気功のひろば
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2016.07.23

責了

ちくま文庫から、『はじめての気功――楽になるレッスン』
はじめての文庫が8/10に出ます!

きのう、そろそろ最後の原稿チェックが届くかな〜と
思いつつ、朝方ご連絡なかったので
天野のおかあさんのリハビリ病院探しに、
大原まで出かけてしまいました。

えいでん八瀬比叡山口の爽やかな風。
バスでくねくねと細い道を走って
高野川上流の大原の里、
さすがに院内の水道水も冷たく、山の気配がしました。

なかなかない機会だなぁと思いつつ
ご高齢の方々がさまざまなリハビリに取り組んでおられる姿を見学、
なんとなく京都のご老人は上品な雰囲気。
職員さんに「こんにちは」とあちこちで声をかけられつつ
見学を終了、
お向かいのしば漬けやさんで
赤じその畑をみながら、お漬け物取り放題のランチ。
しっかり塩分を補給して・・
なんですが、
「なんだかきょうは帰って仕事したほうがいい」感覚が働き
もうひとつの病院に向かう天野と別れて炎天下を歩き、事務所に戻ると、
何と! 「きょうの17時迄に出します」と
最後の原稿がメールで届いているではありませんか。
きゃ〜。

他の発送作業をしながらせっせと本一冊分の原稿を打ち出し、
天野に連絡、打ち合わせをキャンセルしすぐ戻ってもらうことに。

15時すぎ天野が到着、それまでになんとか発送作業も終了、
「16時15分くらいまでにいただきたいです」とちくまさん。
文章は速読状態、読むべきところはペースを落として読み返し、
墨絵の位置だけは全部、補足の線を引いて
手持ちの、鵜沼宏樹さんの『自分でできるツボ療法入門』(良い本です!)の
相当するページにあてて、位置をがんがん最終確認。
鵜沼さんありがとう(笑)

指定の時間ぎりぎりに、複雑な
ふりこをしている人々が並んでいるページを天野にまかせ、
「それができたらfaxして! 」と出来たところまで送ってもらって
タイムアウト。

ちょうどちくまさんからもお電話いただき、
「ここまでで。あとは大きな変更があれば印刷所に走ります」。

間に合わなかった後半も、最後までいちおう確認、
「肩の荷がおりる気功」のページだけなので、幸い墨絵の位置も文章もok。
良かった。

できあがりました。

いただいた最後の原稿には、もう巻末の
他の本の紹介や、奥付、ちくまさんのお日様のマークも入って
すっかり文庫らしく、なんだか嬉しい。
このマークも安野光雅さんのデザインなのかな。
『旅の本』、小さいときの友人でした。
そして、文庫は高校・大学時代の通学の友。

今までで、いちばんすっきり
絵が置けたのではないかと思います。
文章も、元になった『うごいてやすむ』のゆったり感から
だいぶ変わって読みやすく、新しい内容も書き加えています。

「心がおちつく」「肩の荷」、2つのやさしい気功も
初めてご本のなかに入りました。

8/10発売とのこと、どうぞ楽しみにしていてください。

まだアマゾンの中古などでしたら、思いがけず母となった
うごいてやすむ』も手に入ります。
もし新刊が気に入られたら、元の本と比べてみるという
マニアックな時間もいかがでしょうか。
(純)

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