気功のひろば
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2016.02.25

赤ちゃんの便秘

乳幼児期に多い、
便秘についての質問が届きました。
お返事と合わせてご紹介します。 (純)

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Q: なるちゃんのママより

娘ももうすぐ5ヶ月を迎えようとしています。
すくすくと成長する娘の生命力に、圧倒的なパワーと明るさを感じています。

1ヶ月ほど前から便秘で、
綿棒などで刺激を与えないと自力で出せない状態で心配しています。
便は粘り気がありとても出にくそうです。
色は黄味がかった茶色。機嫌は良く母乳もよく飲みますし、
これまでと特段変わった生活はしていないのですが。
急に便秘になってきました。

離乳食は、スープ状の動物性のものをほんの少し飲み始めています。
何か考えられることや手立てがあれば教えて欲しいです。

A: 天野泰司

もう5ヶ月になりますか。本当にエネルギーの固まりのようですね。

この時期はどんどん栄養が必要な時期ですので、
おそらくは食べる量の不足で、余ったものを捨てるところまで
手が回っていないのではないかと思います。
栄養や食べる量が増えると、便も増えてくるでしょう。

だからまずは、どんどん食べさせてあげてください。
母乳が完全栄養なのは3ヶ月までですから、
その後は、補食を増やしていかないと
どうしても栄養が不足がちになります。

野菜や穀物はもっと後で、基本は新鮮な動物質のものになります。
クリームチーズ少し、卵の黄身+わずかの醤油、みそ汁の上澄み、
バターで焼いた牛肉など、
本人に聞いてみて、食べそうでしたら、あたためたスプーンで少し上げます。
もう数ヶ月したら、白身の魚、ジャガイモなど根菜、
最後にごはんです。

新しい食べものをあげるときは、晴れた日の午前中、
授乳に続いてというのが良い流れです。
母乳+ミルクというのもありです。
母乳以外のものが増えてくると、うんちは急に固くなり、形になってきます。
ひとまずはいろいろと、食べさせてみることです。

今は特に空気が乾燥していますから、
時々水を飲ませてあげるといいですね。

運動法としては、左足をポンと蹴り出すようにさせると
お腹が動きやすくなります。
赤ちゃんの足と、親の手で押し合うようにして
急にパッと離すと、ポンと蹴るようになります。

てあてはおへそのあたり、左の腹部、左の足首など。

入浴は、高めの温度で入り、
差し湯をして1度温度を上げて、一度抱き上げて、
もう一度温度を上げたところに入れて出します。

不安やイライラから便秘になることも多いのですが、
機嫌は良さそうですから、心理的なケアは要らないかもしれません。

便秘については、これぐらい知っておけば充分でしょう。
大人の便秘もだいたいは似たようなものですが、
栄養の過剰による便秘もあるので、必ずしも不足ばかりではなくなってきます。

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