気功のひろば
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2015.12.01

一人であることの美しさ

The Book of Life
12/1のテーマは
Alone Has Beauty

以下、天野の訳です。
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あなたは、ひとりぼっちだったことがあるでしょうか。
突然気づくのです、他の誰ともつながりがないということを。
知的な気づきではなくて、実際の気づきとして…
完璧に孤立しています。
思考も感情も動かせません。
どこへも逃げることはできません。
頼るべき何ものもありません。
神も、天使も、みんな雲のかなたへ行ってしまい、
雲も消え失せ、みんな消え失せてしまいました。
あなたは完璧にひとりぼっちです。
私は、そうしたことを「ひとり」とは言いません。

「ひとり」ということには、
ものすごく違った意味合いがあります。
「ひとり」には美しさがあります。
「ひとり」であることは、全く違う何かを意味しています。
そして、あなたはきっと「ひとり」になるのです。
欲望、ねたみ、野心、おごり、業績、地位などの
社会的構造から自らを自由にする時、
その時に、正真正銘の「ひとり」になるのです。
これは全く違うものです。
そこには、素晴らしい美しさがあり、
ものすごい活力が感じられるのです。

————

訳者 コメント

私たちが、「これは自分の考えで自分で判断している」
と思っていることのほとんどは、誰かの考えであったり、
特定の信条や思想を反映しているものです。
そして日常的には、そのことにほとんど気づいていません。
世の中に何らかの排斥運動や、戦争がおこる根本的な原因は、
そうした集団としての思考により
個人というものが無くなってしまうことです。

ですから、安易に
善悪のレッテルを貼付けて物事を判断しようとすることは、
誰かの手先となって操られているのと同じで、
大変危険だといえます。

今、時代は
ひとりひとりが主人公となる方向へと着実に歩み出しています。
私という「ひとり」がとても大切な存在で、
美しくて、愛おしくて、輝いている。
本当の意味で個人が大切にされる空気が
若い世代を中心に育まれています。 

社会的正義というような、理不尽で暴力的で、
一見動かし難いように見える大きな壁が立ちはだかる一方で、
何の組織にも属さない人と人とが、
自らの魂の声と体の直感に従って、
必要な時に自然に結びついて、
大きな力となってその壁を押し流していくことでしょう。
天野

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