気功のひろば

ブログ

2015.06.04

お産を前にして

臨月を迎え、お産を間近にひかえると、
先のこともいろいろと気になってきたりします。
ある方のご質問に答える形で、
お産や産後の心得をまとめました。(あまの)

♥ 質問 (ピヨちゃんのママより)

産後どのくらいから(どんな感じになってから)
体操や散歩をしても良くなるのでしょうか。
あと、気が早い話なのですが、出産後ピヨちゃんを連れて
遠方へ里帰りを予定しています。出産時に父が来られないのと、
私が幼い頃に一緒に暮らした、ピヨちゃんの曾祖父・曾祖母も喜んでいるので、
顔を見せてあげたいのです。
暑くも寒くもない時期かなと思っているのですが、どのように思われますか?
気をつける事など教えてください。

♥ 返信 (天野泰司)

産後は個人差がありますが、
はじめは骨盤が左右交互に閉じていき、それから両方が揃って閉じていきます。
この左右の骨盤が一緒に縮まり出す時に立つのが理想です。
それまでおよそ4~10日程度です。
骨盤の真ん中で閉じる感じがして、急に動きたい感じがしてくるので、
その時に一度きちんと正座して1時間ほど座ると骨盤がまとまり、
翌日からは自然に生活できます。
気功や散歩もOKですが、
重いものを持ったり、無理をすることのないようにしてください。

実際にそれまでトイレにも立たないで寝ているのは難しいですから、
なるべく骨盤に負担をかけないように丁寧に過ごすようにしてください。
そして、あとで産褥体操をします。 (参考 → *)
産後3周目、6週目あたりがよいタイミングです。

それからも収縮は続き、ほぼ6週間、
約2ヶ月ほどで元の骨盤の位置に戻ります。
その間は無理なこと、目の負担になることは避けます。

産後、しばらくはあまり動きたい感じがおこらないと思います。
そして、時々動きたくなるときがあります。
そうしたら、動きたいように体を動かしてください。
なるべく体のリズムに任せて
本能的に行動するのが産後もおすすめです。

熊本への里帰りは、かなり距離がありますので、
なるべくなら生後13ヶ月を過ぎてからが良いでしょう。
それまでは、できるだけ守られている状態、
余分な刺激が少ない状態、
病気や打撲などが無い状態、
快適で、なるべく幸せに包まれている状態を優先して考えていきます。

長距離の移動、異動先の異なる環境、見知らぬ人に囲まれ続ける刺激は、
ピヨちゃんがほっとする暇がないので、できるなら避けたいものです。
メールで写真や動画が簡単に送れる昨今、
顔を見せるための帰省を急ぐ必要はないと思いますし、
それがこどものためと判れば、
よろこんで待ってくれるでしょう。

13ヶ月以降は、刺激を乗り越える力も出てくるし、
またそうした大きなハードルを乗り越えることで体力もついていきますので、
それまで待ってあげるとよいでしょう。

生後13ヶ月間は
将来の幸せを培うための特別な保護期間なので、
余分な刺激、それも大きな刺激は避けます。
不意に抱き上げたり、大きな声であやしたり、叱ったりと
赤ちゃんを びっくりさせるようなことをする大人が時々ありますので、
まず自分自身が、この期間は大切に大切に過ごす時と心得て、
それを 身近な人にも浸透していくように伝えていきます。

子育てに完璧はないので、もちろんいろんなことがおこります。
その時に出来なかったこと、失敗したようなこと、それはもう気にしないで、
立ち止まることのない時の流れの中で、ともかくこの今に集中していく。
生後十三ヶ月間は、
「ともかく今のこの期間が大切」と、
全力を挙げて、可能な限り、自分と子どもの快適さを、幸せな時間を守っていく。
そこに周りの人たちの協力も呼び込む。
それが後々とても大きなものになります。

出産自体は、毎日のお散歩の延長のようなもので、
「おう、ピヨちゃん出て来たか」という程度のものなので、
とにかく毎日の、今を気持よく、
ピヨちゃんといろいろお話ししながら過ごすことが大切です。
お産当日まで、陣痛の収縮が始まったり、破水があったりしても、
そうした散歩と話しかけを中心とした生活のリズムはほとんど変わりません。

陣痛も個人差が多く、
ほんとうに楽につるんと生まれる方もあるので、
どんなリズムで生まれてくるのかな、という程度に、感覚を働かせて、
収縮のリズムと、ピヨちゃんが下りてくるリズムと、
気功でもしているようなつもりで見ていてください。

自然の行為には全て快感があります。
お産ももちろん自然の営みですから、
その快感に素直にしたがって、動いていってください。
息も、声も、姿勢も、動きも自然に任せます。

産後ピヨちゃんにとって大切なのは、
生まれたときはなるべく暗くて静かな環境を作るようにし、
急に明るくしないこと。
事前に相談しておくと、あまり良い返事でない場合でも
ある程度配慮してくれたりするものです。
希望ははっきりと伝えておきましょう。

へその緒を切るのは拍動がとまって20分後。
産湯は体温より少しだけ高い程度、38度ぐらい。
体脂は体を守っているので、むしろ残っているぐらいでよい。
カニババの排泄を待って、それから母乳を与えます。
初乳を初めに少し飲ませるのはよいが、
それ以降カニババが出終わるまではしばらく水(24時間ぐらい)。
カニババは自然に出てきますが、肝臓のてあてをして排泄を促進します。
カニババを出し切っていないうちにミルクなどを飲ませると、
排泄がとまってしまいます。

できることとできないことがあったりしますが、
肝臓のてあてをしてカニババをしっかり出すことはとても大切です。
皮膚病にもなりにくいですし、呼吸器が丈夫で、元気な子に育ちます。
そして可能な範囲でピヨちゃんにとって快適な環境を作ってあげてください。

ピヨちゃんにとって、心地よいかどうか、
勘を働かせながら過ごしていきます。

最近の記事

img_04