気功のひろば

ブログ

2017.09.12

気功生活 Vol.101

はじまる

新しい種が
ポンとはじけて
芽を出すように。

 

【目次】

大自然の懐へ 天野泰司
心がおちつく総会 報告
北白川気功散歩 Cafe & Lunch編
養生特集2 初夏から夏へ
北から南から from Italy & Hawaii
禅密の学校・前期 講座ノートから
初夏の講座レポート
The Book of Life 5/23、6/24
会員のひろば
新しい自転車 吉田純子

 
101号からはじまるもの

大自然の懐へ

天野泰司

アジアの変化
今年は晴れ間の多い梅雨のようです。どんよりとした暗い話題の影に隠れていますが、気をつけて見ていると画期的な明るいニュースも。
例えば、日本に先がけて、脱原発の動きが韓国や台湾で活性化しています。6月18日、釜山郊外で古里原発1号機が運転を終了。19日、韓国の文在寅新大統領は廃炉第1号となったその原発を訪れ、「新しい原発は作らない、稼動の延長も認めず、寿命を迎えた原発は閉鎖する」と脱原発宣言をしました。台湾では、1月11日に蔡英文新政権の元で「2025年までに原発の運転を全て停止する」という条文が盛り込まれた脱原発法が可決されています。原発事故は海流の流れや風向きにそって被害が広がるものでもあり、こうした近隣国の選択に心から感謝し、祝福のエールを送りたいと思います。

一方、日本で今稼動している原発は川内1・2号機、伊方3号機、高浜3・4号機の5基。原発ゼロでも電力は足りていたのですから、どうして再稼動してしまうんだと心を痛めている方も多いのではとは思いますが、もんじゅ、常陽を含めて59基ある原発のうち、5基のみの運転に抑制できていることはもっと評価されて良いと思いますし、福島での教訓が、ドイツ、イタリア、スイス、台湾、韓国と世界全体の革新的な脱原発の動きを生み出し続けていることも明確な事実として心に刻みたいと思います。

「危険すぎるからやめよう」という大多数の人たちが抱いている原発に対する違和感が、これだけ大きな力となって働いていることをはっきり自覚するするところから、原発全廃炉への道が開けていくでしょう。ある意味、それを恐れる人たちがあるからこそ、巧妙な情報操作が横行し、ごり押しでの再稼動が進められているとも言えるでしょう。圧倒的に大きな潜在力を私たちは持っているのです。

ちなみに我が家は最近、電気契約を大阪ガスに切り替えました。無理にでも原発を稼動させようとする関西電力の姿勢に疑問がありましたので、安全性の優れた電力へ一票を投じるつもりでの変更です。

気づくこと
自分が持っている力に気づくこと。それこそが気功の大きな役割です。
気功をしていると様々な効用があります。心身がほがらかになり、難しいと思っていた症状がすっと回復したり、沈んでいた心が明るさを取り戻したり、幸福感を感じることも多くなるでしょう。こうした目覚ましい効果は、眠っていた力が自然な形で引き出された結果と言えるでしょう。身の周りの色々なことが、次々に良縁がつながるように、するすると進んでいく様子がこのイメージに近いと思います。
無理に頑張ることをやめて、自然の流れに身をまかせて動いていると、必要なタイミングに、ちょうどよい助けがあったり、周りの環境が大きく変わったりしながら、人生の険しい峠や深い谷も、思いのほかスムーズに乗り越えていくことができます。それは自力でもあり他力でもある。また他力でも自力でもない。宇宙全体を成り立たせているのと同じ働き、いのちを成りたたせている根源的な力が私の中にある。この真実にはっきり気づくことで、体の中でのファインプレーが次々と連鎖していくのです。

自分を開け放つ
密教の高度な瞑想では、自らを仏として観想する方法があって、その時には「俗人としての自分」というとらわれからも完全に自由になる必要があります。天地自然の働きの中に私があるという以前に、私の中にまさしく自然そのものがあるのです。

総会でのみなさんのご提案を受けて、私がこれからまとめていこうとしているのは、内にある自然の働きに気づくために、自分でできるやさしいこと。季節ごとの体の変化と、その時々に心がけること。いのちが生まれ死んでいくこと。生きていく楽しみや葛藤。成長の節々に訪れる心身の変化。病という活発な生命反応と、その処し方。体の自然を知ることで広がる生活の充足。夢や能力が花開くこと。依存と自立、愛と思いやり。人と人との心地よいつながり、私・家族・社会・国々が美しく成熟していく姿…等等、どれもが、元々天然にある見事に調和した働き。すっと耳を澄ませてその息吹を感じ、はっきり目を開いて、この大きな力を自覚します。新しい自分と出会い、新しい世界と出会うように。

気持よく座る、ごろんと寝転ぶ、のびやあくび、手のひらをゆっくりなでたり、体を気持よくゆらしたり。誰もができることを通じて、生命の本質へすっとたどり着いてしまうのは、本当に革命的なことなのではないかと思います。
それを今、私たちは気功として育んでいるのです。

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