気功のひろば
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2014.04.11

愛とは何ですか

The Book of Life
4/11のテーマは
What Do You Mean by Love?

愛は知ることのできないものです。
愛がそこにあるのは、
知っていると思っていたものが、
悟った状態になり、超越されたときだけです。
心が、今まで知っていたことから自由なときだけ、
ちょうどそのときだけ愛が働きます。
ですから、
愛へは消極的に近づかなければならず、
積極的に近づくべきではないのです。

愛とは、大抵の人にとってどんなものでしょうか。
私たちが愛するという場合は、その中に、
所有欲があり、支配、あるいは従属があります。
この所有するということから、嫉妬と、失うことの恐れが生じます。
そして、私たちはこの所有欲求を正当化します。
所有欲からは嫉妬と数えきれないほどの葛藤が生じます。
みなさんはそれらを良く知っていますね。
所有欲は、ですから、愛ではないのです。
また、愛は感傷的なものでもありません。
感傷的になり、感情的になることで、
愛は締め出されてしまいます。
感傷や感情は単なる感覚に過ぎません。

愛のみが、
狂気、混乱、そして争いを変化させることができます。
どのような制度も、どのような理論も、左であろうと、右であろうと、
人類に平和と幸福をもたらすことはできません。
そして、愛があるときには
そこに所有欲はなく、うらやみもなく。
慈しみと思いやりがあります。
理論ではなく、実際にです、
あなたの妻に、子どもに、隣人に、使用人などに対して。

唯一愛のみが、
慈しみと美しさ、秩序と平和をもたらすことができます。
愛はその大いなる恵みとともにあります。
「あなた」というものが無くなったときに。

天野泰司 訳

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