気功のひろば

ブログ

2018.01.23

気功生活 Vol.104

旅する

ここを愉しみ、
ここへ帰る。

 

【目次】

ゼロから基本を 天野泰司
カレンダー2018
修学旅行台湾
養生特集5 春の芽生え
冬の講義録
禅密の学校・秋分 季節の気功・長月
The Book of Life 11/16、12/16
羊の眼 吉田純子

 

ゼロから基本を

天野泰司

新年を迎えて

2018年を迎え、また新しい胎動が始まっています。
気功協会のメイン講座「気功の学校」は1/8・新春から、
朝日カルチャーセンター京都の「季節の気功」は1/14から、それぞれスタートです。
今年もまっ白な紙に初めて筆を入れるような思いで、気功の学びを進めてゆきましょう。

流れ続けているもの
11/29、京都造形芸術大学の映像ホールで行われた『太陽の蓋』上映会に行ってきました。
2011年3月11日の震災に続いて生じた原発事故。
その当時の官邸内外の様子をリアルに写し出した作品でした。
当日は、一念発起してこの映画を製作した橘民義さん、当時内閣副官房長官だった福山哲郎さん、
元文部官僚で映画評論家、京都造形芸術大学教授の寺脇研さんがゲストとして集まり、
興味深いお話を伺うことができました。

現役の政治家を実名で登場させる映画はこれが初。
福山さんの手書きノートを再現し、その時何があって、どう対応したのか、
よくわかる設定になっていました。
それほど忠実に当時の様子を映画として残したかったのは、
情報が極端に偏っていたり、今も本当のことが伝わっていないということなのでしょう。
「シン・ゴジラ」とほぼ同時のDVD発売だったおかげで、
かなりのレンタル件数があったそうですが、たくさんの方に観ていただきたい作品だと思いました。

原発に関しては、
12/13に広島高等裁判所で下った伊方原発3号機の運転を禁じた判決は、
今迄にない本質的な方向転換を求めるものでした。
阿蘇の巨大カルデラを作ったのと同じ規模の噴火があれば、
収拾のつかない大事故になることは当然です。
元々日本という火山国で原発を動かし続けることは難しく、
安全や廃炉のコストも含めると採算が合わないことは明白です。
今回の判決には、「全廃炉に向けての具体的な青写真を政府が早急に作りなさい」という
高裁からの強力なメッセージが感じられます。

震災後にあった、新しい方向へ動いていこうとする大きなエネルギーは、
なぜかずっと蓋をされたようになっていましたが、7年という長い歳月の間にも
風化することも、縮小することもなく、脈々と流れ続けていたようです。

とぎれない思い、新しい思い
気功協会では、震災後すぐに「心がおちつく やさしい気功」を作りました。
その時心にあったのは、この震災で苦しみ悲しんでいるすべての人のために、
できるだけやさしくて適切な心身のケアの方法を手渡したいという切なる思いでした。
その思いは今も同じですが、新しく生まれてきた思いもあります。

震災に限らず、また原発事故に限らず、
誰もが苦しみを逃れ、幸せを得ようとして暮らしています。
そのほんとうの役に立つことができるのではないかと。
限られた誰かだけが幸せになるのではなく、また出家し修行に打ち込んだり、
複雑な瞑想法をマスターしたり、特別な技法を伝授された方だけが
幸せな世界へ向かうのではなく、ごく普通に、簡単な方法で、
みんなで幸せの方向へ向かって動いていくことができれば素晴らしいことです。
それが気功には出来るかもしれないと思うようになりました。

それは、思いというより、
「心がおちつくやさしい気功」を体験した沢山の方々が示してくれている、
自然な方向と言えるのかもしれません。

2018年にぜひやりたいことは、この方向をはっきり照らしていくことです。
基本をもう一度ゼロから見直し、まとめていく良い機会かなと思っています。
一からではなく、「ゼロから」。
ただ知っていることをまとめるのではなく、本当にそうなの、という素朴な疑問を胸に、
赤ちゃんのようなピュアな感覚を持ってシンプルな本質を発見していく。
講座もそうした基本を再確認し、土台から
新たに作り直していくような流れになっていくでしょう。

台湾旅行の折に、インスタグラム@kikousanpoを始めました。
私はどちらかというと文章の投稿に時間がかかるタイプですので、
写真をさっと上げられるのは情報発信の習慣づくりとして
意外と良いかもしれないと思っています。
誰もが自由に、簡単に情報を入手できるWebSiteの充実は、
気功に本格的に携わるようになってからずっと思い続け、
少しずつ積み上げてきたことですが、機が熟して、
全体がまとまっていくような気がしています。

今年はMacBookを久しぶりに更新する予定です。
メインストレージのTimeCupsuleと2台のMacBookを順次新しくしていきますので、
「MacBook基金Ⅱ」を開始します。
必要なものを必要なところへ、皆さんと共に届けていきましょう。

最近の記事

img_04