気功のひろば

ブログ

2016.09.14

心を楽に 〜9/11京都

両目で見る、両耳で聞く。
苦しみからのがれようとするのでなく、自然の流れにまかせる。
秋の入り口。
おだやかなよい講座になりました。(純)

2016/9/11 天野泰司

・・・・・・・・・・

秋の入り口は、「ほっとする」感じ。
変わり目はスタートポイント、
スムーズに過ごせると、後が順調。

感覚が細かくなってくる秋。
心をこめて、物事をていねいに。
そうすることで、順調な流れに。

私たちには使っていない感覚が多くある。
例えば、物事を見ている時も、偏ってみている。
見ている人の偏見が、物事を作り上げていることも多々ある。

それはある意味自然なことなのだが、
出来る範囲で、偏り具合が大きくならないように。
全体を見ていこうとする利点も大きい。
はっきりと、その人の本質をみるように心がけると
見た通りのものが浮き立ってくる。

特に、いつも会うような人。家族、上司、部下など、
「この人はこうした人」という思い込みが、
相手をその通りに動かしてしまう。

両目で見る。
両耳で聞く。

力を入れるのではなくて、充分なゆるみがある時に
ふっと両方が意識できる感じ。

自分の体が変わると、周囲の人の状態も変わってくる。

[実習・心がおちつく やさしい気功
〜両目で見る〜心の動きにまかせる]

ゆるんだ後、遠くの山を、両目で見てみる。対象物は変わってよい。
文字や人の顔などは意識が入りやすいので、最初は風景などからがやりやすい。

「心が楽にならない」のは、自分でそれを選んでいるから。
例えば南へ流れている鴨川を、
北へ流したり、横に曲げたりすることは難しい。
自然に流れているものを、意図的に操作して苦しむ。
自分で自分の心を乱しているのが、苦しみの原因。

のがれようとするのでなく、自然の流れにまかせる。

自らの体を通して
言葉が発達する以前の心、意識以前の心に入ってゆくことで
意識的な心に翻弄されずにすむ。
心をコントロールしようとしなくなる。

心と体は、密接に関わっている。

はじめての気功』にも書いた、「5つの心」の分類。
1.悩む・・頭、神経系 (見ることに関わる)
2.嫌、好き・・おなか、消化器系
3.こんちくしょう(相手に対して腹立たしい)・・
  ・・腰、胴まわり、泌尿器系(聞くことに関わる)
4.ゆるせない・・骨盤、生殖器系
5.せつない、苦しい・・胸、呼吸器系

秋は、3の泌尿器系がポイント。腎臓、足裏をていねいに。

[実習・腎臓のてあて、足の裏をゆっくりなでる〜てあて]
[実習・頭部活点〜そのままゆれる〜まっすぐに座る、
心の動きにまかせる]

「悟り」とは、どこか遠くにある手の届かないものではなく
いつもある、日常的なもの。

生まれながらにあるもの。
その心から離れすぎると、心と身体が分離してしまう。
成長の過程で、意識を獲得した
その後に、またそこへ戻る。
その戻るプロセスが「悟り」。

とらわれない、自由な心へ。
幸せを感じる処へ、戻る。

[実習・立って動く〜肩の荷がおりる気功

朝、散歩して、心の動きにまかせて
ふと立ち止まって、ただ見る。ゆるんで、両目でみる。
また、歩き出す。
紅葉の美しい季節まで、続けるとよい。
寒くなると引き締まってくるので、また違う方法がよくなる。

夜は、「おちつく気功」をした後
体をゆっくりゆらしながら、心の動きに任せる。
心をただ、みる。
体の動きがおだやかな揺れになってきたら、
そのまま、寝てしまってもよい。

(純)

2016.02.24

春の変化 〜2/14京都

そろそろ花粉症が出てくる頃。
タイムリーで、ゆったりした
春らしい講座になりました。(純)

2016/2/14  天野泰司

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春の変化。1月は後頭部、2月は肩、3月は骨盤が開いて上がる。

2月は、そうした変化が引っかかりやすいので
ムズムズを解消するために、色々な症状が出てきて
骨盤を開いていくために、体が総動員される。
なので、症状があったほうがよい。

今、症状を元に、変化をスムーズにしていく良いタイミング。

まず、目+鼻の温湿布。
タオルにお湯をかけて絞り、目の上にのせる。
端のほうにかけないようにすると絞りやすい。
はたはたして少しさまし、横になってゆっくりする。

目をあたためることで、かゆみがおさまり、頭がゆるむ。
鼻をあたためることで、呼吸器全般が楽になり、
胸から肩が変化してくる。
高熱が下がらない時も、鼻をあたためるとよい。

鼻は生殖器、性の働きとも関係しているので
あたためることで、頭に上った気がすっと骨盤に下りる。
顔がほてって手足が冷たい時や、
熱の時にもよい。

鼻をあたためるだけで変わらない時は、「尾骨の焼塩」もよい。
粗塩をフライパンでゆっくり炒り、
和紙に包んで尾骨の上にのせる。
うつぶせになって、古いバスタオルなどの上に和紙をしいて
さめてきたら、紙を抜いてゆく。
熱いので気をつけて。

春には、「やりたいことにパッと乗っかる」と
骨盤、肩甲骨が広がる。
この時期の症状に悩まないこと。むしろ感謝する。
「この症状・不快感が、私を守ってくれているのかもしれない」。

違和感には全部意味がある。
吉野山の役行者像は、鬼を従えている。
敵を味方にすると、良き理解者、協力者になるかもしれない。

[実習・心がおちつく やさしい気功肩の荷がおりる気功

[実習・肩甲骨をゆする→てあて]
2人で。
相手の肩甲骨に軽く両掌をのせて、ゆっくりゆする。
こするのではなく、つけたまま上下する。
しばらくして、てあて。

花粉症の症状がある時は、左肩が上がり
肩甲骨が肋骨に貼り付いたようになっている。
それだけで、左肩が下がってそろってくる。

この時期は、毎年観察して、学んだ手法を使うとよい。

[実習・てあて]

後頭部の中央〜鼻の両側〜ほお骨〜耳下腺を両手で包む〜甲状腺(のど)〜胸線〜胸をなでおろす。
化膿活点〜尾骨を両手でこする〜恥骨の上端中央を押さえる。

(純)

2016.02.09

深く眠るために 〜1/29新宿

朝日カルチャー新宿、初めての講座。
定員を何度も越えて、その度にキャンセル待ち、
折角だからと3人、5人とお入れして、とうとう44人。
大入りの講座となりました。

最初急いで会場に入ってこられた、初めての皆さんも
あくびをし、体をゆらし、だんだんに
自分本来の息の速さに戻っていかれるのが印象的でした。(純)

     2016/1/29  天野泰司
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一瞬の深い眠りが、疲れがとれやすい。
「眠った感じがしない」のは、深く寝ている可能性がある。
「長く眠りたい」願望がある。

息を吐くとゆるみ、吸うとひきしまる。

眠ることは、ゆるむこと、息を吐くことと似ている。
起きている間は、ひきしまること、息を吸うことに似ている。
こうしたリズムがあることが、「生きている」ということ。

眠りが深くなることは、気持ちよく動いていることに等しい。

[実習・耳をつまむ]
耳殻を、しっかりつまむ。
こりっとした固まりがあるところは、それを外に引っ張って出してしまう感じで。

[うなだれて息を吐く〜上を向いてあくび] ゆっくり、3回。

心がおちつく やさしい気功」。

必要以上の不安、心配、悩みは、できるだけ少ないほうがいい。
自分で減らしていける方法として、震災後すぐに作ったもの。

「ゆっくり」が大事。

「より早く、強く、多く」…不安をかきたてる方法が日常にあふれている。
「こうしないと、こうなるよ」それはおどしであって、本来は最終手段。
それを多用する影響は大きい。
おどすことを使わないで生きていくことが、
今の日本では可能。
内側から、「やりたい」気持ちがあふれればよい。

自らすすんでやっていくこと。自発的であること。
それが軽々と「全力で動く」ことを生む。

全力で生きること、それが深い眠りを生む。
寝る時間も惜しい、スッキリ感。
動き、休む、それがヒトの基本のリズム。

今、味わえる「生きている楽しみ」、人として深めていけることは大きい。
ある程度の制限はあってもよいが、
束縛は生きているリズムから外れる。

「深く眠る」ことは、生き方の問題。

日本中で、本当にやりたいことだけをやっている人があふれたら
精神的に豊かな時代がくるだろう。

やりたい感じが出てきた時、やりたいことにブレーキをかけない。
そうすると、深く眠れる体に戻る。
思う存分、やればよい。

心と心はお互いに響き合っている。
以心伝心、人はお互いの気配を感じて生きてきた。

ブレーキをかける心は、ブレーキがかかる心と共鳴する。
私が自発的に動くと、周りも自発的に動く。
周囲を変えることは難しいが、自分を変えることは可能。
自分のブレーキを外し、自ら動く。

[実習・後頭部てあて]
頭の骨は、ゆるむとうごく。ジクソーパズルのような
パーツの集まり。
後頭部の両側に、てのひらの真ん中をあててゆっくり休むと
骨が動いてくる。
こうした「思わずゆるむ状態」が、自発的な体の動きを生む。

てあては、「ポカンとしてしまう」ことが大切。
習慣になると、無意識化しやすい。
無意識が変わると、習慣になる。

体が喜ぶ、気持ちいいこと、
体が満足する気持ちよさを選ぶ。

一過性の気持ちよさは、エスカレートし、より刺激を求める。
本物の気持ちよさは、繊細で、より小さい刺激へ向かう。

伝統文化の中に、どんどん細かく繊細になっていく例が多い。
例えば茶道、お茶を淹れて飲むだけのことが、
より細かな感覚を働かせるように変化していった。
形式でストップしている状態を乗り越えて、
より深い、体の満足する、気持ちよい方向を選ぶ。

それが、「よく眠ること」の本質。

2015.12.19

豊かさを周りに 〜12/13京都

いつもより15人ほども多く、35名でストップしたものの
キャンセルまちの方も待ちきれず当日来られたりと
満員御礼だった京都。
今年最後の講座、ほんとうにありがたい思いでした。

リラックスの深い講座でした。
テーマの似た中之島とは、また、全く違う雰囲気に。

この2回はセットかな、と思うので
両方、起こしていきますね。(純)

2015/12/13  天野泰司

・・・・・・・・・・

心は、方向指示器。自分が向かう方向を決めていく。
「気持ちがいいな」と思う方向へ向かっていくことが大切。
ふと、好きなものを置いてみたり、
好む状況が目や耳から入ってくるようにする。
それは、潜在意識に入る。

加えて、体の中に残っている不快感をスッキリさせる。
大掃除も同じ意味。

気になる処がひとつきれいになると、変わる。
全部やろうとしないことが大事。
そのきれいになったところへ、ふと目がいく。
そうすると、流れができてゆく。

体も、心も同じ。
「なんか全体的にしんどい」という状況から、
どこか一点が晴れると、全体が変わってゆく。

今、気になる一ヶ所だけを掃除する。
今、気になるひとつのポイント、そこを楽にする。
そうすると全部変わった気がする。

「日本社会全体を変える」のは難しいが、
自分の周りのひとつところを変えていくことは、誰にでもできる。
私一人が動く。
その中の、心・体の一点が変わる。それは、大きな意味を持っている。

翻訳している「The book of life」、12/1
テーマは「Alone」。ひとり、その中に美しさがある。

自分が向かう方向を決めてゆく。
その方向へ、潜在意識の方向性を決めてゆく。
意識と無意識をそろえる。

[実習・ポカンとする]

首を前に倒し、息を吐く。
ゆっくり前にもどる。
上を向いて首の楽な角度を探し、
口を少し空けて、ぽかーんとして、あくびの呼吸。
3回。

心がおちつく やさしい気功」、おそうじバージョン。

「おちつく気功」は、震災後に作ったもの。

京都造形芸術大の通信教育の授業で、1週間続けて
やってもらっているが、
それだけで大きく変わってくるものがある。
先日は、予防接種で大きな副作用があった方から
「被害者意識が抜けた」とご報告をいただいた。

それはとても大きなことで、
心を留めつづけることで、二次的三次的被害も起きる。

予防接種には大量の保存料が使われているという。
仮に病気にさせる以外に、水銀・アルミニウム系の溶剤が、
生後2ヶ月から体に入る。効かないから、2回も3回も打つ。
1回目に少しでも嫌な感じがあったら、
2回目は絶対に打たないこと。
インフルエンザの接種も同じ。

こうした話は「命を軽視している」と批判されることがあるが、
それは「日本が攻撃されたらどうするのか」という話と似ている。

私たちは何故、そこまでして
生後二ヶ月から計画的に子どもを仮の病気にしつづけてまで、
強制的に、力を使って、「守る」ことをしなければならないのか。

それは、心の弱さ。
私たちの心が、弱くなってきている。

この病気を活かして、今迄の生活習慣を根本的に見直し、
よりよい人生を送ってゆく「治る力」を奮い起こすこと。

「それでも攻めてくるなら攻めなさい」と言える精神性や、
「何でこの国を攻めるの!?」と世界中が思うような状況を培うこと。

 その人たちの本来の目的が叶うなら、
わざわざ日本に攻めてくる必要はない。目的があるから攻める筈。
短絡的な発想、冷静に物事を考えにくい状態は、
体に慢性的不調があって、生活に行き詰まりがあるから、
暴力的な方向に行きたくなってしまう。

何故、右肩上がりでないとならないのか。
給与明細の文字面を見ただけなら、
行き詰まっている感があるかもしれない。
けれど、窓の外に目を転じると
空は美しく、自然は豊かで、生活は整っている。
世界中から日本を目指して、旅行客がやってくる。
表面的な行き詰まり感は、たいしたことではない。

日本には元々、豊かさがある。
そこへ、物理的豊かさが大きく加わってきた。

日本の豊かな自然、そして精神的な豊かさだけで
私たちは充分満たされる。
例えば日本人の、お互いを思いやり、
大切にする心は、なかなかないもの。

お金が回らなくても豊かに生きていくことはできる。
少し前の時代の人たちは、みなそうして助け合ってきた。
それは私たちが、千何百年もかけて培ってきた豊かさだ。

今の時代は、経済的成長が前提で、
お金の取り合いから始まっている。
「何となく明るい気分」が経済を動かしている原点で、
そうしたトリックが働いていた時代だった。

「何となく明るい雰囲気」をひとりひとりが培う。
お金が動かなくても、豊かな生活ができる。
本来は、「国」という枠組みも変化していくもの。

一人ひとりが豊かさを回りに広げていく。
感じることができれば、広がる。
ちょっとした幸せ、大きな幸せ。
いろんな幸せな感じが、豊かさにつながる。

生活上の小さな幸せ感、
「幸せ」という言葉にもならないような、満足感。
それを自分の中に見つけた時、大きな力になる。

妊娠中、生後13ヶ月、3才迄が潜在意識が全開のとき。
その時に、幸せの種をいっぱい撒いてもらうことが
幸せの土台になる。それが、世の中を平和にする。
子育ては社会貢献。

3才過ぎたら、
「自分で」子どもに還る。
子どものような、やわらかな心と身体、
心身をゆるめていく効果はさまざまに大きい。

相手をみる時も、その人の「子ども」、
本来のその人自身を見てゆくとよい。

(純)

2015.12.18

不安を手放し、自ら変わる 〜12/5中之島

朝日カルチャー中之島の講座は、フェスティバルホールの上階。

フェスのシンボル、大階段もクリスマス仕様です。

P1060638

大階段横の、このひっそりとした通路も好き。

P1060640

今年最後の講座は、眺めのよい18階の会議室。
広くてよいお部屋でした。

「自ら変わる」ことについて、本質的なお話がありました。
起こしていきますね。

2015/12/05  天野泰司

・・・・・・・・・・

心と身体は、つながっている。

例えば、左の首を冷やすと、不安な気持ちになる。
嫌なことがあると、左の肋骨下が固くなる。
逆に、左の肋骨下が固くなっているから、嫌に感じるということもある。

心と身体、どちらが先かはわからない。
便秘の時は、左足が縮んでいる。
左足が縮んでいるから、便秘気味なのかもしれない。
心と身体を分けないで、一緒にやっていくことが大事。

例えば、これから年末迄、
朝、鏡に向かって「にっこり」、寝る前にも「にっこり」してみる。
そうすると、「私はにっこりしている」ことが潜在意識に刻まれていく。

「潜在意識的なところが変わる」ことが、「私が変わる」こと。

そうした「漠然とした感覚」は、深いところで他の人とつながりあっている。

ユングはそれを、「集合的無意識」と名付けた。
彼は易を研究し、そうしたことに気づいた。
占う人、占われる人は無意識のエリアでつながっていて、
占いが「当たる」ということが起こる。

なので、家庭の中で一人が変わることが、本質的な変化を引き起こす。

ただ、「誰かを責めている心」の中では、変化が起こりにくい。
それは、気持ちを自ら「変化しないようにとどめている」ため。

「彼はあんな人」と誰かを否定することは、
その人の好ましくない(と思われる)部分を肯定し、
固定していくことになる。

なので、「あの人が変わってくれれば」という心を
自分の中に見つけたら、
消しゴムで消してゆく。

それが「私が変わる」、自ら変わっていくこと。
「にっこり」することもよい。

潜在意識的な扉が大きく開いているのは、誕生の前後。

誕生前後のような元気な体、天心。
野生生物がゆったりとくつろいでいるような、
おだやかな微笑みがあるような感覚。

「〜を良くしよう」
「この部分はマイナスだから、変えていこう」ではなくて
ある一点につながれている心がほどけて
ニュートラルになり、
体がほぐれて気持ちよくやわらかな状態。
つまり、
「体はゆるみ、心はゆるす」。そうなると
周囲の状況そのものが自然に変化していく。

相手を怒っている、ゆるさないと思う気持ちを
持続させることが、自らを苦しめつづける。
手放して大丈夫。
手放した上で、具体的に行動したほうが楽になる。

[実習・ポカンとする]

首を前に倒し、息を吐く。
ゆっくり前にもどる。
上を向いて首の楽な角度を探し、
口を少し空けて、ぽかーんとして、あくびの呼吸。
3回。

心がおちつく やさしい気功」。

手をなで、顔をなでて、自分の体をゆるしていく。

最後に「うん、大丈夫」とつぶやくが、
この、漠然とした「大丈夫」な感じが、生きている土台になる。
特別なことがなくても、何となく気持ちいい、
幸せな感覚、「大丈夫」な体の感覚(=下腹部の実)があると
「大丈夫」なことがついてくる。

下腹部が虚であると、いろんなことがうまくいきにくい。
そうして身に合ったことが実現していく。

体を整えていくことは、世界観が変わっていくこと。
状況が変わって、物事に適切な手助けができるようになる。

不安は全部手放して大丈夫。
手放しても、何も無くならない。
状況が変わって、物事に適切な手助けができるようになる。

安心して手放すことは、自分の体を信頼し、任せること。

体に不安があると、体は応えてくれない。
体は自然の作った芸術作品。
体に任せると、返ってくる。
体への不信感を洗い流し、「大丈夫」な習慣を作っていこう。

[実習・立ってうごく]

気持ちがいいように、動く。
考えない。
(純)

2015.11.08

冷えを抜く

きょうは、朝日カルチャー京都の「季節の気功」。
窓からは、雨に煙る東山。

「まだとても冷えて大変、というほどではないけれど」と始まった、「冷え」に特化した講座。
とても良かったです。

リクエストがあったので、お話部分を起こしますね。

2015/11/08  天野泰司

・・・・・・・・・・

冷えを感じた時に、抜いていくようにすると、冷えに強くなる。
冷え始める時期が重要。

冷えを感じている人・感じないけど冷えている人・感じない人の3種類があって、
鈍らせて感じないようにしている場合もある。

寒さで、足指の3・4指間がちぢんだまま
広がらない状態が、「冷え」。
骨盤・足の片側が緊張し、体のねじれが起こる。

なので、足をあたためると、骨盤まですぐ変化する。
生理痛や周期が不安定といったことも、
冷えに対応していくことで、自然な状態に戻る。

足湯は、足のくるぶし迄、ちょうどよいお湯につけ6分。
さめていくので差し湯を忘れない。
くるぶしは骨盤を調整するポイント。

左右の足の赤さを比べ、差し湯をして、
白い方の足をあと2分。
その間に、反対の足をふいて靴下をはく。

骨盤の左右差の調整になるし、
準備・後片付け含めて30分ほどかけ、
ほっとした感じで、足湯をすることで
神経系統の調整もできる。

「冷え」や、呼吸が苦しい、おなかがいたいなど
さまざまな症状は、自然のリズムを取り戻していく入り口になる。

「冷えないように」と用心することは
潜在意識(=身体)に、「私は冷えやすい」と言い聞かせていることになり、結果、却ってよく冷える。
考え方を変えていくことで、暗示から開放される。

「寒いから風邪をひく」のではなく、
「変化したい」時に風邪をひく。
自分の力で自然に風邪を経過した時は、
負担無く一番必要な変化が起こる。
先天的な体質の改善など、
体そのものが能力を発揮しやすい状態、「望ましい自分」に変化する。

「冷えたらあたためる」ことが大切。
そして、「乾いたら水を飲む。」

日本の冬は乾燥しやすい。
秋のお彼岸〜春のお彼岸まで、ちょこちょこと
水をのむことで、体が潤い、
関節痛や神経痛も改善される。

がぶがぶ飲むのではなく、こまめに少し飲むこと。

[実習・足腰をなでる]

外ももの外側をなで、膝下の外側をなでる。(消化器系統)

足の3・4指間を、すーっとたどって
指が止まったところをじっと押さえる。
(以後、生殖器・泌尿器系統)

→足裏・足の甲をなでる。ゆっくり。ていねいに。
(この後、足湯をするのもよい)

足の内側をなで、内股をなでる。

腰をなでる。

・・こうして、足腰をひとまとまりになでることで
保ちがよくなる。
なので、冷えは腰が変わるきっかけになる。

「自分は冷えやすい」という意識から開放されることで、腰椎1番が変わる。
そうすると3〜5番の動きもよくなり、
すなわち体が変わる。

悩み・苦しみは、考え方を変える機会。
それをきっかけに、体と心が変えていける。

[実習・ポカンとする] (神経系統)

首を前に倒し、息を吐く。
ゆっくり前にもどる。
上を向いて首の楽な角度を探し、
口を少し空けて、ぽかーんとして、あくびの呼吸。
3回。

心がおちつく やさしい気功」。

立って体をほぐし、ひきしめて終わりました。
みなさんの顔色もよく、ほかほかした心持ち。
雨の澄んだ気配と、体のあたたかさが印象的でした。

(純)

2015.10.13

気持ちよさに素直に

朝日カルチャー中之島、9月。「心と身体がストーンとゆるむ」。
安保法案の強行採決、翌日でした。
お話からお届けします。

2015/9/19 天野泰司

・・・・・・・・・・

心のこわばりは、体に現れる。

〈実習・心がおちつく やさしい気功

もっと、気持ちよさに素直になる。
そうすると、気持ちよさへの感受性が上がってくる。
それは、幸せの源泉。

気持ちよさは、産まれる前後に培われる感覚。
小さい子が「だっこ」と手を伸ばすなら、どんどん抱っこする。
そうすると、大きくなってもその気持ちよさが残る。
お腹にいる時の幸せな感覚。
小さな時に満たされなかった部分は、今、自分で養うことができる。

本当の幸せの土台は、体の中にある気持ちよさ。
いやな感じを避けること。
それは、自分を守る基本的な感覚。
無意識の動きは、根本的な問題を解決する糸口になる。
何気なく動いた、そのことが大切。
問題を頭で解決しようとしない。

こうしたことは、自然に適切な方向へ動いていく支えになる。

明るい方向へ動く。嫌なほうへは行かない。
今大切なことは、この、本能的なアンテナ。
そうすると、体が自ずと整い、自分で判断する土台になる。

ひとりひとりが自分の判断で動き、大きなものに流されない。
今日から、そういう時。
自分の足で立って、考え、行動する。
何となくふらふらしたり、埋もれていると、不自然な方向へゆく。
指針は自分の中にある。

日々の、「ほんの少しの気持ちよさ」が積み重なると
心の余裕が出てくる。
辛いことは、全部キャッチしなくていい。
出来事や、相手の中心をキャッチする。
それは、いのちに対していのちで向き合うこと。意識ではない。

私が、一人が自らの感受性を高めると、
それは周りに広がってゆく。
ユングのいう「集合的無意識」、人々は深いところでつながりあっている。

スイッチが入れば、無意識の流れは必要な処まで必ずとどく。

人は、体の中から湧き上がってくるもので動く。

日本の民主化の流れは、必ず流れていく。
ストーンと変わる。ふいに、起こる。
意識のゆるんだ時、すきま。
本来の心がそこにある。
純粋なものが立ち現れた時、ブレーキが一遍に外れ、体がいちどきに変わる。

こちらが、ほぐれていて
心と思考が自由であると、相手の変化が生まれる。
いのちといのち、
こころとこころが通じ合う。
元々あるもの=「自然」にたどりつく。

(純)

2015.10.12

腰を元気に

秋らしい毎日が続きますね。
朝日カルチャー京都、10月。気持ちよいお天気。
お話部分からお届けします。

2015/10/11 天野泰司

・・・・・・・・・・

この時期のポイントは、腰。
腰が気になる=腰を元気にしていく時。

涼しくなって汗をかかなくなると、腎臓の負担が多くなる。
肝臓が右側にある関係で、腎臓は右側が少し下にあり
元来、左右不均衡なのが自然。
汗をかかなくなることに、その左右差が加わって
片側の腰に負担が生じる。

また、朝晩の気温差があって、冷えの影響を受けやすい時期。
足のうらが縮み、内股が緊張することで、おへその横あたりの
緊張が起こって腰にくる。

冷えと腎臓、双方が腰に負担をかけ、固定化しやすい。
なので、今は「腰のトレーニング期間」。

足うらの縮みをとるのがとても効果的。
足湯がおすすめ。
腰が痛いとき、冷えたと思ったときに、大きな効果がある。

日本に四季があって
気温や湿度が大きく変化することが、
体をリニューアルする機会になる。

「腰をこわした」ととらえるか、
「腰に喝が入った!」ととらえるかで経過が変わる。
人は、大脳の働きを自分で制御することができる。

〈実習・指の間をつまむ〉
手の指の間の水かきをていねいにさがし、
こりっとした固まりが見つかったら、つまんで外へ引っ張って
出すようにする。

〈実習・内股をはじく・わき腹をつまむ〉…同じ要領で、ゆっくりと。

こわばっているものは、もうひとつ引き締まるとゆるむ。
逆に、ゆるみすぎているものは、もうひとつゆるむと
正常な引き締まりが得られる。

〈実習・肩の荷がおりる気功

人の体は、動くことで調整されていく。
手あてしたり、こわばりをとったりして、運動しやすくすることと
運動を妨げている思考を外すこと。

〈実習・後頭部のてあて〉…「眠の法」
〈耳の後ろの骨のてあて〉

耳の後ろの骨を手あてすることで、腰椎1番の力がぬけて
腰椎4番に力が集まり、
腰がしっかりして、勘が働くようになる。

正座もよい。現代は椅子の生活なので、
腰椎1番=大脳の働きが中心になりやすい。
しゃがんだり、短時間でも正座すると、腰椎4番に力が集まり
腰がしっかりして、本能的な勘が働くようになる。

(純)

2015.06.16

夏の準備を

朝日カルチャー京都、6月。薄曇りの落ち着いた天気。
お話部分からお届けします。

2015/6/14 天野泰司

・・・・・・・・・・

この時期は、湿度と温度が高いので、スッキリしない感がある。
ヒフ呼吸がしづらいことと、汗が分散しないことから腎臓に負担がかかり、
結果、椎骨がねじれて、腰をこわしたり、優柔不断な気分になりやすい。

汗を上手にかくこと、
息をしやすくすることが、梅雨の時期のポイント。

まず、体のねじれをとってみよう。

〈実習・ねじりの操体法〉
頭は天から吊られるようにして、後ろへゆっくり体をねじる。
反対側もねじってみて、
ねじりやすいほうへ、ちょっと大きくねじる。
ふっとゆるめて、呼吸が落ち着くのを待つ。この時間が大切。
落ち着いたら、確認の動作。
ねじりやすかったほうへ一度、
ねじりにくかったほうへ一度、ねじってみて
やりにくかったほうが、ふりむきやすくなっていたら成功。

操体法の原則は「楽なほうへ動く」こと。
これは、この時期に大切。
もちろん日常的にも、大変でやりづらいことを無理してやるのでなく、
まず、やりたいことを先に、それをちょっと積極的にすることで、
やりにくかったこともすらすら進む。

嫌なことを先にしようとして、だらだらすると
体のねじれが強調されて、
得意なほうもうまくいかなくなる。

ハードルを乗り越えることで、却って勢いが出るのは
体のひきしまっている冬。
いまの時期は、やりやすいことをしていくことが大切。

つづいて、呼吸をしやすく。
〈実習・がっかり体操・あくび・肩まわし〉
〈実習・心がおちつく やさしい気功

「おちつく気功」は、震災後に作ったもの。
心の不安が抜けると、腰が動きやすくなり、
さっと行動できる。
動けないのは、気持ちや性格上の問題ではなく、
からだを動かすことで調整、対処できる。

太ももの裏側がちぢむと、息がしにくくなる。
中央に縦に走っている筋を探し、
その中で固いところに手あてする。
内側から外に向けてはじいてもよい。

〈実習・肩の荷がおりる気功
この時期は、例えばこの中の「片手回し」のような、
スパッとした切れのある動作を、
無理なく楽に動けるルートを探してやっていく。

楽々と、のびやかに、気持ちよくうごく。
リズミカルに。
そうすると、太ももの裏側がのびて
汗がかきやすくなる。
はじくのと同じ効果がある。

そうした動作と、
ゆったりした動きを両方するとよい。(純)

2015.04.23

骨盤がふんわり

朝日カルチャー京都、3月のお話からお届けします。

2015/3/8 天野泰司

・・・・・・・・・・

「気持ちよい」と感じることに、時間をとる。
自分のために。
心底、気持ちよく楽になるように。

それは、流されて、「何となく楽」とは違う。

自分に集中している時間。
体の気持ちよさに、素直な時間。
仕事はてきぱきと片付け、自分と向き合う「そのための」時間を作る。

〈実習・心がおちつく やさしい気功〉

心が満ちていると、幸せを感じる。
そうすると、大変だと思っていたことが楽になる。
辛い局面がジャンピングボードに変わる。

心の捉え方に寄って、同じ状況でも
「幸せへの可能性」や「幸せをつかむ能力」が変わってくる。
それが、「心の能力」。

私たちは、心が感じ取れる幅の、ごくわずかしか感じていなくて
他はスルーしている。
辛さ、嫌なことを感じないようにそうしていると
幸せも感じなくなり、嫌なことに多く出会うようになる。

幸せへの感度が上がると、辛さ、嫌なことへの感度も上がり
嫌なことから遠ざかり、出会わないようになる。
それは、野性の動物がしていること。

怖れからじっとしていると、幸せ度が下がって
不幸に出会うことが多くなる。

感覚を拡げる。
いやな感じから逃げ、気持ちよさを味わうことが大切。

気功では、気持ちよさに感覚を拡げ、辛さから遠ざかる。
それが習慣になると、気持ちよい日常に変化し
病気になっても回復がスムーズになる。

例えば、首回し。
ゆっくり首を回す。痛む部分は避けて、気持ちよく回していく。
痛む部分に気づくこと、痛みが出てくることが回復への道筋。
気づいていないと、それが持ち越しになる。
頭の使い過ぎだな、と気づくと、腰が動いてきて
さっと行動できるようになってくる。

気持ちよい方へ、思わず動く。
体が自ら、動こうとする。
それは骨盤の働き。わくわくするかどうかが大切。

「ときめき」は、骨盤に由来する感覚。
「しなければならない」だと、わくわくしない。ときめかない。
その2つは区別する必要がある。

春は、骨盤がふんわりと開き、浮かんでくる季節。
キャパシティも広くなる。
体に素直に、本能的に、気持ちよく過ごすことが大切。

歩くことも骨盤のとてもよい調整。
大股で20歩くらい歩くと、骨盤の左右差が調整される。

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