気功のひろば

ブログ

2015.06.25

補食について

生まれてからの約3ヶ月間は、母乳が完全食。
赤ちゃんの成長に必要な栄養がほぼ
パーフェクトに揃っています。

それ以降、首がすわってからは、
筋骨や内臓の発達が著しく、
母乳だけでは栄養が不足気味になりがちなので、
その都度必要な補食を与えていきます。

補食をはじめたばかりの
お母さん一年生からの質問に答える形で、
補食についての大切なポイントをまとめておきましょう。
(天野泰司)

——-

Q:リサちゃんのママ

リサも5ヶ月が過ぎました。
先生の本、『生まれて育つ いのちの気功 幸せなお産と子育てのために』(春秋社)
に書かれてあったように、
妊娠中に赤ちゃんに語りかけをして、
生まれてからは、すぐ赤ちゃんの要求を聞くようにしていたら、
そのおかげか、夜泣きもせず日中もニコニコしてばかりで
育児が楽です。
そして、日々色んな発見があり、育児ってこんなに楽しいものなんだな、と
もちろん慣れないで戸惑うこともありますが
夫もたくさんかわいがってくれるので、穏やかに幸せに過ごしています。

ですが、補食について少し悩んでいます。
先生の本も、野口先生の『育児の本』(全生社)でも、
まず動物性たんぱく質から始めるとあります。

リサが補食を始めたのは、4ヶ月入って首が完全に据わってからです。
これまで
りんご果汁・バター入り牛乳
クリームチーズ・ナチュラルチーズ
真鯛のバター焼き・たらのスープ
牛肉のスープ・牛肉のバター焼き
を晴れた日の朝に試しています。
卵は近くで新鮮な卵が手に入らないためまだ試していません。

スープ系は飲むのですが、
あとは「なんじゃこりゃ!」というような
顔をしてなかなか食べてもらえません。
また、先日牛肉のバタ焼きをしゃぶらせたところ、
すこし飲み込んだのか
翌日、肉の繊維のようなものをおっぱいと一緒に吐き出しました。
巷の離乳食はまず、おかゆから、野菜、最後にたんぱく質と。
たんぱく質は消化が悪いから、
内臓が未発達の赤ちゃんには負担になるとのことです。
ほとんどの本や情報が、まずはお米から、
動物性たんぱく質はアレルギーの原因になるからなるべく遅くに、
とありますが、どうなんでしょうか・・?
私自身、牛乳はカラダによくない、と思っていましたし
よくわからなくなっています。。
アドバイスいただけると嬉しいです。

A:天野泰司

赤ちゃんは体は小さくて、欲求がとてもはっきりしているので、
今必要のないものは、食べようとしないし、
必要なものはどんどん食べます。
赤ちゃんの食べ物は、その大部分が直接血となり肉となるので、
もちろん農薬や放射能、添加物などが無い、自然で安全なものを選びます。
そして鮮度がとても大切ですね。

補食は、はじめはほんのちょっとで足りてしまって、
段々に増えていきます。
だから、ほんのちょっとだけ食べればいいです。
新鮮で上等なものをちょっと。
あとはタイミングなので、
いちどだめなものでも、また違う時にあげてみると
美味しそうに食べたりします。

とにかく、「食べることは楽しい!」
その原点からはじめてください。

まず「リサちゃん何が好きだろう?」と、
毎日楽しく想いをめぐらせてください。

そして、「これ、美味しいよ、食べてみる」と話しかけて、
リサちゃんが興味を示したら、
そのすごく美味しくて新鮮な食べ物をあげる。
それでもし食べなければ、
「今は欲しくないんだね」とまた、別の案を練ります。

カニババが出ていれば、アレルギーの心配はまずないでしょう。
とにかく、必要なタイミングに、必要なものを、必要なだけあげることが大切で、
大部分の育児書は昔からある定説を、
こんなものですとただなぞっているだけなので、
うかつに信用できません。
タンパクが消化が悪いのなら、お乳は飲みません。
赤ちゃんは胃酸が強いので、タンパクを容易に分解します。
野菜や穀物の方が負担になります。
質を量で補わなくてはならなくなるからです。
そして穀物が多くなると栄養価が足りずに
内股に張りがなくペラペラになります。
内股にパーンと気持のよい張りがあり、
よだれが出るようでしたら、栄養が足りています。

お粥に出しを入れたり、卵をまぜたりするのはありです。
汁物を飲むようでしたら、
だしやスープでよいと思います。
歯はないのですから、まずは食べやすい形から、順々に。
温度や口に入れやすさなどもいろいろと工夫して、
火の入れ加減でも、かなり変わってきます。
牛乳にはちみつをまぜるなど、
甘味を少しまぜるという方法もあります。
授乳中は、授乳の途中にあげるとすっと食べたりします。
食べたことのないものはちょっと敬遠したりするけれど、
なじみの味の中に、ちょっと新しいものがあると嬉しいもの。
食べることの楽しみは、大人も赤ちゃんも同じです。

野菜だとか、穀物をふやかしてあげているうちに
体は何倍にも大きくなっていってしまうし、
骨も、筋肉も、臓器も、みんなどんどん大きくなっていく。
だから、大人は菜食でも大丈夫だけれども、
赤ちゃんのうちは、血となり肉となり骨となるもの、
つまり良質の動物性の食べ物を補っていくことで、
ぐんぐん成長していきます。
そして、タイミングを見て、時々栄養価を落とすような
穀物や野菜を混ぜていきます。
すると、今度は吸収力が高まって、また栄養がついていきます。

運動量が増えると、食欲も旺盛になってきます。
楽しくよく動いたあとは、ご飯がおいしいのは大人も赤ちゃんも同じ。
ただし、赤ちゃんは大人のようには自由に動けないので、
運動が足りていない場合は、お風呂で調整します。
お風呂の回数を増やしたり、
お風呂の温度を少し上げたり、
途中でお風呂の温度をちょっとだけ上げて温度差をつけたり、ということをします。
するとお腹がすくので、よく食べるようになります。

穀物中心で育った赤ちゃんとも、
母乳一本でしばらく過ごした赤ちゃんとも、
体力や、興味の示し方、きびきびとした反応などが
歴然と違ってきます。

生後十三ヶ月間のまず第一は、気を集めること。
そして、栄養の充実。

最も栄養の必要な時期が、生後十三ヶ月間で、
いちばん栄養が必要なくなるのが更年期です。

だれが考えてもあたりまえなことが、
逆の説になっていて
こうも難しくなっているのは、どうにも不思議なことです。

心と体の土台は、この時期に作られます。

Q:リサちゃんのママ

丁寧なアドバイス、ありがとうございました。
迷いながら娘にごはんをあげるのは嫌だなって思っていて、
曇っていたのがパァッと晴れ渡ったようにスッキリしました。

あと、いくつか疑問に思ってることを箇条書きにしてみます。

・蜂蜜はボツリヌス菌がいるから赤ちゃんに
よくないと聞きますがどうなんでしょうか?
蜂蜜はまだ与えていません。
・補食の回数は、食べたそうなときに食べたいだけ
何回でも与えてよいのでしょうか?
今は朝と午後一回ずつといった頻度です。
・湯冷ましの水はよくないと聞いたので
軟水のミネラルウォーターを与えています。
・指しゃぶりと塩分の関係はあるのでしょうか?
塩分足りてたら指しゃぶりしないとか…?
なんとなく、バターや肉とか塩分あるもの与えた後、
指しゃぶりをしないように感じます。
・補食の量が少ないのか、まだうんちが黄色から茶褐色のゆるゆるうんちです。
緑色のは食べたものが合わなかったそうですが、
何故合わないと緑色になるのでしょうか、、?

A:天野泰司

ハチミツに関しては、野口先生がよく勧めていらしたので
整体協会の元気なお子さんたちのほとんどは、
生まれてすぐにはちみつを食べてきていると思います。
ビタミンやミネラル、アミノ酸が含まれているので、
確かに動物的な栄養があります。
ポツリヌスの芽胞ははちみつに限らず、
いろんなものに含まれているはずですので、
O157のかいわれ大根みたいなもので
ハチミツだけが問題視されるのはちょっと疑問です。
大人がポツリヌスの芽胞を食べても中毒しないのは、
腸内細菌がたくさんいて、弱いポツリヌス菌は生きていけないからなので、
いろいろなものを食べたり、ねぶったりしている
健康な赤ちゃんはまず問題ないでしょう。
ただ、海外産の安価なものは
何が入っているか判らないので避けた方が良いでしょう。
水飴やコーンスターチなどを混ぜても
ハチミツと表記できてしまうので、
私はこちらがあやしいと思っています。

補食の回数は、食べるのなら何度でもOK。
赤ちゃんは、お腹もちいさいので、
それだけこまめに食べたり出したりします。
動物的な食欲を持っている赤ちゃんの食欲は、
完全に信頼してよいものです。

水は湯冷ましでもかまいませんが
生水の方が美味しいですね。
ミネラルウォーターには、合う合わないがあります。
おいしそうに飲むものならよいでしょう。
よい浄水器がついていれば、
煮沸しなくとも塩素は除去できますから、
水道水でもよいと思います。
うちはずっと水道水です。

指に限らず、赤ちゃんはなんでもしゃぶります。
どちらかというと精神的な満足度と関係がありそうですが、
塩分とはあまり関係ないだろうと思います。

そうですね、母乳以外のものが多くなると、
うんちは茶褐色になり急に固くなってきます。
母乳主体のうちは、やわらかです。
緑色の便は、中毒の時ですが、何がが反応するのでしょう。
なぜ緑色になるかは、私もよくわかりません。
そういう時には、肝臓にてあてをするとスッキリします。

食欲増進に温度差の入浴、おすすめですよ。

最近の記事

img_04