気功のひろば
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ブログ

2011.03.26

心を解き放つ

3/20の「気功の学校・公開レッスン」から、実習部分をお届けします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
           @京都アスニー 天野泰司
からだをなでていきます。
てのひらをこすって。だんだんゆっくり、ていねいに。
掌をひらいて、楽な場所に置きます。
・・頭の中のお掃除から入っていきます。

[目のてあて]
掌の真ん中が目の中央に当たるような感じで、
そのままゆっくりと息を吐きます。
掌から息を吐くようなつもりで。
くりかえし、ゆっくり、楽に。
・・肩や腕をできるだけ楽にしてください。

おそらくみなさん、いろんな映像を見てきたと思うんです。
ここ1週間くらい、地震や原発関係のいろんな映像を見ていると思います。
そうした私たちが二次的に見ている映像というものは、ただ単に映像に過ぎません。
実際に起こっていることとは、また違うものです。
そして、すでに時間が経過した後です。
それを今、見ているかのように見てしまう、ということが
錯覚として起こっています。

ぽかん、として、繰り返しゆっくり息を吐いて。
頭の中の、澄み渡った感じを取り戻していきます。
少しゆるんで、目がしっとりとした感じ。
ゆっくり、掌を下ろしていきます。

[胸をなで下ろす]
…両掌を重ねて、胸の中央をゆっくりなで下ろします。

同じ映像を何度も見ると、そのたびに苦しさを思い出したりします。
それは本来、今体が感じようとしているものとは、もう、ずれてしまっているんですね。
繰り返し、ゆっくり呼吸にあわせて息を吐きながら、
「ふーっ」と、胸をなで下ろしていきます。

[肩をまわす]…肩の緊張をほどいていきます。
ゆっくり前から上に持ち上げて、後ろに持っていって
下にゆっくり落とします。

繰り返し再生される緊張は、頭を通って体の中に再現されていきますから、
頭から体に入っていくルートを主にゆるめたらいい、ということになります。
ですから、まず目を休めていく。
必要以上の情報を見すぎないことが大事です。
気がかりな場合は、信頼できる確かな情報を
映像を通してでなく、最小限の文章でまず押さえていく。
そこから必要があればまた情報を取っていく。
そうした形にしていくといいですね。

例えば、不安になる時に体をみていくと
呼吸が苦しい感じが不安に結びついていたり
免疫系の流れが不安を呼び起こしていたり
ホルモンのバランス、おなかの感じ、内蔵の緊張、
そうしたものが微妙な心の状態とつながっているのです。
不安として感じていることは、具体的な体の反応の現れ、なんですね。
反応しなければ苦しく、辛く感じたりすることはない。

心、というものは変化していく。
ころころ、と移り変わっていくのが心の特徴です。
それは子どもの心を見ていくと一番良くわかります。
ひとつのことに留まっていない。
不安がずっと留まっている。
不安になるような状況が周りにずっとあるのであれば
いたしかたない、自然な反応ですが
繰り返し記憶の再生によって起こっている場合には
実は、余分なものです。

それをだんだんに、ほどいていく。
不安や恐怖は、胸の感じ、肩の感じとつながりがあります。
小さな動きにして、ゆっくり止まっていきます。

[首をなでる]
…両手で、後ろから前に、やわらかくなでていきます。

首も、頭の緊張を反映しているんですね。
きもちよく、ゆっくり。繰り返しなでていきます。
後頭部のあたりから耳の後ろを通って、あごまで。

何かに耐えないといけない、時に
歯をくいしばる、ということがあります。
あごを緊張させることによって、
普段より緊張を長引かせることが意識的にできるのです。
それがずっと続いてしまうと、体が耐えられる範囲を越えて、
体が自然に動ける状態からだんだん離れていってしまう。
それを、また、
自然な、自分の力が発揮できる状態に戻していくんですね。

ゆるんでくると、なでるたびに
あごが自分の力で動いてきたりします。
そうして、自分で調整する動きが起こってきたら
その場所は、あとは、
自然の動きにまかせて大丈夫、ということになります。

[鎖骨をなでる]
…だんだん下りていって、首の前
鎖骨の周りを、片方づつやわらかくなでます。
デリケートな場所だけに、やわらかくなでていくと
とても気持ちがいい。

[胸腺をなでる・胸のてあて]
…真ん中に戻って、胸の中央あたりをなでます。

胸に心がある、と感じているかたは比較的多いと思います。
そのくらい、心の状態と
胸の緊張感、ゆるみぐあいはつながりあっている。
このあたり全体がなんとなく、心的な動きの中継地点。
体のいろんな動きの中で短期的な心の動き、
短い時間に思うこと、と比較的つながっているかもしれません。
それは呼吸の速度、血液が巡っていく速度と言ってもいい。
息を吸う時の気持ち良さ、
息を吐く時の安堵感。そういうスピード。
息を止める時の緊張感、
息が詰まった時の苦しさ。
それがほどけた時の安心感、ゆったりとした感じ。

胸の中央にてあてをします。
手をあてたまま、ゆっくり息をします。
ゆっくり、ふーっと下ろしていきます。

[腰をなでる]
…腰をなでます。
今、上半身で必要なのは、余分な緊張を抜いていくことですね。
腰から下が必要としているのは、
中から引き締まりが出てくることです。

[足をゆらす]
…座っていた足を前に出して、楽にぱらぱら、とゆすっていきます。
ひざをぱたぱた。
腰から足へ、ずーっとなでて、また戻って。

[足裏をなでる・足裏のてあて]
…片足ずつ、足を引き寄せて、足の裏をなでます。

中から引き締まりが出てくる、というのは、元気が出てくること。
それは、無理な力を出すのではなくて
こうやって下半身に気を集めていくことです。

足、腰にていねいに気を集めていくことが
体の元気を作っていくことに通じています。
疲れているときは、足腰がとても大事です。
疲れている人がいたら、足をなでてあげるのが
とても大切なことになります。

思ったことを行動に移すのも、腰の力がなければできません。
考えられるけれど、そこから先につながらない。
腰が引き締まらない状態では、次の行動にならない。
今、自分から動いていく力をつけていく
いちばんいい時期にあります。

春が来ている。
春という体の切り替わりの時期が、地震と重なって
日本中のおそらくほとんどの人の中に、
何かやりたいよね、って
人間として助け合っていく時だよね、っていう感じが浮かび上がってきています。
ですから、今仮に出てきている不安や心配は
実はそんなに重要なものではなくて、
むしろその裏返しにある、私たちの心の中の「今、動いていくんだ」という感じ
そちらがより重要な、本来の動きかもしれません。

それは、こうして足や腰をゆるめていくことで
培われていきます。
体が動かなかったら、物事は進まない。
ひとりひとりが、自ら考え、自ら動く。

そのことの積み重ねが今の世の中を作ってきたし、
これからの世の中を動かしていくのです。

…手をゆっくり止めて、そのまま足の裏にてあてをします。
楽に、息を吐くような感じで。
腰まで響いている、なんとなく腰があったかい感じがするととてもいいです。
反対側も。足の裏をていねいになでます。そして、止まって、てあて。

足の裏は体重を支えているので、強さを備えていきますが
赤ちゃんの足をさわってみると、そのやわらかさに気づきます。
私たちは履物をはいていられる訳ですから、
もっとやわらかな足を保ってかまいません。
足の裏をたんねんになでることは、腎臓と腰を元気にしていき
頭がぼーっとしてきて、ぽかんとしてよく眠れます。
体が暖まるので、寒い時は足をなでて寝るといいですね。

[上下体操]…そのまま仰向けにころん、ところがって
足を腰の幅に開きます。
腕はどこでもかまいません。
かかとを押し出し、つま先を引き、首のサイドの緊張を感じ
ストン、とゆるめます。
首がゆるんで余分な思考から開放される体操です。

[脱力体操]…うーんとのびて、ふっとゆるめます。
そのままの姿勢で、呼吸が落ち着くのを待ってください。
もう一度。気持ちがいいポーズをつくって、うーんとのび。
ふっとゆるめます。そのまま、呼吸が落ち着くのを待ちます。
もう一度。

[安静体操]…今、自分にとって、一番楽な姿勢で休みます。
うつぶせ、横向け、丸まって、どんな姿勢が楽か探してください。
座布団やふとんを使ってもかまいません。
動物が調子がわるい時は、
一番必要な姿勢をとって、ただじーっとしています。

[起きる]…目を覚ましたら、気持ち良くのびをします。
ひといきついて、呼吸が落ち着いたら
うつぶせに転がるようにして
うつぶせの姿勢から、楽に起き上がってきます。
・・・・
立って足踏み、肩もゆらして。細かく体全体をゆらします。
体をゆらすぶんにはいくらゆらしてもらって大丈夫ですよ、
元々の感じに戻ります。
ゆれながら、いらないものがだんだん落ちていく感じ。
今、自分の中を澄んだ感じにしていくことが大切です。
だんだんにとまって、呼吸を落ち着けて。
ゆっくりおなかで息をして、終わります。
 

2011.03.22

全力で生きる

 気功の学校・ステップアップ最終日 2011/3/21春分 天野泰司@山科
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いま日本中が全力を出している。
全力で生きる。=「全生」、
あますところなくいのちの働きを発揮して生きていくこと。
地震によって灯された火に従って、消さないように、燃え続けていくように
今何をなしていくのか、一緒に探していきましょう。

[座ったまま、ゆっくり体をゆらす。
動かしたい方へ、途切れなく。
だんだん止まっていって、静かに座る。
心にいろんな想いが浮かんできたら、
その思いに従って、またゆれる。また、静かに座る。]

ゆれることは、固定した思考がほどけること。
仮に分けると、できごとから思考が生まれ、
思いが生まれ、思いから感情が生まれ、反応が起こる。
できごとと、体の反応は切り離して扱うことができる。
気功では体を整える(ex.ゆれる)ことで、
心の悩みを調整していくことができる。

西田天香さんが関東大震災のときに立てた、3つの大願
個人として、国民として、人類として。
その二、「こくみんとしましては、
 こわれぬところにざいもつをたくわへ、
 たのしく、ぐわしんしようたんして、ちじょふにも、
 こんかいのそんがいにますたからをあましゑるように」

臥薪嘗胆して、楽しく。
今、自分の立っている中で、全力を尽くしていく楽しさが
呼び起こされている。その波に入ってかまわない。
今回、流通などの復興のスピードはとても早く、
神戸の震災の頃はまだ混乱していたような気がする。
日本は天災が多く、
「天然の無常」と山折哲雄さんが表現されていたように、
自然の豊かさと、荒々しさ、私たちは両方を味わってきた。
被災地に向かい、何かしたいという思いと
災害にあった方達の「お世話になってありがとう」という思い。
長年にわたって、そうした暗黙の了解が培われてきた中に私たちはいて、
また、世界がそのことに注目している。

例えば大きな傷を受けて、体は七転八倒して治ろうとする。
今の状態も同じ。
自然の働きが自然のままにあるように、体と心を整えていく。
意識と無意識を、理性と体を分け
思考、意識を主体に動いていくのではなく、
自分の中にある自然、無意識の流れに乗り、主に据えて動いていく。
まず、大きな自然の流れに乗る。
体の部分にも、ひとりひとりにも、それぞれ不完全な部分があって
足りない処を補う働きが起こってくる。
大きな自然の流れが、体の中にはっきりあることをしっかりつかんでいれば、
意識・思考はそれを補い、微調整する働きをしはじめる。

今、打つべき最高の一点を。
休む、動き出す、やめる、また動く、自然の働きにはひとつも無駄はない。
今、最適な動き、最高の動きはひとつしかない。
澄んだ心、澄んだ体で選択していく。
それはゆるしている心、ゆるんでいる体。
それぞれの役割は違う。
いつも心を澄ませ、体をゆるめ、必要なことをやっていく。
役割とは、自らが楽しみつつ、全体の益につながること。
どういう役割をもって生まれ、生きているのかを体に聴いていく。

「楽しい」という字は、神に向けて鈴を振っている字。
神=自然とつながっている状態、
そこに自分が入っているかどうかが、いつも問われる。
自分の役割は、どこにでもある。
どんな処にいても、その場でできることを全力でやっていく。
社会的な役割は、どこにでもある。
仮のもの、仮の枠組と見ることで、自由になる。
全部捨ててもいいんだ、ということ。
[活元運動〜活元操法]、動きたい方へ動く。
今、最適な動きはひとつしかない。

・・午後・・
「全力で生きる=全生」の中に、陽の力、陰の力の両方がある。
陽の力=表に出ている、これならまかせとけといった側面。
力仕事ならok、絵を書くなら、計算ならまかせとけ、といったような。
陰の力=なやむ力、落ちこむ力、忘れる力、逃げる力など。
陰面を否定することは能力を閉ざすこと、
もっている力の全てを受けいれていく。

陰陽は、体のリズムとして現れてくる。
一日のリズム、昼活動して夜、休む。
私たちは陽面を見ていきがちだが、体にとっては陰面、休むことが大切。
その間に成長、回復、変化が起こっている。
陰の休んでいる時間を大切にしていくと、陽面もふくらみ
能力の幅が広がる。
時間ではなく深さ、眠りを深くしていくことが健康の秘訣。
一日の波、月の波、宇宙全体の動きが体に反映されている。
月の波では、一番高潮期に排卵、一番低調期に生理。
一緒にいると生理が同じ頃に起こることがあったり、
波と波は互いに影響を与え合っている。
年の波、今は春の波に乗っていく。
性の働き、=人の役に立ちたいと思う働きが強まり
新しく生まれ変わる時期。

[骨盤のてあて〜穴追い]
きょうはていねいなブロセスを踏むが、
澄んだ気持ちで最後のてあてをすることが、いちばん大切。
無意識に、確実なように思っていた交通システムや建物は、
無数の人がそうしたいと思ってきた努力の結果。
無くなってみて、その上に私たちはあることに気づき、
ありがたい思いが起こる。
家も、いのちも、今あることがありがたい。
そうして日々気づき、
ありがたいな、と味わうことが、枠が無くなっていくこと。
=自然界とひとつになっていくこと。
それは気功が目指しているところでもあり、
今、皆が思っていることでもある。

[宿題]
・後頭部、または骨盤に手をあてる。
・生活のひとつひとつを、ありがたいと感じて生きる。
 (*ありがたくないと思われるようなことがあっても、
 まず「ありがたい」と思ってから始めてみる。)
・お互いの足をなであう。

2011.03.21

stepup終 全力で生きる

気功の学校・ステップアップ最終日 2011/3/21春分 天野泰司@山科
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いま日本中が全力を出している。
全力で生きる。=「全生」、
あますところなくいのちの働きを発揮して生きていくこと。
地震によって灯された火に従って、消さないように、萌え続けていくように
今何をなしていくのか、一緒に探していきましょう。

[座ったまま、ゆっくり体をゆらす。
動かしたい方へ、途切れなく。
だんだん止まっていって、静かに座る。
心にいろんな想いが浮かんできたら、
その思いに従って、またゆれる。また、静かに座る。]

ゆれることは、固定した思考がほどけること。

仮に分けると、できごとから思考が生まれ、
思いが生まれ、思いから感情が生まれ、反応が起こる。

できごとと、体の反応は切り離して扱うことができる。
気功では体を整える(ex.ゆれる)ことで、
心の悩みを調整していくことができる。

西田天香さんが関東大震災のときに立てた「3つの大願」。
個人として、国民として、人類として。
その二、「こくみんとしましては、
こわれぬところにざいもつをたくわへ、
たのしく、ぐわしんしようたんして、ちじょふにも、
こんかいのそんがいにますたからをあましゑるように」
臥薪嘗胆して、楽しく。
今、自分の立っている中で、全力を尽くしていく楽しさが
呼び起こされている。その波に入ってかまわない。

今回、流通などの復興のスピードはとても早く、
神戸の震災の頃はまだ混乱していたような気がする。
日本は天災が多く、
「天然の無常」と山折哲雄さんが表現されていたように、
自然の豊かさと、荒々しさ、私たちは両方を味わってきた。
被災地に向かい、何かしたいという思いと
災害にあった方達の「お世話になってありがとう」という思い。
長年にわたって、そうした暗黙の了解が培われてきた中に私たちはいて、
また、世界がそのことに注目している。

例えば大きな傷を受けて、体は七転八倒して治ろうとする。
今の状態も同じ。
自然の働きが自然のままにあるように、体と心を整えていく。

意識と無意識を、理性と体を分け
思考、意識を主体に動いていくのではなく、
自分の中にある自然、無意識の流れに乗り、主に据えて動いていく。

まず、大きな自然の流れに乗る。
体の部分にも、ひとりひとりにも、それぞれ不完全な部分があって
足りない処を補う働きが起こってくる。
大きな自然の流れが、体の中にはっきりあることをしっかりつかんでいれば、
意識・思考はそれを補い、微調整する働きをしはじめる。

今、打つべき最高の一点を。
休む、動き出す、やめる、また動く、自然の働きにはひとつも無駄はない。
今、最適な動き、最高の動きはひとつしかない。
澄んだ心、澄んだ体で選択していく。
それはゆるしている心、ゆるんでいる体。

それぞれの役割は違う。
いつも心を澄ませ、体をゆるめ、必要なことをやっていく。

役割とは、自らが楽しみつつ、全体の益につながること。
どういう役割をもって生まれ、生きているのかを体に聴いていく。

「楽しい」という字は、神に向けて鈴を振っている字。
神=自然とつながっている状態、
そこに自分が入っているかどうかが、いつも問われる。

自分の役割は、どこにでもある。
どんな処にいても、その場でできることを全力でやっていく。
社会的な役割は、どこにでもある。
仮のもの、仮の枠組と見ることで、自由になる。
全部捨ててもいいんだ、ということ。

[活元運動〜活元操法]、動きたい方へ動く。
今、最適な動きはひとつしかない。

・・午後・・

「全力で生きる=全生」の中に、陽の力、陰の力の両方がある。

陽の力=表に出ている、これならまかせとけといった側面。
力仕事ならok、絵を書くなら、計算ならまかせとけ、といったような。
陰の力=なやむ力、落ちこむ力、忘れる力、逃げる力など。
陰面を否定することは能力を閉ざすこと、
もっている力の全てを受けいれていく。

陰陽は、体のリズムとして現れてくる。
一日のリズム、昼活動して夜、休む。
私たちは陽面を見ていきがちだが、体にとっては陰面、休むことが大切。
その間に成長、回復、変化が起こっている。
陰の休んでいる時間を大切にしていくと、陽面もふくらみ
能力の幅が広がる。
時間ではなく深さ、眠りを深くしていくことが健康の秘訣。

一日の波、月の波、宇宙全体の動きが体に反映されている。
月の波では、一番高潮期に排卵、一番低調期に生理。
一緒にいると生理が同じ頃に起こることがあったり、
波と波は互いに影響を与え合っている。

年の波、今は春の波に乗っていく。
性の働き、=人の役に立ちたいと思う働きが強まり
新しく生まれ変わる時期。

[骨盤のてあて〜穴追い]
きょうはていねいなブロセスを踏むが、
澄んだ気持ちで最後のてあてをすることが、いちばん大切。

無意識に、確実なように思っていた交通システムや建物は、
無数の人がそうしたいと思ってきた努力の結果。
無くなってみて、その上に私たちはあることに気づき、
ありがたい思いが起こる。
家も、いのちも、今あることがありがたい。
そうして日々気づき、
ありがたいな、と味わうことが、枠が無くなっていくこと。
=自然界とひとつになっていくこと。
それは気功が目指しているところでもあり、
今、皆が思っていることでもある。

[宿題]
・後頭部、または骨盤に手をあてる。
・生活のひとつひとつを、ありがたいと感じて生きる。
(*ありがたくないと思われるようなことがあっても、
まず「ありがたい」と思ってから始めてみる。)
・お互いの足をなであう。

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