精神的、
また思考上の葛藤も、
全てがエネルギーの浪費なのです。

いがかでしょうか、
理解することも、そこから自由になることも、
とてもとても難しいですね。
私たちは、もがき苦しむように育ってきたし、
努力をするように育ってきたからです。

私たちが学校で第一に教わったのは、
「努力する」ことです。
その苦闘が、努力が、一生涯にわたって続いていくのです。

それはすなわち、こういうことです。

良い人であるために、あなたは、もがき苦しみ、
邪悪なものと戦わなければならない。
抵抗しなければならない。
きちんと制御しなければならない。と。

そう。学校でも、社会でも、宗教でも、
人はもがき苦しむように教育されているのです。

あなたは、こう言われるでしょう。

もし神を見出したいのであれば、
しっかり取り組まなければならない。
修練を積み、実践をしなければならない。
魂を捻じ曲げ、責め立てなければならない。
心も体も、否定し、抑圧するのだと。

これでは、決して神を見い出すことはできないでしょう。
あなたは戦って、戦って、戦わなければならないのです。
いわゆるスピリチュアルなレベルとかいわれるもののために。
そんなものは全くもってスピリチュアルでもなんでもありません。

そして、実際の社会の中では、
自身のために、家族のために何かを追い求めるのです。

そう、こうして、
どこでもかしこでもエネルギーを浪費しているのです。
エネルギーの浪費とはつまり、葛藤です。
「こうしなければならない」と「こうしてはいけない」という葛藤。
「こうでなければならない」と「こうあってはならない」という葛藤。

いちど二元的なものができてしまうと、葛藤は避けられません。
ですから、この二元性ということの全てのプロセスを理解する必要があるのです。

男と女、青と赤、光と闇、高い低い、そんなものが無いと言っているのではありません。
これらは事実です。
事実と観念を二つに分けていくような努力、
その中に、エネルギーの浪費があるのです。

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