気功のひろば
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2016.10.19

その通りに認める 〜10/9京都

「ゆるむ→感じる→自然に動く」、『気功入門』で先ず述べられるサイクル。
秋と、その関係からお話がはじまりました。(純)

2016/10/9 天野泰司

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ゆるみの中に、集中感。集中のなかにゆるみがある感覚。
そうした時に、感覚が働きやすい。

例えば、将棋をさしている時。
リオ・オリンピックのバトミントン女子ダブルス、最後の逆転

秋は、そうした状態を作りやすい。
春は骨盤が開いていくので、心の開いていく幸せ感。
秋は、気温が下がって骨盤がひきしまり、独特の集中感が出てくる。

その時に頭がゆるんでいると、リラックスが深くしかも集中した
感覚の豊かな感じが生まれやすい。
「ゆるむ→感じる→自然に動く」、のサイクルが起こる。

感覚が働きだし、自然に動きが起こったら
大切なのは、「その通りに認める」こと。
そうすると、不要な不安がなくなり、能力を伸ばす方向へ
潜在意識が働く。

認めた通りのことが起こる。
そうして、身の周りの世界ができあがる。
「この子はのろくて」と認めると、のろくなる。
ただ、今ゆっくりしたいだけかもしれない。
いいかげんに見て、それを認めると、次々にその通りのことが起こる。
そして、「その通りになっているんだな」と
気づくだけでフィードバックが起こる。
思考が整理され、不必要な認め方が少なくなってゆく。

例えば、「これはこうなんだ」→「今、〜をしている」
「寝坊をしている」→「今、寝ている」といったように。

正確に見ていくことが大切。
状況をそのままに見る、感じることで、ゆるみが深まる。
感じようとする心には、体からの主体性が働く。
「ゆるむ→感じる→自然に動く」の連鎖が起こると、
より大きなゆるみが起こり、より感覚が高まる。
結果、健康度が高まる。

そうした、「全面的な集中感」には必ず気持ちよさがある。
それを味わい、最高の気持ちよさを感じる方向を選ぶと
心身ともに全力が発揮される。

[実習・心がおちつく やさしい気功

一点に集中する気持ちよさと、
全体的な気持ちよさは交互に表れる。
全体的な気持ちよさは、漠然としやすい。そこで、一点に集中することも必要。
そうするとまた、全体的な気持ちよさを感じ取りやすい。

一点は全体を宿し、全体は一点に現れている。

たとえば腎臓。
秋は、汗をかかなくなるので、腎臓に負担がかかる。
腎臓は2つあり、そうした臓器は片方をよく使う傾向にある。
そうすると、腰の片側が張り、腰のねじれが生じて、
腰痛が起こる。

なので秋は、腰を強くしていく好機。
腰が決まらないと、あれこれ言うことが変わり、優柔不断になる。性格ではない。
腰や、後頭部に気をあつめることで、ねじれが少なくなり
決断できる体になる。

[実習・腰椎3番・腰部活点、わきばら、腎臓のてあて、
体をねじる、足の裏をゆっくりなでる〜足裏のてあて]

[実習・立って動く〜肩の荷がおりる気功

(純)

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