2017.10.19
つなぎ止められることも、とどまることもない心
The Book of Life
10/19のテーマは
A Mind Without Anchorage or Haven
以下、天野の訳です。
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あなたには新しい精神が必要です。
時間から自由な心。
もはや時の隔たりや空間について考えることのない心。
何の限界もない心。
つなぎ止められることも、とどまることもない心。
神などというものを扱うためにだけではなく、
目の前にある生活の諸問題に対処するためにも
このような新しい精神が必要です。
つまり、重要なことは、
私たち一人一人が、そのような心を持つことができるかということです。
だんだんにではなく、努力錬成することもなくです。
なぜなら、心の修練も、開発も、プロセスも、必ず時間を伴うからです。
その新しい心は、即生じなければなりません。
時間を超える特性を持つのですから、今、変わらなければなりません。
生は、即ち死です。
死はあなたを待受けています。
生に抗することができるように、
死に抗することはできません。
そう。だから、新しい心を持つ。それは可能ですか。
何かを達成するのでもなく、
何かのゴールでもなく、
何かを目指すのでもなく、
何かに到達しようとするのでもなく。
それら全ては、時間と空間を必ず伴ってしまうのです。
私たちは、とても便利で、慰安的な、定型の思考パターンを持っています。
時を経て進歩していく。
時を経てそこへ到達する。
時を経て成し遂げる。
時を経て真理へと近づいていく。
それは私たちを欺く偽物の考えです。
全くの幻想です。
そうした意味で、時間は幻想なのです。